鬱蒼とした深い緑のジャングルの中から忽然と姿を現す、高さ200メートル弱の絶壁の岩山がシギリヤ・ロック。
その頂上には、約1500年前の王宮跡が残っています。
敬虔な仏教徒のシンハラ王朝で自ら父王を殺して王位についたカッサパ1世王が、追放した弟の復讐を恐れて、岩山の上に宮殿を建てました。岩山の中腹よりもやや上に位置する王宮の城門には、巨大な獅子像が象られており(但し、現在は足の部分のみ残存)、頂上にある、美しい「水の庭園」を配したその王宮では、王が踊り子の舞を楽しんだとか・・・。しかし、わずか十数年後、カッサパ王は弟に殺され、主を無くした岩の上の王宮も終わりを告げました。
頂上の王宮はその後荒廃し、殆ど跡形もなくなりましたが、岩山の中腹付近、西側の窪みの岩肌には、おおらかな筆遣いで、鮮やかな色彩の美人画(「
シギリヤ・レディ 」)が22体残されており、往時の華麗な宮廷生活を偲ばせています。 |