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3年ぶりに再開のチュニジアの古代遺跡はやっぱり素晴らしい!!

2018年8月7日 カテゴリ: アフリカ情報世界の文化情報世界の歴史情報中近東・北アフリカ情報

世界遺産古代ローマ遺跡ドゥッガ

世界遺産古代ローマ遺跡ドゥッガ

 

先日「チュニジア・サハラ浪漫紀行10日間」より帰国しました。
3年ぶりに再開したチュニジアツアー。

自らをモザイク国家と称するチュニジア。それは世界最大の古代ローマモザイクコレクションを持つ所以だけではなく、小さな国土に様々な気候・歴史・文化がモザイクにはめ込まれた小さな石のように集まり、チュニジアという国を作り上げているからでもあります。

実際、わずか3時間も走ると周りの景色が緑豊かな田園風景から荒涼とした砂漠へ姿を変えるのです。

7年前のアラブの春の始まりの国チュニジア。政治が良くなったけれども経済が伴わず、なかなか大変という割にはどの町でも優しく暖かく歓迎してもらいました。
そう、チュニジアは複雑な歴史所以か、多様性のある懐深い、世界有数の古くてそして新しい国家なのです。
そのため、語りつくせないくらいたくさんの楽しいことがありました。

というわけで、砂漠方面は次回にして今回は二つのトピックを語りたいと思います。

一つ目は、古代遺跡の素晴らしさです。
チュニジアは3000年前、カルタゴという巨大国家の首都でしたが、古代ローマとの3回に渡るポエニ戦争で滅んでしまいます。
ポエニ戦争はともかく、ハンニバルやスキピオという名を聞いたことがある方もいらしゃるのではないでしょうか。

100年後、ローマのアフリカ属州の首都としてチュニジアは復活を果たします。

この時に起きたのが、オリーブオイルバブルです。
今でも豊かな土壌に等間隔に植えられたオリーブ畑が広がるチュニジア。
古代ローマではもっともっとたくさんのオリーブの木が植えられていたことでしょう。
オリーブオイルは食事にも、美容にも、潤滑油としても使用され、葉は薬に、木材も建築素材として人気でした。
しかも、チュニジア産は質がいい!ということで高値で取引されていたようです。

チュニジアの オリーブ畑

チュニジアの オリーブ畑

 

この結果、オリーブ畑の中にあった街、古代ローマ都市のエル・ジェムは人口の3倍近い3.5万人も観戦できる円形闘技場を造ってしまったのです!現存する古代円形闘技場で唯一地上と地下が残る貴重な遺跡で、1800年も前に地下から剣闘士や猛獣がせり上がり登場するリフトシステムが存在していたのです。
客席部分からアリーナを眺めていると、ふと、砂の間から剣闘士が現れて当時の人々の歓声が聞こえてくるような…そんな錯覚に襲われます。
この堂々とした闘技場は時代を下りイスラームの頃は何と城塞の役割も果たし、今でも街で一番の建造物と言っても過言ではありません。

エル・ジェム円形闘技場

エル・ジェム円形闘技場

 

それ以外にも世界遺産になった山の斜面に作られたドゥッガは市場に住居、そして浴場・公共トイレに売春宿…計算された街並みを歩いているだけで、人々の生活の声が聞こえてきそうになります。

二つ目はモザイクです。
2世紀から3世紀、古代ローマのモザイク文化は頂点を迎えました。写実的な絵画の様な生き生きした魚や動物、美味しそうな食材からローマ神話の一場面が切り取とられた躍動感あふれるものまで、いついつまでも引き込まれてしまう美しいモザイクの数々はチュニジアの様々な古代ローマ遺跡から発見されました。

私の大好きなバルドー博物館は17世紀のオスマン帝国の総督の宮殿という贅沢な空間に本当に溢れるほどの古代ローマモザイクが展示されています。

その中でもお気に入りはいろいろありますが…今回紹介したいのは「ポセイドンの勝利」に出てくる四季の春を擬人化した女性です。
顔の陰影がとても、なんというかアンニュイで素敵なんです。

バルドー博物館 ポセイドンの勝利

バルドー博物館 ポセイドンの勝利

 

