★★★ 以下に、「サン・サヴァンと西フランス・ロマネスク 10日間」のツアー内容をご紹介させて頂きます。実際のツアーに関しましては、添乗員や現地ガイドの判断やツアーの進行状況、その時の現地事情によって、掲載内容と若干異なる場合もあります。予めご了承下さい。
第1日目(東京〜ボルドー)
第3日目(ポワティエ滞在 〜サン・サヴァン、ショーヴィニー〜)
ポワティエは巡礼の町として栄え、多くの教会が点在する町です。フランスロマネスク建築の傑作のひとつに数えられる、ノートルダム・ラ・グランド教会のファサードは圧巻です。 様々な図像が所狭しと描かれていて、なかでもアダムとイブが登場する原罪の場面からキリスト生誕に至るまでのストーリーの見せ方にも注目です。 ポワティエでは聖女の聖遺骸を今でも守っているサン・ラドゴンド教会も訪れます。 ラドゴンドは6世紀実在の女性で、チューリンゲンの王女として生を受けたものの、戦により囚人としてフランスに連れ去られ、 後に教養と慈悲の心を見初められメロウィング朝の王妃に迎えられるという数奇な運命を辿りました。 ポワティエには自ら女子修道院を築き、自身も人生の後半を修道女として生き、数多くの奇跡を残したと言われています。
▲サン・サヴァン修道院付属教会
<左>天井のフレスコ画「ノアの方舟」
<右>サン・サヴァン修道院(外観より)
▲ノアン・ヴィック「サン・マルタン教会」の”キリストの捕縛”
キリストに接吻するユダの姿が、太く力強い輪郭で表されています。迫力と臨場感に溢れた筆深いは、棟方志功の作品を彷彿とさせます。
今日はロワール川沿いの古城を数多く車窓に眺めながら走ります。
(といっても川靄が出てしまえば幻想的な景観に早変わりですが・・・) シェール川を見下ろす丘の上に在るサン・テニヤン・シュル・シェールのサンテニヤン僧会教会は、内陣の柱頭に12世紀のオリジナルと19世紀の再現が混在し、修復の過程を比較することも出来ます。 地下のクリプトにはフレスコ画が描かれていますが、聖ジルの奇跡を描いたものや、どこか日本画風のものまで様々です。
後陣側の庭へ入り、ユーモラスな持ち送りを見上げながら、正面へ。 川の氾濫などで地面が1メートル近く上昇し、身廊の一部と本堂のフアサードは廃墟のようになっています。 この教会は修道院に付属した修道士のための教会なので、教唆のための絵柄はなく、南・東・北の三面にキリストの昇天が描かれています。それぞれ、時代の差異が技法にも現れていて、見比べるのが楽しいところです。
フランスの美しい村にも指定されているラヴァルダン村へ。 村のシンボル・丘の上の城を遠めに見つつ、私たちは、村の高台へ向かう道にあるサン・ジュネ教会を訪れます。
▲ラヴァルダン「サン・ジュネ教会」の”天国と地獄”
道を少し戻り、サン・ブノワ・シュル・ロワールへ。
サン・ブノワすなわち、聖ベネディクトを祀る今も現役の修道院です。
一般信徒の入り口になっている教会西側部分の、50以上にも及ぶ柱頭彫刻は秀逸です。 近年の修復の際、過去のスケッチを元に再現された南端の一列にもご注目を。 彫刻のモチーフは植物や聖書に起因するものや、アクロバットなどの風俗まで様々で、見ていて飽きることはありません。 教会内部は何度か増改築を経て、オルレアンの大聖堂に迫る大きさです。 トランセプト部分の柱頭に聖ベネディクトの生涯が描かれています。 地下クリプトには聖ベネディクトの聖遺体が安置されています。周囲には椅子が並んでいますが、修道士たちがミサを行う際に使うための物です。