北極圏おすすめ旅行・ツアー・観光特集~スピッツベルゲン・グリーンランド・北西航路クルーズ、野生のホッキョクグマやセイウチ、クジラに出会う!~

巨大な氷が浮かぶ北極圏はどんなところなのか、白亜の世界に広がる美しい自然と野生動物たちの生き生きした姿を間近で堪能してみませんか。

  • スピッツベルゲン島周辺をゾディアックボートで巡る。写真提供:クルーズライフ

  • ホッキョクグマは基本単独行動 写真提供:クルーズライフ

  • ホッキョクキツネ 写真提供:フッティルーテン社

  • ザトウクジラ 写真提供:フッティルーテン

  • 北西航路にて 写真提供:フッティルーテン社

 

 

北極圏は、北緯66度33分以北の地域を言います。そこは、真夏は太陽が沈まない白夜となり見渡す限り流氷が続きます。一見すると生物が存在しない過酷な自然環境ですが、多くの野生動物が生を謳歌している地なのです。過酷な環境が作り上げた美しい雪と氷の芸術的な風景、そこに生きる多くの野生動物達の生き生きとした姿は、訪れた人々を惹きつけてやみません。
時にはホッキョクグマ、セイウチ、クジラに出会うことが出来る非常に幻想的な場所です。
 

北極圏とは

北極圏の場所は?

  • スピッツベルゲン島周辺をゾディアックボートで巡る。写真提供:クルーズライフ

    スピッツベルゲン島周辺をゾディアックボートで巡る。写真提供:クルーズライフ

  • スピッツベルゲン島上陸風景(イメージ) 写真提供:フッティルーテン社

    スピッツベルゲン島上陸風景(イメージ) 写真提供:フッティルーテン社

「北極圏」とは、北半球の北緯 66 度 33 分の緯線より北の地域のことです。
 北極は大陸のようにはっきりとした境目がないせいか、とらえ方も様々です。寒くて木々が育ちにくい「樹木限界線」よりも北という考え方や、一年で一番暖かい月でも平均気温が 10℃を下回るような地域とする考え方もあります。
 北極には、ユーラシア大陸や北アメリカ大陸のほか、世界最大の島グリーンランドをはじめとする島々があり、それらに囲まれた海が「北極海」となります。北極海は冬の間、ほとんどが海氷で覆われています。
 南極と違い、北極圏は昔から大陸や島を領土とする国があり、厳しい自然と共に昔から生活をする人々がいます。北極圏に住む先住民族の方々は伝統を大切にし、厳しい自然と共存して生活をしています。

因みに…アメリカ、カナダ、デンマーク ( グリーンランド )、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアの 8 カ国が北極圏に領土を持っています。

北極圏に生きる動物①

ホッキョクグマ

  • ホッキョクグマ 写真提供:クルーズライフ

    ホッキョクグマは基本単独行動 写真提供:クルーズライフ

  • ホッキョクグマの家族 写真提供:フッテルーテン社

    母熊は2匹の子供を育てる。写真提供:フッティルーテン

  • ホッキョクグマ 写真提供:クルーズライフ

    流氷と流氷の間を泳いで移動するホッキョクグマ 写真提供:クルーズライフ

陸上最大の肉食獣、ホッキョクグマの狩りの主な獲物はアザラシ。
彼らの生活圏は北極圏の為、冬は海氷の上を移動しながら、氷の上からその下にいるアザラシの臭いをかぎ分けて位置をつかみ捕食します。
海氷が溶ける夏になると海に流れ出る氷から氷へ泳いで渡りながら狩りを行います。その距離は数百キロメートルにもなると言われます。

そのため、夏は冬に比べて捕食が困難になると考えられています。
さらに温暖化によって、北極圏の氷が解けだす時期が早まっており氷上を歩いて狩りができる期間が年々短くなり、スピッツベルゲン島付近まで泳いでくるホッキョクグマも多いのです。

また、6-7月は冬に生まれた赤ちゃんをつれた母グマに出会える可能性が非常に高い時期です。
ホッキョクグマは通常2頭の子供を産み、約2年間子育てをします。

 

北極圏に生きる動物②

  • ホッキョクキツネ 写真提供:フッティルーテン社

    ホッキョクキツネ 写真提供:フッティルーテン社

  • セイウチ 写真提供:クルーズライフ

    セイウチ 写真提供:クルーズライフ

  • ザトウクジラ 写真提供:フッティルーテン

    ザトウクジラ 写真提供:フッティルーテン

 極寒の地、北極圏は生き物がいないように思いがちですが、実は北極海は様々な河川が流れ込み、大西洋や太平洋からの海流がぶつかり合うこともあって、栄養素の高いプランクトンが豊富な海です。
そのため、クジラやセイウチの様な大型の生き物や海鳥に出会えます。

