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サウジアラビア王国

略史
902年:アブドゥルアズィーズ・イブン=サウード(初代国王)がかつてサウード家の本拠地であったリヤドを奪還する。
1926年:アブドゥルアズィーズ・イブン=サウードがヒジャーズからハーシム家の勢力を駆逐し、現在の領域を征服する。
1932年:国号をサウジアラビア王国とする(統一・建国)

忽然と現れる岩壁建築
カスル・アル・ファリド/マダイン・サレ(サウジアラビア)

カスル・アル・ファリド/マダイン・サレ(サウジアラビア)

サウジアラビア
ディライーヤ/リヤド(サウジアラビア)
ディライヤ/リヤド
サウジアラビアの街並み(ジェッダ)
サウジアラビアの街並み/ジェッダ
サバル砦/ジャウフ(サウジアラビア)
サバル砦/ジョウフ
リヤドのスーク
リヤドのスーク
サウジアラビア

中近東を中心に、西はアフリカ大陸西端のモーリタニアやモロッコ、東はマレーシアやインドネシアなど、世界の広域に伝播し、信徒数は全世界で13億人と言われるイスラム教。その一大宗教の始祖ムハンマドが生誕し、啓示を受けた町メッカ、そして、イスラム教発展の舞台となった第2の聖地メディナが、現在のサウジアラビアにあります。
残念ながら、イスラム教徒でない日本人(外国人)は、メッカとメディナの町に立ち入ることはできません。サウジアラビアには、ムタワという宗教警察が私服で町をパトロールし、風紀を取り締まっており、これら聖域への異教徒の立ち入りが厳しく制限されているからです。それでも、サウジアラビアの旅はとても刺激的で、強い記憶を残してくれます。なぜなら人々の信仰の強さ、生活の深奥にまでイスラム教が浸透している点において、他のイスラム教国をはるかに凌ぎ、まさに発祥の国ならではの真髄に触れることができるからです。

未知の国へ踏み入れる
ラジャジール遺跡
ラジャジール遺跡/ジョウフ
サウジアラビアの子供たち
子供たち
リヤドの街並み(ファイサルセンターを望む)
リヤドの街並み
(ファイサルセンターを望む)
メッカとジェッダの分岐点
メッカとジェッダの分岐点(イメージ)
サウジアラビア
一方、「石油」「聖地」というイメージが強く、あまり知られていないのが観光資源です。例えば、ヨルダンを代表する「ペトラ遺跡」は有名ですが、ペトラを築いたナバテア人が紀元前1世紀頃に残した巨大墳墓群(マダイン・サレ)は、サウジアラビア最大の見所です。一見してわかるほど、ペトラ遺跡と共通する外観、建築構造は、アラビア半島の最南端から北部(現在のヨルダン)まで隊商(貿易)ルートが繋がっていたことを実感させます。さらに、マダイン・サレ近郊の美しくも荒々しい赤褐色の岩山群は壮観で、見ているだけでも飽きません。その他、謎の碑文が刻まれた6千年前に石柱群や新バビロニア王国時代(紀元前6世紀)の廃墟など、遺跡の時代背景も幅広いのです。
今日のサウジアラビアには、まだ「観光」という概念が根付いているとは言えません。博物館や遺跡への入場規定が流動的だったり、たとえ外国人でも、レストランでは男女別々の場所で食事を取ることも少なくありません。しかし、旅をする中で、そこが面白い点でもあります。サウジアラビアの旅では、日本の生活では思いもよらない発見があったり、強い印象を残す光景が少なくないのです。

 

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