南極旅行・ツアー・観光特集~南極・サウスジョージアのキングペンギン・スノーヒル島コウテイペンギンに出会うクルーズ~

南極クルーズのツアーでは白亜の世界に広がる美しい自然と野生動物たちの生き生きした姿をは間近で堪能できます。

  • ゼンツーペンギン/南極

  • キングペンギンの営巣地/サウスジョージア島

  • コウテイペンギン/スノーヒル島

  • ウェッデルアザラシ

  • ルメール海峡/南極

 

 

地球の果てにある秘境、南極。過酷な環境が作り上げた美しい雪と氷の芸術的な風景、そこに生きる多くの野生動物達の生き生きとした姿は、訪れた人々を惹きつけてやみません。
人の住まない大陸、南極はまさに野生動物達の楽園です。人間に警戒心を持たない彼らが私たちの前で繰り広げる活発な動きは、その地に生きる動物本来の姿であり、囲いの全くない空間で彼らと過ごせる時間は水族館や動物園とは全く異なるものです。
南極の寒さ、暖かさ、白と青のコントラスト、そしてたとえようもない何処までも澄んだ空気を南極ツアーでぜひ体感してみてください。
訪れるたびに新たな感動に出会える、人類最後の秘境、南極。今年こそ南極クルーズに旅だってみませんか。

地球最後の秘境、南極

南極大陸基本情報

  • 南極

    南極

  • 南極の流氷

    南極の流氷

  • 南極のペンギン

    南極のペンギン

南極とは、南極点とそれを中心とする南極大陸、及び周辺にある小島や棚氷、海域を含む地域を指します。南極大陸は面積が約1420万 km2(日本の約36倍)と世界で5番目に大きな大陸です。大陸の約98%は、約100万年以上前から降り積もった雪が溶けずに残り続け形成された、厚さ平均2.5㎞の分厚い氷床、氷河に覆われています。

地球上で最も寒冷な地域とされる南極大陸では、ボストーク基地にて1983年7月に気温−89.2℃の地球上で記録された最低気温が観測されました。また、2010年8月、南極大陸の氷原の地表面温度が−93.2℃に達した記録もあります。この気温では人間が定住することは難しい為、南極大陸には永住している人はいません。しかし研究所や基地では科学的研究関連の業務の為、冬には約1000人、夏には約5000人程が常駐しています。

南極大陸は1820年頃に発見され、1911年、ノルウェーの探検家アムンゼンが人類初めて南極点に到達しました。南極大陸の存在が明らかになるにつれて、様々な国が領土権を主張し始めました。一方で、科学者たちの間では、国際共同研究を実施しようという機運が高まり、3回の国際観測が行われました。これらを経て、1959年に日本、アメリカ、イギリスなど12か国が、南極条約を採択しました。この条約は、南極地域の領土権主張の凍結、軍事基地の建設の禁止など南極地域の平和的利用などを主な内容としています。その後は、南極地域における生体の猟や捕獲、鉱物資源に関する活動の制限や禁止といった環境問題に関する条約が順に採択されていきました。

南極旅行・クルーズ基本情報

  • ウシュアイア

    ウシュアイア

  • 南極ツアー 服装

    南極ツアー 服装

  • 南極ツアー パルカ

    南極ツアー パルカ

南極は、日本からは約14,000kmの距離にあります。南極までの最もメジャーなルートは、アルゼンチンを経由して行く方法です。日本から飛行機でアルゼンチンの首都ブエノスアイレスへ、乗り継ぎでアルゼンチンの南端に位置するウシュアイアまで向かいます。世界最南端の都市と呼ばれるほど南に位置し、南極までの距離は約1,000km。まさに南極への玄関口といった都市です。ウシュアイアからはクルーズ船でおよそ2日間をかけてドレーク海峡を横断して南極を目指します。

南極へ行くにあたってまず用意したいのは、服装と装備です。スキーや登山用に開発された防寒性と防水性に優れたパルカ(上着)、ボトムスも、防水性の装備が必須です。雪上に座り込む事や、ゾディアックボートに乗船中の水しぶきで濡れることもあります。肌着には、吸汗速乾性と発熱性に優れた機能性インナーを上下の装備が望まれます。そして特に重要なの装備の一つが、足元です。南極クルーズでは、砂地や苔の生えた岩場などの滑りやすい海岸に上陸するため、耐水性が高くグリップ力の高いゴム製の長靴が必須です。パルカと長靴は乗船後に進呈されます。

