インド洋に浮かぶ小さな島国スリランカ。
良質な紅茶の産地ですが、それはこの国の一面に過ぎません。

かつてセイロンと呼ばれた国の大部分を占める緑濃いジャングルには野生の象や水牛、大きなトカゲ類、孔雀など様々な動物が生息しています。
椰子の木々が連なる南国情緒溢れる光景もあれば、小さな漁村が並ぶ素朴な風景もあります。
島の中央部の高原地帯には1000メートルを越える山々が連なり、斜面という斜面一面に紅茶畑が広がっています。
また、インドから初めて仏教が伝わった国として、ふんだんに装飾を施した仏教遺跡が、各地に良好な状態で残されています。

北海道より小さなこの熱帯の国には、実に変化に富んだ魅力があり多様な顔を持っています。
8つの世界遺産を誇るセイロン島の魅力を存分に味わう、スリランカツアーの魅力をご紹介します。

スリランカとは

スリランカ基本情報

【正式名称】スリランカ民主社会主義共和国
【面積】6万5,610平方キロメートル(北海道の約0.8倍)
【人口】約2,103万人(2016年)
【首都】スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ(Sri Jayawardenepura Kotte)
【民族】シンハラ人(74.9%),タミル人(15.3%),スリランカ・ムーア人(9.3%)(一部地域を除く値)
【言語】公用語(シンハラ語,タミル語),連結語(英語)
【宗教】仏教徒(70.1%),ヒンドゥ教徒(12.6%),イスラム教徒(9.7%),キリスト教徒(7.6%)(一部地域を除く値)
【時差】日本よりマイナス3時間30分

スリランカのハイライト、シギリヤロック(世界文化遺産)

シギリヤレディ

シギリヤ・レディのフレスコ画

シギリヤロック

シギリヤロック

鬱蒼とした深い緑のジャングルの中から忽然と姿を現す、高さ200メートル弱の絶壁岩山、シギリヤロック。
その頂上に約1500年前の王宮跡が残っています。

敬虔な仏教徒でありながら父王を殺して王位についたカッサパ1世が、追放した弟の復讐を恐れ、岩山の上に宮殿を建てました。
頂上の王宮はその後、荒廃しましたが岩山の中腹付近、西側の窪みの岩肌には鮮やかな色彩の美人画(通称 シギリヤ・レディ)が現存し、往時の華麗な宮廷生活を偲ばせます。

ツアーでは、シギリヤまたは近郊都市に2連泊することで、頂上まで約1,800段の階段があるシギリヤロックを無理なく観光いたします。

スリランカ最古の都アヌラーダプラ(世界文化遺産)

アヌラーダプラのワンウェリ・サーヤ・ダゴパ
アヌラーダプラのワンウェリ・サーヤ・ダゴパ

アヌラーダプラは、紀元前5~4世紀頃にシンハラ王朝の最初の都として造られました。仏教寺院が数多く建設され、繁栄を極めました。

今なお敬虔な仏教徒の重要な聖地で、仏陀が悟りを開いたブッダ・ガヤの菩提樹の分け枝で、紀元前3世紀に運ばれてきたスリー・マハー菩提樹をはじめ、ルワンウェリ・サーヤ・ダコパやイスルムニヤ精舎などが有名です。
広大なエリアに点在する、これらの寺院を丁寧にご案内します。

ダンブッラ、スリランカ最大の石窟寺院(世界文化遺産)

ダンブッラ石窟寺院
ダンブッラ石窟寺院

遠くからも良く見える黒褐色の巨大な岩山「ダンブッラロック」の中腹にあるダンブッラ石窟寺院。
第1窟から第5窟まであり、第1窟は、紀元前1世紀に造られた最古の石窟で、第5窟は20世紀初めに穿たれた最も新しい石窟です。

全部で56体もの仏像が安置され、壁や天井いっぱいに極彩色の優れた壁画が描かれた第2窟、 ダンブッラ最大の仏像である涅槃仏がある第1窟などに入場してご案内します。

シンハラ王朝の古都ポロンナルワ(世界文化遺産)

ポロンナルワ
ポロンナルワ

10~12世紀の間にシンハラ王朝の都が置かれました。
最初の都アヌラーダプラが南インドに征服されたため、遷都した2番目の都です。12世紀の最盛期には、仏教都市として大いに繁栄しました。

かつては7階建てだったという宮殿跡や、槃像、立像、坐像の3体の仏像が並ぶガル・ヴィハーラ、寺院が並ぶクワドラングルにご案内します

シンハラ王朝最後の都、古都キャンディ(世界文化遺産)

キャンディの仏歯寺
キャンディの仏歯寺

南インドからの侵入軍に追われたシンハラ朝が、度々の遷都の末に、1474年キャンディを都にすえました。
周囲を山で囲まれた天然の要害の地であるここキャンディは、19世紀にイギリス軍に滅ぼされるまで、300年以上もの間王国の中心としての地位を保ちました。

釈尊仏陀の歯を安置する仏歯寺はもちろん、カラフルな果物や香辛料が並ぶマーケットにもご案内します。

インド洋交易の生き証人、ゴール旧市街(世界文化遺産)

ゴール
ゴール

島の南東に位置するゴールは中世から近世まで、この国と交流のあった外国の商人たちの拠点でした。
海に向かった堅牢な堡塁や市の門に残った東インド会社の紋章などに、スリランカの歴史の奥深さを感じます。
南端のゴールまでご案内するツアーもございます。

スリランカ中央高原のホートン・プレインズ国立公園(世界自然遺産)

