★★★ 以下に、「フランス・ロマネスク物語 15日間」のツアー内容をご紹介させて頂きます。実際のツアーに関しましては、添乗員や現地ガイドの判断やツアーの進行状況、その時の現地事情によって、掲載内容と若干異なる場合もあります。予めご了承下さい。
★★★ 教会等は様々な事情により突然閉まる場合がございます。その際には、代替観光へご案内させて頂きますので、何卒ご了承下さい。
第1日目(東京〜パリ)
一見、なんの変哲もないソーリューの町ですが、実は世界中のグルメを唸らせるレストランがあることで有名らしいです。さすがはフランスきっての美食の国ブルゴーニュ。しかし今回目指すはロマネスクの教会。猫の額ほどの愛らしい広場に面したサン・タンドーシュ教会は素朴そのものですが、柱頭に施された彫刻はロマネスク特有の丸みを帯びた、温かみのあるもので、柱から今にも飛び出してきそうな躍動感に溢れています。中でも「預言者バラム」は、そのロバの表情がユニークで、思わず、クスッと笑ってしまいます。世界のロマネスク・ファンを唸らせる味のある彫刻だと思います。
第3日目(ヴェズレー〜フォントネー修道院〜ディジョン)
ここは中世の巡礼路のスタート地点の1つでもあり、マグダラのマリアの遺物が保管されていることでも知られる聖地です。現在は「フランスの最も美しい村」に選ばれています。周辺は見渡す限り緑豊かな丘陵地帯で、小鳥のさえずりが聞こえてくるような、いたってのどかな雰囲気が漂います。丘の上に佇む教会正面から一直線に延びる参道の両脇には今でも宿場や土産屋が並び、かつての巡礼宿場町を偲ばせます。ここの教会での必見ポイントは正面入口上部(タンパン)の「最後の審判」です。威厳に満ちたキリスト像からは当時の人々を温かく包んでいたかのような大きな包容力が伝わってきます。
(写真左)
精霊降臨のワンシーン。キリストの手からのびる糸のようなものが見えますでしょうか?これに触れた人々は、いろいろな国の言葉を話せるようになり、お互いに意思疎通ができるようになったという逸話に基づきます。
オータン/サンラザール聖堂
「眠るマギへのお告げ」 東方の三博士(マギ)のひとりの右手に、天使がそっと指をふれて、エルサレムへ帰るなと告げる聖書の有名なワンシーン。パチリと眼を覚ます博士の表情に石工の技量がうかがえます。この辺りのお話は「フランス ロマネスクを巡る旅」(中村好文、木俣元一著、新潮社とんぼの本シリーズ)が詳しくておすすめです。
延々と葡萄畑が続くコート・ドール(黄金の丘)。
ボーヌではワイン市場で試飲もお楽しみ頂きます。
緑の丘の中腹、ブドウ畑の向こうに佇む教会を見た時、ちょうど私が訪れた4月下旬はリンゴや桜、野の花も満開で、まるで絵本の挿し絵を眺めているような気分になりました。大型バスだとあっという間に通り過ぎてしまうような小さな村に、これほどの教会が建てられたことが、ロマネスクの時代のおもしろさであり、また、現代においてロマネスク教会を訪れる楽しみでもあるといえます。内部には、ブルゴ−ニューに残された唯一の壁画ともいえる、キリストと使徒たちの天井画が秀逸でした。こんな辺鄙な地にあったからこそ、数百年の時を耐えることが出来たのでしょうか。不思議なことにその壁画はビザンチン風で、当時の文化的なつながりを感じました。
ベルゼ・ラ・ヴィルの見学後は、一路、オーヴェルニュ地方のクレルモン・フェランへ。 この街を訪れての最初の印象は、なんといっても「真っ黒な街。」実はこの周辺は火山地帯でこの町の古い建物はすべて火山岩を使っているのです。
真っ黒な火山岩の旧市街と新しい時代の建物が見事に調和した街並みを歩きます。
クレルモン・フェラン、サンネクテール、サン・サテュルナン、
オルシヴァル、そしてイソワールの教会へ
ノートルダム・デュ・ポール教会(クレルモン・フェラン)
「オーヴェルニュ地方の5姉妹」の長女。外側は黄色い花崗岩を使用。溶岩の街クレルモン・フェランではでは珍しく、かえって高価なのだそう。