春なので明るい雰囲気なのに、あんまり笑顔ではないところが、逆に春の不安さが出ていて素敵だなぁと思うのです。
この表情を自然の石のみで表現しているのです。
いやはや古代ローマの芸術性と職人の技術に脱帽です。

バルドー博物館 ポセイドンの勝利2

バルドー博物館 ポセイドンの勝利2

 

語りつくせない古代ローマの息吹きを国中で感じられるチュニジア。
その魅力に一度でもはまったら…時代をさかのぼったり下ったりしてカルタゴの世界やイスラームの世界へ引き込まれること間違いなしです。

添乗員:齋藤晃子

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芸術と音楽の国、ドレスデンとベルリンを訪ねて(ドイツ)

2018年3月15日 カテゴリ: ヨーロッパ世界の文化情報世界の芸術情報西欧・南欧情報

ドレスデン、「アルテマイスター絵画館」にて

ドレスデン、「アルテマイスター絵画館」にて

 

先日、「ドレスデンとベルリンの休日 8日間」の添乗より戻りました。今年の冬は、ヨーロッパや北米で寒波の嵐が吹き荒れました。そんな、2月中旬に訪れたドイツ。確かに、外は寒いのですが、厚手のセーターにダウンコート、東京の同じ時期の服装に更に一つ加えれば準備完了!今回の旅は、連日、晴天に恵まれ、キリっとした空気の中での観光は気持ちがよかったです。
歴史の深いドイツは、大きな街ともなると魅力的な美術館や博物館が多く、観光のベストシーズンには入場の行列も出来ることも少なくありません。しかし、訪れたこの時期は観光客も少なく、人気の美術館、博物館をじっくり訪れるには最高の時です。ドレスデン、アルテマイスター美術館では、ラファエロの「システィーナのマドンナ」も私たちのグループで貸切状態。なんとも贅沢な時間を過ごしました。

ベルリンフィルハーモニーホール

ベルリンフィルハーモニーホール

 

今回の旅で多くのお客様の一番の目的は、ベルリン・フィルハーモニーの演奏を今年の夏で退任するサイモン・ラトル指揮で、ベルリン・フィルハーモニーホールで聴くこと。ラトルがタクトを振り上げた瞬間から、二千人もの聴衆の耳がザット吸い込まれるような、うまく表現できませんが、各楽器が一つとなって圧倒的な音を作り出します。オーケストラなのだから、一つとなって音を作りだすのは当たり前の事かもしれませんが、世界最高峰の音とはこういうものなのか、と私はすっかり圧倒されてしまいました。普段からクラシック音楽ファンのお客様方も、大変ご満足されていらっしゃいました。フィルハーモニーホールの造りも個性的です。演奏ステージを360°囲むように客席が設置されていることは有名。内部見学の時のガイドさんによると「このホールはどこに座っても音がいいんですよ。」とのこと。天井からは反射板が吊り下げられ、ホールの形から壁から、オーケストラの音響効果、残響を周到に計算して設計されているそうです。ドイツはやはり、音楽の国。コンサート会場にも老若男女、様々な年齢層の姿があり、自然体で音楽を楽しんでいる様子が素敵でした。(帯津)

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マルタで最も盛大な宗教的行事、ヴァレッタのカーニバルを鑑賞

2018年3月2日 カテゴリ: ヨーロッパ世界の文化情報

先日、「陽光のマルタをめぐる~5つ星ホテル4連泊~8日間」のツアーより帰国しました。

イタリアの南西、シチリア島よりさらに南西に位置する小さな島国がマルタ共和国。面積は淡路島の半分ほどしかない小さな国ではありますが、「地中海のへそ」と呼ばれ、イスラム、ノルマン、スペイン、オスマン帝国、ナポレオンそしてイギリスと、多くの民族や文明、勢力が行き交った場所でもありました。

今回のツアーでは、ちょうど四旬節の直前(今年は2月8日~2月13日)に開催される、ヴァレッタのカーニバルを鑑賞しました。町のメイン通りであるリパブリック通りを中心に、個性豊かで奇抜な衣装を身に纏った人々でいっぱい!

