米国との国交正常化を経てまた距離を置きつつあり、ポストカストロの時代を迎えた社会主義国家キューバ。街にはコロニアル風の建築物が並び、郷愁を感じる風景。どこからともなく流れてくる陽気な音楽に人々が集い、踊る音楽の国。彼らは情熱的で、底抜けに明るく人懐っこく、輝くような笑顔を私達に向けてくれます。そんな楽園のようなキューバに、世界中の人々は魅了され、虜になってしまいます。本州の半分ほどの面積しかない小さい国ながら、ヨーロッパの街並みが今も尚残る歴史地区、カリビアンブルーが美しいリゾートビーチ、カルスト地形の奇石が生み出す渓谷等見所は尽きません。

キューバとは

キューバ基本情報

【正式名称】キューバ共和国
【面積】109,884平方キロメートル(本州の約半分)
【人口】約1,148万人(2017年:世銀)
【首都】ハバナ(Habana)
【民族】ヨーロッパ系25%,混血50%,アフリカ系25%(推定)
【言語】スペイン語
【宗教】宗教は原則として自由
【時差】日本よりマイナス14時間(サマータイム時マイナス13時間)

コロニアル建築が美しい、世界遺産「ハバナ旧市街とその要塞群」

ハバナの大聖堂

ハバナの大聖堂

ハバナの革命広場

革命広場にて

首都ハバナは、16世紀初めにスペイン人により建設されました。新大陸に進出したスペインは、ハバナの町を守りました。植民地時代のコロニアル建築が並ぶ美しいハバナの街並みは「カリブ海の真珠」と称されています。 ハバナでは観光地はもちろんのこと、社会主義の中で生きる人々の生活を垣間見る「キューバ人の家庭訪問」や、文豪ヘミングウェイも通ったレストランや滞在したホテルに実際に足を運ぶなど体験型の楽しみも非常に多いので、連泊してじっくりとお楽しみ下さい。

街角でキューバ音楽に触れる!

キューバのストリートミュージシャン

キューバのストリートミュージシャン

ハバナのトロピカーナショー

トロピカーナショー(イメージ)

ヨーロッパの植民地化により、カリブの国々には沢山の人々が奴隷としてアフリカから連れてこられました。人の流れと共に、文化も様々に入り込み、キューバではソンやルンバ等の音楽が生まれました。街角を歩いていると、至る所から陽気なサウンドが流れてきて、思わず踊りだしてしまうほど。陽気な音楽はキューバの生活には欠かせません。 世界有数のキャバレー「トロピカーナ」のショーも見ごたえ十分です。

クラシックカーに乗車体験!

キューバのクラシックカー

明るいパステルカラーのクラシックカー

キューバのクラシックカー乗車体験

クラシックカー乗車体験もどうぞ

キューバではアメリカ影響下の1940~50年代に輸入されたクラシックカーが今でも現役で街中を走っています。中には60年70年ものといった車がごろごろと。旧市街の街並みに映えるカラフルな車体に思わずカメラを向けてしまいます。ツアーではハバナでの観光時に乗車体験にご案内。見るだけでもいいですが、実際にクラッシックカーに乗ってハバナの街を巡るのも貴重な体験になるでしょう。

キューバのお酒を楽しむ!

キューバを代表するカクテル、モヒート

モヒート

ピニャコラーダ

ピニャコラーダ

キューバではサトウキビの栽培が盛んなため、ラム酒が有名。ラム酒をベースとしたきりっとした喉越しと甘い後味のカクテルはキューバの名物。ダイキリ、モヒート、ピニャコラーダなど暑いキューバで飲むと絶品です。お酒もキューバの旅の楽しみでもあります。お気に入りの1杯を探してみてください。

文豪ヘミングウェイのゆかりの地、コヒマル村

コヒマルのヘミングウェイの胸像

コヒマル村のヘミングウェイの胸像

ラ・ボデギーダ・デル・メディオ

ヘミングウェイが通ったラ・ボデギータ・デル・メディオ

アメリカで生まれ育ったにも関わらず、生涯の約三分の一を過ごしたキューバ。彼は釣りを好み、よく海に出掛けました。ツアーでは小説『老人と海』の舞台となったコヒマル村を訪問。またカクテル“モヒート”で有名なヘミングウェイが通ったレストラン、ラ・ボデギータ・デル・メディオでのご夕食や、ハバナの旧市街ではヘミングウェイが常宿としていたホテル・アンボスムンドスもあわせて訪れるとよいでしょう。

カリブ海に面したキューバ随一のリゾート、バラデロ

バラデロの透き通るような海

透き通るようなバラデロのビーチ

首都ハバナの東方約150kmに位置するバラデロは、カリブ海を代表する楽園リゾートです。目の前には、光輝くカリブ海と美しい砂浜が広がっています。ホテルレストランや一部のアクティビティ、そしてほとんどのアルコールがご自由にお楽しみいただけるオールインクルーシブのサービスなので、ゆっくりとカリブ海を満喫されてはいかがでしょうか。