よく出会えるクジラとしてはザトウクジラが挙げられます。彼らは大型クジラの中でもパフォーマンスが派手なことで有名です。
浮上し、息を吐く時に白い噴射が見られたり、潜るときに尾びれを高く掲げたりします。時にはジャンプを披露したり、顔だけをにゅっと突き出したりします。
 
また、北極圏に寒さに適応したふわもこのホッキョクキツネに出会うことも。夏の間は灰褐色になるはずですが、たまに毛の色の変化が遅い時があり、初夏のスピッツベルゲン島で白い個体に出会うことが出来ます。
彼らは非常に体力があり、1歳の雄の個体が2019年、スピッツベルゲン島からカナダのエルズミア島まで約3500㎞移動したことが確認されています。

そして巨大な牙をもつセイウチは海辺で巨体を寝そべらせてのんびりしていることが多いです。初夏は子育てのシーズンでもあり、セイウチの子供の可愛らしい姿も見ることができます。彼らの牙は雌への力誇示だったり、雄同士の戦いに使用したりしますが、海から氷に上がる時に氷に突き刺して上陸することもあるのだとか!視力が弱いため、牙やひげで触れてまたは臭いで外界の判断を行っています。

それ以外にも短い脚で極寒に耐るために脂肪がぷっくりしている姿が可愛らしいスピッツベルゲン島の固有種、スピッツベルゲントナカイや嘴が印象的なデザインのパフィン、もしかしたら出会えるかもしれない長い角(牙)を持つイッカクなど、北極圏は野生動物達が生を謳歌しています。
 

探検家の浪漫、北西航路へ

北西航路とは

  • 北西航路にて 写真提供:フッティルーテン社

    北西航路にて 写真提供:フッティルーテン社

  • 北西航路にて 写真提供:フッティルーテン社

    北西航路にて 写真提供:フッティルーテン社

  • 北西航路にて 上陸風景 写真提供:フッティルーテン社

    北西航路にて 上陸風景 写真提供:フッティルーテン社

中世に北欧で猛威を振るったヴァイキング達は、グリーンランドよりはるか先に何があるかを探し求め、やがてカナダへ到達しました。彼らの到達した痕跡はカナダの貴重な遺跡として残されています。しかし、その後の交流は継続せず、どのような方法での移住だったのかは謎に包まれています。

やがて19世紀、ヨーロッパからカナダを抜け、太平洋へ抜ける新たなアジア航路を切り開きたい英国による北極開拓を皮切りに、北西航路開拓時代が到来しました。

未知なる世界を解明すべく、もしくは地位とお金の為に、多くの探検家が旅立ち、北極圏の容赦のない極寒を前に命を落としました。
一方で、その容赦のない自然のなかの海と雪と氷の美しさに、そしてそこに生きる動物達に魅入られた者も多くいたのです。

そのようにして切り開かれた北西航路は輸送スピードを飛躍的にアップさせ、航行技術を発展させました。
21世紀、北西航路は単なる輸送効率の為の航路ではありません。
かつて自然に挑みそして敗れ去った、在りし日の探検家達の軌跡をたどり、極寒の美しい景色としなやかな動物達の生き様を楽しむ観光クルーズの人気航路となったのです。

 

ホッキョクグマに会いたいなら!スピッツベルゲンクルーズがお勧め!

スピッツベルゲン島

  • 北極、スピッツベルゲン、ホッキョクグマ

    ホッキョクグマ スピッツベルゲンにて(弊社添乗員撮影)

  • ワールドエクスプローラー号(2019年就航)(イメージ)

    ワールドエクスプローラー号(2019年就航)(イメージ)

  • 北極、スピッツベルゲン、北緯80度

    北緯80度を超えた感動の瞬間。スピッツベルゲンクルーズにて(弊社添乗員撮影)

スピッツベルゲン島はヨーロッパ大陸の一番北部のスカンジナビア半島からさらに北、北緯線(北緯66度33分)を超えて、グリーンランドの東北部に位置するスヴァ-ルバル諸島の最大の島で、ノルウェー領になります。
島の北部から北極海に入ってあという間に北極点に到達します。