ヴァレッタのカーニバルにて

ヴァレッタのカーニバルにて

このカーニバルは、イエス・キリストが伝導を始める前、40日間にわたり荒野で断食と瞑想を行ったことにならって、キリスト教徒が節制の日々を送る宗教行事が起源と言われています。人口のおよそ9割以上が敬虔なカトリック教徒であるマルタでは、一年のうちでも最も盛大な宗教的行事のひとつなのです。

ではこのカーニバルで一体なにが行われるのでしょうか?参加者はマルタ島中の町や村から集まった人たちで、毎年このカーニバルの為に、チームごとにテーマを決めてダンスや衣装、巨大なフロート(山車)を準備して本番に挑みます。そして当日はメイン会場のある聖ジョージ広場でダンス大会。各チームが披露し、見物人の採点によりその年の1位のチームが決定します。

カーニバルの巨大フロート

カーニバルの巨大フロート

テーマに合わせた衣装が魅力的

テーマに合わせた衣装が魅力的

直前まで土砂降りだった雨も開催と同時にぴたりと止み、続々と通りに人が集まり始めました。年々各チームのダンスの構成や技術などのレベルがあがっており、仮装した見物客も一緒になって大騒ぎ!大観衆が見守る中、まだ3、4歳くらいの小さな子供からお年寄りまで、音楽に合わせて元気に飛んだり跳ねたり!テーマがそれぞれ全く異なるので、次から次へと目移りして、終わった後もワクワクした気分で会場を後にしました。小さな町の盛大なカーニバル、今後のレベルアップに期待が膨らみます。(西澤)

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技術の国で「大人の社会見学ツアー」開催!!(ドイツ)

2017年3月31日 カテゴリ: 世界の文化情報

できたてホヤホヤのアウディ新車

先日「ドイツ技術の粋に触れる、自動車博物館とビール工場見学」のツアーから帰国しました。
ドイツと言えば、何と言っても自動車とビールで有名です。

今回のツアーでは、ミュンヘンの老舗ビール醸造所(もちろん最後には試飲もありました!)とBMW本社に隣接する博物館やベンツ、ポルシェの本社があるシュトゥットガルトでは博物館やアウディ工場を見学してきました。

この大人の社会見学の中で最も印象に残ったのが、アウディ自動車工場の見学でした。

見学はロール状の鋼板が工場に納入されるところから始まります。
ドアやボンネット、屋根など車体の各部がものすごい圧力で鋼板を押しつぶすプレス機から次々と生み出されてきます。最初に見た単なる材料でしかなかった鋼板が、機械を通ると立派な一つの部品になって現れるのです。
この変化、変身が何とも面白いのです。
工場の中盤になるとエンジンなどの機械類が積まれた車体の下部と色付けされた車体上部が合体してクルマが完成します。なんだか大きなプラモデルみたいでおもちゃの車を作っているかのようです。
そして当然のことながら、作業はすべて機械でオートメーション化されていて、寸分の狂いもなく正確に、流れ作業で淡々と進んでゆきます。最後の仕上げのネジ締めでさえも機械化されていることには驚きました。
ペラペラの鋼板から次々と自動車が生み出されてゆく行程を見学するのは、頭では想像できている大人でも充分に見応えがあり、興味深い体験でした。
残念ながら撮影厳禁でしたので、ここではショールームに展示しているピカピカの新車をご紹介させて頂きました。

またドイツでは自動車を購入した後に、工場まで足を運び自分のクルマを引き取る人が多いそうです。各メーカーとも大抵は本社と工場、新車のショールームや歴代のクラシックカーやレースカーを展示した博物館、レストラン更に自社グッズのショップまでがセットになっており、まるで自動車のテーマパークのようです。丸一日を家族で楽しめるようになっているのには感心です。クルマを引き取ることも一大イベントとして、楽しかった思い出と共に待ちに待った新車が自分のところへやってくるのです。うーむ、さすがドイツ。

技術大国ドイツは総合力ではまだまだ日本の先を進んでいる気がしました。(上田)