ホートン・プレインズ国立公園
世界自然遺産のホートン・プレインズ国立公園

海抜2,000~2,500mの中央高原地帯にあり、絶滅危惧種の動植物が保護されています。その中のホートン・プレインズ国立公園には高さ1,000mの断崖絶壁があり、この世の終わり「ワールズ・エンド」とよばれています。

熱帯の植物が茂るシンハラージャ森林保護区(世界自然遺産)

シンハラージャ森林保護区のカメレオン(イメージ)
シンハラージャ森林保護区のカメレオン(イメージ)

太古の世界のような古い生態系を残す熱帯雨林、シンハラージャ国立公園。固有の植物や昆虫などの保護のため世界自然遺産に指定されています。

ユーラシア旅行社のツアーでは、この自然遺産にもご案内いたします。

また国立公園の近くには、多くの貿易商をスリランカに惹きつけた宝石の産地、ラトゥナプラがあります。

仏教伝来の聖地ミヒンタレー

ミヒンタレーのインビテーション・ロック

ミヒンタレーのインビテーション・ロック

ミヒンタレー

ミヒンタレー

インドから初めてスリランカに仏教が伝えられたという、スリランカ仏教の重要な聖地の一つ、ミヒンタレー。インドから仏教布教にやってきた南インドのアショーカ王の息子マヒンダとスリランカのディナバンピャティサ王が出会い、王が仏教に帰依し、スリランカが仏教国となった始まりの場所インビテーション・ロックが聳えています。

アヌラーダプラ近郊の、このミヒンタレーまでご案内するツアーもございます。
ご希望の方は、インビテーション・ロックに登ることもできます。

ヤーラ国立公園でサファリを楽しむ

ピンナウェラの象の孤児院

ピンナウェラの象の孤児院

ヤーラ国立公園のサファリにて

ヤーラ国立公園のサファリにて

スリランカにはアジア象が生息しており、コロンボ近郊のピンナウェラにて、孤児となった象を保護している施設で可愛らしい象たちをご覧いただきます。
また、ツアーの移動中、運が良ければ野生の象に出会うこともあります。ヤーラ国立公園には野生の象をはじめ、水牛や孔雀などの動物が生息しています。
公園近郊に連泊し、ジープサファリにご案内するものもございます。

キャンディアンダンス(スリランカで楽しむ伝統芸能)

伝統芸能キャンディアン・アンダンス(イメージ)
伝統芸能キャンディアンダンス(イメージ)

スリランカを代表する伝統芸能キャンディアンダンスは、宮廷舞踊を中心にスリランカ各地の民族舞踊を組み込んだものです。
派手な衣装を纏ったダンサーが華麗な踊りを披露します。

ペラヘラ祭(スリランカで楽しむ伝統芸能)

ペラヘラ祭
ペラヘラ祭

毎年8月の満月の頃に古都キャンディで開催されるペラヘラ祭は、仏歯寺のご本尊を象の背にのせ練り歩くお祭です。
美しい刺繍の布や電飾で飾った象や僧侶、キャンディ王朝時代を偲ばせる衣装の人々の行列は圧巻!
ペラヘラは「行列」という意味ですので、キャンディ以外の都市でも同名の祭りが開催されます。

キャンディなど各地のペラヘラ祭にもご案内する出発日を設けています。

熱帯建築家ジェフリー・バワのリゾートホテル

ジェフリー・バワ建築のジェットウィング・ライトハウス・ホテル(利用ホテル一例)

バワ建築のホテル・ライトハウス(ゴール・利用一例)

ザ・ブルーウォーターホテルの内観イメージ(利用ホテル一例)

ザ・ブルーウォーターホテルの内観イメージ(利用ホテル一例)

ヘリタンス・アフンガッラ(利用ホテル一例)

ヘリタンス・アフンガッラ(利用ホテル一例)

スリランカの南西海岸はビーチリゾートが点在する黄金海岸と呼ばれています。
熱帯の気候や植生を理解しアジアンリゾートの礎を築いた、コロンボ出身で世界的な建築家であるジェフリー・バワが手がけたホテルもこのエリアに集中しています。

 ユーラシア旅行社のツアーでは、バワ設計のホテルに宿泊するものもご用意しました。

シギリヤではスリランカのシンボル、シギリヤロックを遠望するホテルにご宿泊!

ホテルシギリヤ(イメージ)
世界遺産シギリヤロックを望めるホテルより(イメージ)

世界遺産シギリヤロックはまさにスリランカの観光の目玉とも言える存在。5世紀シンハラ王朝カーシャパ1世が巨大な岩山に築かせた要塞王宮。中腹には、「シギリヤ・レディ」と呼ばれるフレスコの女性像が残っています。折角シギリヤを訪問するなら、シギリヤロックをいつでもご覧いただけるホテルに宿泊し、その雄姿を堪能しながらゆっくりとお過ごしください。

スリランカ航空直行便利用!

面倒な乗り継ぎもなく安心です!

スリランカ航空(イメージ)
スリランカ航空(イメージ)

成田からインド洋に浮かぶ常夏の島国スリランカの玄関口・コロンボまでは、スリランカ航空を利用することによって約10時間で到着します。弊社スリランカツアーは最短8日間のものでも、「忙しくてなかなかお休みが取れない、でも遠くへ行きたい!」といった方にも、スリランカを十分満喫して頂けるような日程になっています。

*ご旅行金額につきまして*
添乗員付きツアーの旅行代金は全て総額表示です。
空港税・宿泊税や燃油サーチャージは追加徴収いたしません。
出発前の大幅な追加請求や空港税・宿泊税の支払いのために旅行中に手元の残金を気にかける必要がありません。
また、「リピーター割引制度」も実施中です。ユーラシアの旅についてはこちらをご覧ください。

03-3265-1691

営業時間 10:00~17:00(土日祝除く)

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