12世紀末にはすでに存在が知られていた諸島ですが、16世紀末、オランダ人探検家ウィレム・バレンツによって「発見」されました。
その時に島の尖った山々を見て、オランダ語で「尖った山々」を意味するスピッツ(尖った)ベルヘン(複数)と名付けたそうです。
そして、このイメージがアンデルセンの童話『雪の女王』のお城のある場所とされた理由だったとか。
この童話を元にしたディズニー長編アニメ映画「アナと雪の女王」にもその姿が反映されたと言われます。

クルーズで島を巡ることで島の魅力をたっぷり堪能して頂けること間違いなしでしょう。
島の断崖には何十万羽もの海鳥たちが巣をつくり、島周辺の尖った山々と、流氷とフィヨルドの美しい景観を楽しめるでしょう。
そしてホッキョクグマやアザラシにセイウチ、島固有種のトナカイ等、野生動物にたくさん出会えます。

何よりも北極点まですぐそこ!北緯80度を目指す地理上の浪漫を楽しむこともできます。

 

北極圏へ行こう!~探検クルーズ船だからこそ楽しめる場所~

どのような旅を選ぶか?

  • フラム号(イメージ) 写真提供:フッティルーテン社

    フラム号(イメージ) 写真提供:フッティルーテン社

  • ワールドエクスプローラー号(2019年就航)(イメージ)

    ワールドエクスプローラー号(2019年就航)

北極圏での楽しみは、人の手が入らない景色と空気を存分に堪能できることです。

極地のスペシャリストな船会社でご案内します!
●フッティルーテン社
1893年にノルウェー北部で誕生した船会社で125年の歴史を持ちます。各地の探検航路を開拓した歴史は「探検船の世界的先駆者」と呼ばれています。

<フラム号>
フラム号は2007年に建造された快適な探検船。ノルウェー出身の探検家、ナンセンやアムンセンが極地探検で使用した船に因んで命名されました。2020年のフル改装により、全ての客室と船内がアップグレードされ全く新しいフラム号として生まれ変わります!
船内と客室はスカンジナビア木材を使用した北欧デザインで統一され、新しくサイエンスセンターや水中ドローンを装備します。
またメインレストランの他に、新設されるスペシャリティーレストランではアッパープレミアムファインダイニングとしてノルウェーテイストのフュージョン料理が楽しめます。更には、大きな窓で眺望の良い“展望エクスプローラーラウンジ&バー”もオープンします。
サウナやジャグジーではリフレッシュタイムをお過ごしください。

<ノールチャーネン号>
ノールチャーネン号は1956年に建造された歴史ある探検船です(2014年に改装)。
北極星の意味を持つこの船は、美しい木目調のインテリアが醸し出すレトロでノスタルジックな暖かい船内が特徴です。
またお客様とクルーとのより近い距離はパーソナルでアットホームな雰囲気を作り出し、長い間多くのお客様に愛され続けています。

●クォークエクスペディション社
長年、極地旅行のリーダー的な船会社として、新たな航行ルートを開拓しています。
たとえば初の「南極一周クルーズ」、北極では不可能と言われていた「地理上の北極点到達」の偉業などを次々に実現しました。最新悦の砕氷船を使用し、他ではできない体験で多くのお客様に最高の感動をあじわっていただいております。船上では歴史学者、生物学者、博物学者、地質学者、氷学者など専門家の奥深いレクチャーもお楽しみいただけます。

<ワールド・エクスプローラー号>
クォーク者が満を持して送り出した新造船で、優れた機動力と耐氷能力を有しつつも、全客室72%がバルコニー付、客室は25㎡の広さがあるなど、世界最高級の探検船なのです。
下船箇所が4か所ある為、短時間で素早く下船し、極地探検をお楽しみいただけます。

極寒の地、北極圏へいくのに装備も全力サポート!
●防水防寒上着をプレゼント、上陸の際にはゴム長靴の貸し出しを行っております。(いずれも乗船後 ※一部ツアーは除く)
●船内で行われる専門家による北極圏講座も、日本人コーディネーターが日本語で通訳を行います!(一部ツアーのみ。ツアーによっては同行します添乗員が要約します)


*ご旅行金額につきまして*
旅行代金は全て総額表示です。
空港税・宿泊税や燃油サーチャージは追加徴収いたしません。
出発前の大幅な追加請求や空港税・宿泊税の支払いのために旅行中に手元の残金を気にかける必要がありません。
また、「キャンセル料半額制度」、「リピーター割引制度」も設けており、現在「早期割引キャンペーン」を実施中です。詳しくはこちらをご覧ください。