クリスマスに訪れた五島列島、心癒される教会群巡り

2016年1月8日 カテゴリ: 世界の宗教情報世界の文化情報世界の歴史情報日本情報

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先日、「イルミネーションに輝く 五島列島巡礼の旅4日間」の添乗より帰国致しました。
いよいよ今年の7月、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」が世界遺産登録の可否が審議されます。五島列島には、そのキリスト教関連遺産として中通島の頭ケ島天主堂、奈留島の江上天主堂、久賀島の旧五輪教会の3つの教会が候補となっています。島は、世界遺産登録に向け、この1、2年でずいぶんと観光客が増えたそうです。

そんな話題の中、私達が訪問したのは、ちょうどクリスマス。24日には厳かな夜のミサも体験しました。この五島列島には50もの大小様々な教会が点在しています。いずれも、キリスト教禁教令が廃止された明治以降に建てられたものだというのですから驚きです。その背景には、16世紀にキリスト教がこの地一帯に伝来して間もなく、秀吉、その後の徳川幕府の禁教令からそれが解けるまでの約250年もの間、迫害を受けながらも細々とその信仰を代々守り続けていたことに繋がります。

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教会内の机には信者の方の聖書や筆記具が置かれており、数時間前にミサがあったと思われるストーブの暖かさが残っていたりと、どの教会も地元の方々の生活の一部になっているのだと感じました。夜には、素朴ながらもクリスマスを祝うイルミネーションが教会に灯され、深い夜の中で静かに輝いていました。

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五島列島はもちろん、教会群を巡るだけではなく、美しい海、そこで獲れる新鮮な海の幸を存分に楽しめるのも魅力。これから春を迎えると五島名産の椿が咲き誇る季節となります。たくさんの魅力がつまった旅でしたが、その中でもやはり一番心を打たれたのは、ひっそりと佇む小さな教会群でした。海外の荘厳な大聖堂や豪華な教会を訪れる機会が多い私ですが、今回の五島では初めて感じる神聖な気持ちに満たされました。(帯津)

ユーラシア旅行社で行く五島列島ツアーはこちら

ユーラシア旅行社で行く「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」を巡るツアーはこちら

2000年もの時をかけて造られ、守られているフィリピン、ルソン島北部の棚田

2015年3月18日 カテゴリ: アジア情報世界の文化情報世界の民族情報

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先日、ユーラシア旅行社の「麗しのフィリピン大周遊 10日間」の添乗より帰国致しました。フィリピンは大小7000以上もの島々から成る国です。訪れる島によって、その個性や目的も変わってきます。今回は首都マニラがあるルソン島、ボホール島、セブ島を訪れ、それぞれの魅力を体感しました。

フィリピンというと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。透明な海が印象的なリゾート、珍しい動物や自然のある島、山岳地帯の棚田、スペイン時代の街並み、太平洋戦争の傷跡。今年は戦後70年。最近、フィリピンのレイテ島沖の海底から、戦艦武蔵とみられる船体が発見されたというニュースもありましたね。少し想像しただけでも、実に様々な面が浮かんできます。書ききれない程の中で、今回は世界遺産にも登録されているバナウェの棚田をご紹介したいと思います。

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ルソン島北部に連なるコルディレラ山脈。あぜ道の総延長は地球の半周にも相当する距離といわれる棚田群は1000m以上もの山々の急な斜面を利用し、山岳民族イフガオ族により2000年もの歳月をかけて築き上げられたといいます。山脈のほぼ中央に位置するのが今回2連泊をしたバナウェです。ルソン島の山岳民族イゴロット族(ハンギングコフィンという独特の埋葬習慣などの伝統文化を残す)の村サガダやボントック訪問後、向かったバナウェ。だんだんと雲が増えてきたかと思うと途中の峠では霧に包まれて真っ白!心配しながらバスを走らせバナウェを見下ろすビューポイントに到着。先ほどまでの霧もなく、眼下に広がる棚田を見渡すことができました。山に囲まれている為、天気が変わり易い地域。なかなかラッキーでした。