また、南極では人間の排泄物に含まれるわずかな微生物が、南極の生態系や環境に影響を与えてしまう可能性もあるため、野外で用を足すことはできません。そのため、一度の上陸時間は1~2時間となることが多いです。

南極クルーズ船

ワールド・エクスプローラー号

  • ワールド・エクスプローラー(写真提供/クルーズライフ)

    ワールド・エクスプローラー(写真提供/クルーズライフ)

  • ワールド・エクスプローラー(写真提供/クルーズライフ)

    ワールド・エクスプローラー(写真提供/クルーズライフ)

  • ワールド・エクスプローラー(写真提供/クルーズライフ)

    ワールド・エクスプローラー(写真提供/クルーズライフ)

ウシュアイアから南極へは、新型耐氷船ワールド・エクスプローラーで目指します。全長126m、全幅19m、2019年就航の機動力と耐氷能力に優れた探検船と華麗な側面を併せ持つ世界最高級の探検客船です。海上人命安全条約の義務により、出港後24時間以内に避難訓練が実施されます。
 

客室

  • 客室(写真提供/クルーズライフ)

    客室(写真提供/クルーズライフ)

  • 客室(写真提供/クルーズライフ)

    客室(写真提供/クルーズライフ)

  • 客室(写真提供/クルーズライフ)

    客室(写真提供/クルーズライフ)

客室は、全てのお部屋が25㎡以上の広さ、また床から天井までの高さの窓設けられています。客室からでも大迫力の南極の光景を望むことができます。最上級クラスのお部屋には、バスタブが設備されています。
 

共有エリア

  • ジム(写真提供/クルーズライフ)

    ジム(写真提供/クルーズライフ)

  • レストラン(写真提供/クルーズライフ)

    レストラン(写真提供/クルーズライフ)

  • プール(写真提供/クルーズライフ)

    プール(写真提供/クルーズライフ)

船内は、ジムやサウナ、プールなどの充実した施設もお楽しみいただける、船上とは思えないほどの豪華な造りになっています。また船内の温度は、22~24度に調整されておりますので快適にお過ごしいただけます。 お食事は、朝・昼食はビュッフェスタイル、夕食はコース料理が準備されています。夕食では、ビールとワインを無料でお楽しみいただけます(バーでのドリンクは有料)。
 

船内でのイベント

  • 南極講座

    南極講座

  • ゾディアックボート

    ゾディアックボート

  • ゾディアックボート

    ゾディアックボート

また、航海中の船内では多彩なイベントが行われます。ブリッジが解放され、操舵室からの景色を眺望できたり、南極に精通した日本人講師による多様な南極講座が行われたりします。 船外活動の際は、ゾディアックボートというゴムボートを使用します。単純なゴムボートに比して岩礁などでの傷にも強く、荒波に耐え高速を発揮するゾディアックボートは港のない南極で活躍します。ゾディアックボートからは、南極の壮大な氷河や可愛いペンギンの群れ、運が良ければ海を壮大に泳ぐクジラにも遭遇できるダイナミックな魅力が詰まったクルーズをお楽しみいただけます。
 

南半球の果ては生命の宝庫

南極、ゼンツーペンギン ゼンツーペンギン/南極

過酷な環境で、人間を知らずに生活する動物がたくさんいます。彼らが素のままで生きる様子をちょっと覗かせてもらうことが旅の楽しみ。クジラ、シャチ、アザラシ、オットセイ、数々の海鳥などなど。中でもペンギンの愛らしさはダントツです。18種類いるペンギンたちは、すべて南半球で見られますが、その殆どが南極の北部に生息しているそうです。南極ではジェンツーペンギン、アデリーペンギン、ヒゲペンギンの3種がメインですが、サウスジョージア島ではキングペンギンがご覧いただけます。スノーヒル島付近ではコウテイペンギン、フォークランド諸島ではゼンツーペンギン、マゼランペンギンなどに会える可能性が高いです。ペンギンたちを観察する時、人間は必ず5m以上の距離を保たなければなりません。しかし大型の捕食者があまりおらず、警戒心が薄いペンギンたちはヨチヨチと寄ってきてくれることがあり、南極の一員になったような気がします。日本に戻ってもそんな瞬間が懐かしく思い出されるでしょう。

