多くの旅人が魅了された地、三游洞の断崖絶壁絶景レストラン(中国)

2018年5月15日 カテゴリ: アジア情報中国・モンゴル情報

「三游洞の絶景レストランと長江三峡クルーズ6日間」より帰国しました。長江約6300㎞の本流中流域、美しく、そして雄大な沿岸の景観が楽しめる三峡と呼ばれる三つの峡谷があります。西陵峡、巫峡、瞿塘峡とどの峡谷も素晴らしいのですが、その中の西陵峡、西陵山にある洞窟、三游洞は、その辺り一体の風光明媚な景色で有名です。奥行が約30m、高さが約10mのその洞窟の中で、唐代の詩人白居易、弟の白行、詩人元稹の3人が、一晩中お酒を嗜み、語らい、思い思いに詩を完成させました。三人が遊んだ洞窟というのが、三游洞の名前の由来です。現在はその3人の像が洞窟内にあり、詩文が刻まれた石碑もあります。遥か昔の出来事ですが、3人が詩を読みながら、飲み明かす場面が目に浮かびます。

その三游洞の近くにあるのが、断崖絶壁に位置する絶景レストラン「放翁酒家」。西陵峡を眼下に、中国でおなじみの円卓を囲み、目の前に水墨画の世界が広がる中での食事は格別。地形が入り組み、霧が発生しやすく、曇りがちな天気もこの峡谷にとってはぴったりで、さらに雰囲気を盛り上げてくれます。このレストランでの特等席である、外に突き出ているテラス席にて、少し辛めの湖北省特有の料理を頂きました。このテラス席に行くまでも、絶壁にへばりつく通路を通って、席まで向かいます。手すりがついているので、落ちる心配はありませんが、身を乗り出すと、少し足がすくんでしまいます…。川を挟んだちょうど向かいでは、バンジージャンプやジップラインなどのアクティビティを楽しんでいる観光客の姿も目にします。きれいな景色の愉しみ方は人それぞれです。白居易ら詩人を始め多くの旅人が魅了された地というのも納得がいきます。

絶景レストラン「放翁酒家」

絶景レストラン「放翁酒家」

この辺りは三峡ダム建設の影響もかなり受けた地域ではありますが、水位は上昇したものの、景観にほぼ支障はなかったといわれています。しかしながら、現在でも、汚染など周囲の影響について世間を騒がせています。この素晴らしい景観が将来もなくならないことを祈るばかりです。(荒川)

絶景レストラン「放翁酒家」からの眺め

絶景レストラン「放翁酒家」からの眺め

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