旧サン・トストルモワヌ修道院
(イソワール)
同じく三女。内部は19世紀の彩色でひときわ鮮やか。
聖堂(オルシヴァル)
次女。ピラミッドのような末広がりなスタイルが、典型的なオーヴェルニュ・スタイル。秋には黄葉に包まれます。
サント・フォア教会/タンパンの「最後の審判」図。
物語に吸い込まれ、時が経つのを忘れます。
タルン川とガロン川の合流点に近い高台に位置するモワサックは、ブドウ畑が多いのどかな街。シャスラという甘いブドウの産地として食通に知られています。素晴らしいロマネスク彫刻が残るサン・ピエール大修道院付属教会をはじめ、中世芸術の数々が残っていて、サンチャゴ・デ・コンポステラ巡礼地としても多くの人が訪れる町です。
【サン・ピエール修道院付属教会】
7世紀にベネディクト派によって設立された修道院付属教会。12世紀までは活動が盛んでしたが、その後はアルビジョワ十字軍、イギリス軍の相次ぐ攻撃で壊滅状態に。後に、鉄道の普及により修復され、素晴らしいロマネスク芸術が蘇りました。ロマネスク様式の回廊は11世紀末のもの。レンガのアーチを白、ピンク、緑、灰色の大理石の円柱が支えています。四隅の柱には使徒の浮き彫りが、116本の円柱の柱頭には植物や動物、旧約・新約聖書の場面などが彫られています。この美しい回廊は以後、ヨーロッパ各地で模倣されたほどです。1100〜30年に造られた南側正面にはムーア式の装飾が見られるタンパンの彫刻は、黙示録第4章、第5章の「聖ヨハネの幻視」が主題。中央のキリストのそばにいる翼をもつ4体の生き物は、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネを象徴、金冠をかぶった24人の長老たちが取り囲んでいます。 やさしい陽射しが差し込む回廊をゆっくりと歩きながら、素晴らしい柱頭の彫刻を観賞します。付属教会入口わきにある名作「予言者エレミヤ」の遠くを見つめる眼差しには心打たれます。
赤レンガと白い石のツートンカラーが美しいサン・セルナン聖堂。雨上りには美しい薔薇色に見えることから、薔薇色のサン・セルナン聖堂とも呼ばれています。現存するロマネスク聖堂では最大の規模を誇るものです。内部の壁画や彫刻群は、ロマネスクの旧状を保っています。
街自体もレンガ造りの建物が立ち並び、最も美しい夕暮れ時には夕日が赤レンガに反射して赤く染まることから「ばら色の町」とも言われています。お洒落な若者が通りを行き交い、都会らしい活気が溢れています。サン・セルナン寺院の彫刻を収めたアウグスティヌス会美術館ではロマネスクファン必見の素晴らしい彫刻をご覧頂きます。一口に同じ時代のロマネスク彫刻と言っても修道院や教会ごとに作風が異なっており、このサン・セルナン寺院を手掛けた石工は巡礼者と同じ街道を歩き、終着点である聖地サンチャゴの大聖堂にも自身の作品を残しています。
ル・トロネ修道院は、 樫の森奥深くにひっそりと佇み、静寂に包まれた回廊が印象的です。ここも柱頭の彫刻には華美な装飾は一切ないのですが差込む光りのコントラストと極限にまでシンプルさを追求した造りが非常に美しい回廊をご覧頂きます。プロヴァンスの三姉妹の長女。
「プロヴァンスの3姉妹」の最後のひとつ シルヴァカンヌ修道院は、三姉妹の中では三女にあたるシトー派の修道院です。修道士たちが汗水垂らして石を切り出し、重い石を丹念に積み上げました。どの石材も丁寧かつ几帳面なくらいに角が整えられて、寸分の隙間もなく整然と積み上げられており、すっきりとした美しさがあります。
3日目:エスカルゴ
6日目:オーヴェルニュ地方の郷土料理トリュフェッド
10日目:トリュフ・ソース料理
13日目:白身魚のプロヴァンス風バジリコソースがけ
8日目: フォワグラ料理 (世界三大珍味のひとつで、ペリゴール地方の名産)
※写真はイメージです。内容・盛り付け等は異なる場合がございます。