フランス、ドイツの2大国、そしてベルギーの3カ国に囲まれたルクセンブルク大公国は神奈川県とほぼ同じ面積の中に46万人ほどの人々が暮らす小国です。
しかしながら、豊かな歴史、美しい自然、魅力的な郊外の町など、見所は豊富です。
首都のルクセンブルク市は別名「北のジブラルタル」とも呼ばれる堅固な城砦都市。旧市街と要塞群がそのまま世界遺産に登録されています。
【写真提供:ルクセンブルク観光局】
アドルフ橋
旧市街の中心、大公宮殿
グルント(低地)地区
67の古城が点在するルクセンブルク。中でもひときわ美しいのが中世そのままの趣を残しヴィアンデン城。
ヴィクトル・ユーゴーはこのヴィアンデンの町と城が気に入り、何度も訪れると共に、夏の数ヶ月をここで過ごしたこともあります。
毎年8月に開催される中世祭も非常に見応えがあります。
左:川が360度曲がって囲まれた城下町エッシュ・シュル・シェール
左:「シェンゲン協定(欧州の出入国簡素化を目的とした協定)」記念碑(シェンゲン)
右:アルデンヌの森にある小さな街クレルボー
右:「小スイス」と呼ばれる地域にあるミュラータールの滝
エシュテルナッハはドイツとの国境沿いにある小さな町。706年に創建された聖ウィリブロート大教会と修道院を中心とした、中世の佇まいを残す可愛らしい町ですが、保養地としての人気も高く国内外からの観光客で賑わいます。
この町では、聖霊降臨祭の火曜日に、ダンシング・プロセッション(ダンスの行進)と呼ばれる珍しいイベントがあります。行進の参加者は皆白い衣装に身を包み、白いハンカチを持って手をつなぎ、3歩進んで2歩さがるというステップを繰り返しながら行進します。15世紀から続けられてきたこのイベントは、現在ユネスコの世界無形文化遺産に指定されるべく関係者の努力が続けられています。
3カ国に囲まれ、また、多数の国際機関や世界的な金融機関が立地し、外国人の在住も多いルクセンブルクでは、様々な国の味覚が美味くミックスされ、日本人観光客にとっても非常に親しみやすい料理に数多く出会うことができます。海のない国ですが、ベルギーやオランダから来る海の食材も豊富です。
また、最近ではスイス名物としても有名な小ぶりのマカロンは、実はここルクセンブルクが発祥の地。この国の職人がスイスに渡って成功を収めたのがそもそものきっかけです。食事の後のデザートも楽しめます。