心に残ったタクツァン僧院の初詣(ブータン)

2018年2月8日 カテゴリ: アジア

先日、「ブータン・ハイライト 7日間」の添乗から帰国致しました。ブータンは、険しい山と急な渓谷によって国土が分断されており、九州ほどの小さな面積に多様で複雑な文化が詰まっています。今回のハイライトで訪れるブータン西部は、チベット文化が色濃く残っており、言語も似たものがあります。また、西部には首都や国際空港があり、政治・経済の中心となっています。
  
17世紀初めにブータンを建国したガワン・ナムゲルは、城塞・政府出張所・僧院を兼ねたゾンと呼ばれる建物をブータン各地に残しました。昔はゾンを結んで自動車道路が建設され、地方都市が発展していきました。現在でもゾンの多くが県庁として使われており、ツアー中はパロとティンプー、プナカなどの立派なゾンの数々を巡りました。
  

  
その他、ツアーでは各地に建てられた寺院を観光します。ブータンはチベット仏教を信仰しており、シッキム王国がインドの一部となってからは、チベット仏教を国教としているのは世界で唯一ブータンだけです。ブータンの仏教の象徴とされているのが、ここに仏教をもたらしたグル・リンポチェです。ブータン各地の寺院で、グル・リンポチェの仏像を拝むことができます。そして、ブータンで最も信仰を集める聖地が、タクツァン僧院です。8世紀にグル・リンポチェが飛虎の背に乗って舞い降りたという伝承から、ここは「タク(虎)+ツァン(隠れ家)」と呼ばれています。
  
私達はブータンで新年を迎え、幸運にもこの聖地「タクツァン僧院」で初詣をすることができました。簡単に初詣と言っていますが、この寺院までの道のりは易しいものではありません。駐車場から寺院までは2時間半から3時間ほどのハイキング。まず、マニ車があるエゾマツの林を抜けると、パッと視界が開けて、断崖に聳える小さなタクツァン僧院を遠望することができます。「あんなところまで登るの!?」と戸惑いの声が上がりますが、グループ一丸となり、僧院を目指します。途中の第一展望台までは、ところどころ急な上り坂もありますが、基本的には緩やかな道が続きます。第一展望台に到着したら、現地の方からクッキーと紅茶を頂いて休憩です。そして、第一展望台から第二展望台からまで、少し急な山道を上がっていきます。第二展望台まで上がると、タクツァン僧院の距離がぐっと近づいてきました。目の前に迫るタクツァン僧院の姿が力になり、この後の道のりも自然に足取りが軽くなります。第二展望台からは、階段の上り下り。皆様思い思いの気持ちでタクツァン僧院へと向かいました。
  

僧院に入ると、グル・リンポチェの像の数々や、彼が3ヶ月瞑想したといわれる洞窟。たくさんの信者がチベット式のお祈り、五体投地をしています。そんな彼らの横で、私達も本堂でお祈りをしました。無事に2018年を迎えられたことに感謝し、また新たな気持ちで一年間頑張ろうと決意ができました。タクツァン僧院での初詣を終え、今度は皆様それぞれのペースで元の道を下っていきます。全員が無事に出発点に戻ってきた際には、拍手が飛び交いました。グループが一丸となった瞬間でした。
  
幸福の国ブータンを旅していると、のどかな風景と穏和な人々のおかげで、とても穏やかな気持ちになれます。また、ガイドさんからブータン人の幸福論についての話をしてもらい、自分自身を見つめ直すきっかけもできました。一年の締めくくりと幕開けの年越し旅行に、ぴったりな場所だと感じました。(松本)
 
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