翌日は、朝方は雨でしたが、徐々に回復。ジープニー2台に分乗して出発!ジープニーとはフィリピンでは一般的な交通手段である乗り合いバスのこと。第二次大戦後、米軍が置いて行ったジープを改造したのが始まりとか。現在は、日本車のエンジンを利用し車体を改造したこの乗り合いバスが至る所で走っています。狭い山道もガンガン進んでいきます。目的地のバンガアン村に到着。100人程が暮らしている集落に向って棚田のあぜ道を下って行きます。細いあぜ道はコンクリートで舗装されているので歩き易いのですが、景色に見とれて写真を撮っていると田んぼに落っこちそうになるので注意が必要です!田んぼの水に空と雲が映り、雲が動くたび、日が差し込んで、田んぼはまるで、キャンバス。刻々と移り変わる色は自然が創り出す絵画のような美しさでした。涼しかった朝に比べ、村に着く頃にはすっかり暑くなり、往復でよい運動になりました。

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昼食後、午後は再びジープニーで山越え、谷越え棚田を求めて走ります。天気も良くなってきた為、バナウェから約1時間程移動しハパオ村へ行ってみました。ハパオ村の棚田も世界遺産に登録されているコルディレラ棚田群の一つです。バナウェやバンガアンに比べると高低差というよりは、横に広がりがあります。棚田の途中に集落があり、赤い服を来たとても高齢と思われる女性が腰を曲げて下から上がって来るのが見えました。見入ってしまう程、その足取りが力強かったのが印象的です。

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短い滞在ではありましたが、いくつかの村を訪ねることができ、村や棚田の風景を満喫しました。棚田は世界危機遺産にも登録されています。これ程の規模で各地に広がる棚田を維持していくのは本当に大変な仕事です。イフガオの人々の功労を称え、この美しい棚田の景観が守られることと、共に彼らの生活もより良くなることを願いこの地を後にしました。

ユーラシア旅行社で行くフィリピンツアーはこちら

モンゴルの移動式住居「ゲル」(ユーラシア旅行社で行くモンゴルツアー)

2014年7月8日 カテゴリ: 世界の文化情報中国・モンゴル情報

先日、ユーラシア旅行社で行く「モンゴル紀行 8日間」のツアーより帰国致しました。モンゴルと言えば、ほとんどの方が360度見渡す限り大草原、と想像される方も多いと思います。実際はと申しますと、首都ウランバートルはここ数年近代化の波が押し寄せてきており、有名ブランド店が入っているショッピングモールなど続々と完成しており、高層マンションも郊外へと延びてきております。ただ、ウランバートルから車で移動して1時間も経たないうちに、先述の大草原が広がり、そこには羊、ヤギ、馬などの家畜が放牧されている様子も見ることができます。そしてモンゴル、大草原と言って忘れてはならないのが、移動式住居「ゲル」であります。このゲルはチンギス・ハーンの時代からずっと変わっておらず、季節ごとに移動して家畜を放牧させるため、このような形式になっております。組み立て及び解体も容易で、組み立てに至っては大人3人で1時間~1時間半あれば完了できるそうです。ちなみに釘は1本も使われておりません。なおゲルの引っ越しは、通常ラクダに運ばせていますが、最近では車で運ぶ家庭もあるそうです。

ツーリストキャンプのゲル

私たちは2か所(南ゴビとブルド)のツーリストキャンプにてゲルで宿泊しました(ツーリストキャンプとは、草原の中に作られた旅行者の休憩・宿泊用の施設のことです)。中は至って質素で、ベッドが3~4つあり、天井から電球が1つだけぶら下がっており、また部屋の真ん中には煙突つきストーブが置かれております(ちなみにこの時期でも朝晩は冷え込むため、このストーブが大変重宝しました)。トイレやシャワーは当然ゲルの中にはありませんので、別棟に設置されています。

ゲル組み立て①

そして今回ブルドのツーリストキャンプにて、ゲルの組み立てを体験することができました。ただすでに壁材(格子状の組み木)はセッティングされていたのでそこからスタートです。まずは2つの柱と天窓を設置しますが、これは必ずそのゲルの主がやらなければなりません。次に壁材と天窓を支えるために梁をつけていきます(針は通常88本ですが、ゲルの大きさにより前後します)。続いて、屋根の部分を布で覆い、その上に羊の毛でできたフェルトをかけ、更に壁も布で覆います。その後屋根から雨除け、更にその上から白い布をかぶせ、壁を紐で固定し、最後に壁の下に布で覆い完成。途中からということもありかかった時間は30分程度でした。