砂糖貿易と奴隷貿易の一大中心地、世界遺産「トリニダーとロス・インヘニオス渓谷」

トリニダーの旧市街

トリニダー旧市街にて

ロス・インヘニオス渓谷

ロス・インヘニオス渓谷

キューバの中央部にあるトリニダーは、17~18世紀以降、砂糖貿易と奴隷貿易の一大中心地となり栄えました。 サトウキビ農園での労働を支えていたのは、アフリカ系の黒人奴隷達。砂糖貿易で富を得た農園主たちは、トリニダーの町にバロック様式の豪華な邸宅を競い合うように建てました。当時の街並みが残るトリニダーの旧市街と、サトウキビ農園が広がロス・インへニオス渓谷は1988年、世界文化遺産に登録されました。 ツアーでトリニダーから30㎞ほど離れた、マナカ・イスナガにも足を延ばし、「荘園跡」や「奴隷監視塔」も見学。搾りたてのさとうきびジュースもお楽しみながら、当時の荘園に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。

スペイン建築の宝庫、世界遺産「シエンフエゴス歴史地区」

シエンフエゴスにて

シエンフエゴス歴史地区にて

キューバの中央部南岸に位置するシエンフエゴスは、19世紀、フランス人移民の植民地集落として建設されました。フランス式の近代的都市計画が取り入れられた、シエンフエゴスの街には格子状の街路に整然と建造物が並びます。19世紀当時の建物が現存し、「南部の真珠」と称される美しい旧市街は2005年世界文化遺産に登録されました。

植民地時代の古い街並みが残る、世界遺産「カマグエイ歴史地区」

カマグエイの街並み

カマグエイの街並み

カマグエイの自転車タクシー

名物ビシ(自転車)タクシー

16世紀、キューバ中央部に建設されたカマグエイ。中央広場を中心に区画整理されたラテンアメリカの他の植民都市とは異なり、細く曲がりくねった路地が不規則で複雑な街並みを呈しています。外敵の侵入を防ぐため、細い路地と無数の袋小路が血管のように走り、まるで巨大な迷路のよう! ツアーでは、キューバ名物ビシタクシー(自転車タクシー)にも乗車頂きます!

革命の火蓋を切り、カストロが眠る、キューバ第二の都市サンティアゴ・デ・クーバ

サンティアゴ・デ・クーバのサン・ペドロ・デ・ラ・ロカ要塞

1588年、ドーバー海峡でイギリスに敗れたスペインの無敵艦隊は、イギリスの脅威に備え、その2年後の1590年、カリブ海の要衝であるサンティアゴ・デ・クーバ湾の突端にサン・ペドロ・デ・ラ・ロカ要塞を築きました。幾度となくイギリス艦隊の攻撃を受けながらも、要塞は修復を重ね、防御の役割を果たしました。この要塞はスペインがラテンアメリカに築いた軍事建築物の中で最も状態が良く、1997年、ユネスコの文化遺産に登録されました。

ツアーでは、上記の「サン・ペドロ・デ・ラ・ロカ要塞(モロ要塞)」の他にも、フィデル・カストロが革命の勝利を宣言した「セスペデス広場」、そしてカストロが眠る「サンタイフィゲニア墓地」にもご案内します。

革命者達が再上陸を果たした地、世界遺産「グランマ号上陸記念国立公園」

グランマ号公園

かつてメキシコに亡命していたカストロやゲバラが革命を目指し再上陸をした場所であり、キューバの歴史上とても重要な場所です。その時に乗っていた船「グランマ号」からこの公園の名前が付けられました。

また、海岸線に沿って40km以上続く石灰岩の段丘は世界最大規模で、地球の地殻変動や地質構造を知る上で貴重な場所とされ、1999年、グランマ号上陸記念国立公園は、キューバで初めての世界自然遺産に登録されました。樹齢500年以上のサボテンやこの地域にのみ生息する色鮮やかなカタツムリなど、300種類以上の固有の動植物が生息しています。

チェ・ゲバラが眠る町、サンタクララ

サンタクララの革命広場

サンタクララのチェ・ゲバラ記念霊廟

サンタクララの装甲列車襲撃記念碑

装甲列車襲撃記念碑

コロンブスによって開かれ、キューバで最初に欧州人に建設された都市でもあるサンタクララ。17世紀にはスペイン植民地統治の中心地として繁栄し、周辺地域でサトウキビやタバコが大量に栽培され、その集散地としての役割を果たしつつ、関連工業を発達させてきました。 ツアーでは、「革命広場」はもちろんのこと、ボリビアで39年の生涯を終えたチェ・ゲバラの遺骨が納められている「チェ・ゲバラ記念霊廟」や、サンタクララ攻防の大勢を決した「装甲列車襲撃記念碑」、市内を監視していた「カピーロの丘」にご案内します。

自然美と土着文化の融合、世界遺産「ビニャーレス渓谷」

ビニャーレス渓谷

キューバ北西部のビニャーレス渓谷はカルスト地形の奇岩の山々に囲まれた場所。お椀を伏せたような形の山々や、数多くの洞窟や鍾乳洞が点在します。ビニャーレス渓谷では古くから先住民によってタバコ栽培が行われていました。今尚、トラクターを使わずに牛で畑を耕す伝統的な方法でタバコが栽培されており、1999年、ビニャーレス渓谷は自然美と土着の建築や伝統が見事に融合した場所として世界文化遺産に登録されました。ツアーではボートに乗って、「インディオの洞窟」という名の鍾乳洞を見学します。

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