南極のペンギン達

  • サウスジョージア島、キングペンギンの営巣地

    キングペンギンの営巣地/サウスジョージア島

  • 南極、ゼンツーペンギン

    ゼンツーペンギン/南極

  • 南極、スノーヒル島、皇帝ペンギン

    コウテイペンギン/スノーヒル島

南極で見ることのできる動物として、真っ先に思い浮かべるのはペンギンです。
生涯を添い遂げるとも言われていますが、夏に彼らは南極に戻り、そこで昨年のパートナーを探します。

世界最大のペンギン、コウテイペンギン
体長100-130cm、体重20-45㎏。冬の南極大陸で繁殖します。零下数十度の冬の氷原でメスが卵を産みオスが足の上に乗せて孵化するまで温めます。足の上は卵や雛をのせて寒さから守る役割を果たし、羽毛は厚い皮下脂肪の上に非常に高密度に生えそろっています。足の裏にも羽毛が生えています。

ペンギンの王様、キングペンギン
主に亜南極の孤島、サウスジョージア諸島に住む、世界で2番目に大きなペンギンです。11月中旬から下旬にかけて、茶色い赤ちゃんペンギンと、黄色い頭部の模様と首から胴にかけての黄色い柄が美しい親ペンギンの壮大な営巣(ルッカリー)を形成する景色はまさに絶景です。
体調は95㎝に達します。

ゼンツーペンギン
オレンジの嘴と目元の白が可愛らしいペンギンで、南極半島に広く生息しています。体長75-90㎝。
2023年1月16日(月)発の南極への船旅【読売旅行チャーター企画】14日間で見られる可能性が高いです。
 
ヒゲペンギン
あごの下部分にある黒い羽毛がひげのようなので、そのまま名前の由来となりました。
体長70-75㎝
2023年1月16日(月)発の南極への船旅【読売旅行チャーター企画】14日間で見られる可能性が高いです。
 
アデリーペンギン
体長60-70㎝で小柄。某鉄道会社の電子マネーカードのキャラクターのよう。目の周りの白いアイリングが可愛らしい。
南極に生息するアデリーペンギンは小柄で黒い全身に真っ白なアイリングが愛らしい。 
2023年1月16日(月)発の南極への船旅【読売旅行チャーター企画】14日間で見られる可能性が高いです。

ペンギン達は基本的に集団で生活しています。天敵の少ない海から離れた小高い丘や岩場部分に、小石と自分たちの糞で営巣(ルッカリー)を作り、つがいが交代で自分たちの卵を温めます。赤ちゃんが生まれて少し成長すると、赤ちゃんだけを集めて、その周辺を比較的若い独身のペンギン達が囲み、赤ちゃんを守ります。親たちは安心して餌を探しに行き、戻ると赤ちゃんペンギンを呼んで餌をあげます。
稀に自分たちの所属する営巣(ルッカリー)の場所がわからなくなって、他種類のペンギンに混ざって活動している場合もあります。

その他の動物達

ウェッデルアザラシ ウェッデルアザラシ

南極にはペンギンだけではありません。他にも多くの動物達がいます。ペンギンを襲うヒョウアザラシやオキアミが大好きなカニクイアザラシ、世界最大の大きさを誇るミナミゾウアザラシ等のアザラシ達に多くのアジサシやサヤハチドリにカモメ達、アホウドリなど、多くの海鳥にも出会えることでしょう。運が良ければ、クジラにも出会えるかもしれません。
南極の氷山には何万年もの地球の空気が閉じ込められています。

 

美しい自然を堪能

  • 南極、ルメール海峡

    ルメール海峡/南極

  • ルメール海峡

    ルメール海峡


南極での楽しみは、人の手が入らない景色と空気を存分に堪能できることです。
南極の氷山には何万年もの地球の空気が閉じ込められています。
特に初夏にあたる12月の南極は雪源と氷山の美しさは格別です。驚くほど巨大な氷の塊はものによっては10年以上も漂い、少しづつ割れて美しい形状が作られます。11-1月頃、こうした氷山の多くが南極大陸のロス棚氷から時間をかけてゆっくりと南極半島に到達します。
 
●極寒の地、南極へいくのに装備も全力サポート!
ユーラシア旅行社でご案内しております南極ツア-では、防水性の防寒上着「パルカ」をプレゼントいたしますし、南極上陸の際にはゴム長靴の貸し出しも行っております。(いずれも乗船後)
 ●船内で行われる専門家による南極講座も、日本人コーディネーターが日本語で通訳を行います!
●乗船後にはウシュアイアの観光へもご案内!