ゲル組み立て②

さてこのゲル、実際に購入するといくら位になるのか聞いたところ、約20万円程度とのことです。実際に欧米からの観光客で購入される方もいらっしゃるそうです。私もお金と土地さえあれば買ってみようかな・・・と思いましたが、日本の気候だといろいろと大変なので思いとどまりました。もしご興味のある方、「別荘」に1ついかがでしょうか?(斉藤信)

ユーラシア旅行社で行くモンゴルツアーの魅力はこちら

次期世界遺産候補、ドンラム村を訪ねて(ユーラシア旅行社で行くベトナムツアー)

2014年3月5日 カテゴリ: アジア情報世界の文化情報世界の歴史情報

ユーラシア旅行社のベトナムツアー、ホーチミンのベンタイン市場

先日、「ベトナム四都周遊 世界遺産巡りとハロン湾クルーズ 9日間」より帰国しました。ベストシーズンのベトナムを南部のホーチミンから北部のハノイまで大縦断。ホーチミンでは、フランス統治時代の面影残る街を散策、中部では、どこか懐かしさを感じずにはいられない古都ホイアンや世界遺産ミーソンを巡り、北部では霧がかかる神秘的な世界遺産ハロン湾をクルーズ。肝心なところでは、いつも天候に恵まれ、ベストシーズンのベトナムを満喫しました。

ここ数年、ベトナムに行くと毎回感じることは、行くたびに新しい近代的なショッピングセンターや商業ビルが増えていきます。現地では便利になり、生活が豊かになる利点がある反面、ベトナムらしさがなくなってきているという残念さもあります。そんな近代化の波に負けず、北部ベトナムの伝統的な集落を残すドンラム村を訪ねました。

(さらに…)

大人気のフォトスポット、ヴィッタラ寺院の山車(ユーラシア旅行社で行く南インドツアー)

2013年12月5日 カテゴリ: アジア情報世界の文化情報

Hampi1

先日ユーラシア旅行社の「南インド大周遊 12日間」のツアーから帰国致しました。
インド南西部に位置するカルナータカ州。州都はIT産業の拠点であり「インドのシリコンバレー」とも呼ばれるバンガロール。そのバンガロールから途中までハイウェイを通り、その後田舎道を走ること約8時間。そこに小さな町ホスペットがありますが、そこからさらに30分走ったところにハンピの遺跡群があります。
ハンピは14世紀から17世紀にかけて南インドのほぼ全域を支配していたヴィジャヤナガル王国の都で、最盛期には人口が50万人にも及んだと言われています(現在のハンピは小村ですが)。トゥンガバトラー川南岸に位置する岩だらけの荒野に人為的に造られた都市でしたが、1562年にイスラム勢力の侵攻を受け廃墟と化しました。現在は26㎢の広さに渡って40ほどの遺跡が残っています。

(さらに…)

インドを知るにはバスの車窓からが一番(ユーラシア旅行社で行くインドツアー)

2013年11月26日 カテゴリ: アジア情報世界の文化情報

ユーラシア旅行社のインドツアー先日、ユーラシア旅行社の「インド八大仏跡巡りと三大仏教美術館13日間」の添乗より帰国致しました。

お釈迦様の足跡を辿る八大仏跡の旅・・・。ネパールにある生誕の地ルンビニから入涅槃のクシナガルまで仏教の聖地を訪れるツアーですが、聖地に関してはこのブログに既に書いてあるのでそちらをご参照ください。
ユーラシア旅行社のインドツアー
さて、仏跡を訪れるこのツアー、実はもう一つの楽しみがあるんです。
聖地は必ずしも全てが近くにある訳ではなく、八大聖地を全て見てまわるには、バスでの大移動が必要になります。全行程でおよそ1800kmほど。
つまり、インドの田舎の風景を車窓から楽しむにはもってこいのコースなのです。
しかも旅の最初はコルカタに行くのでコルカタからベナレスまでは寝台列車にも乗りますので、移動そのものを楽しむ事ができるツアーでもあります。

(さらに…)

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