カテゴリ:中近東・北アフリカ情報の検索結果

東トルコの大自然と世界でも珍しいオッド・アイの持ち主ヴァン猫

2018年8月16日 カテゴリ: 中近東・北アフリカ情報

この度、ユーラシア旅行社の「東トルコ・大自然と伝説の大地を巡る 10日間」」より帰国しました。
今回の旅は天候にも恵まれ、トルコ最高峰アララト山がとても綺麗に見えました。

アララト山

アララト山

アルメニアを旅した方にとってはトルコ側からもアララト山を見たいという想いがあったようです。アララト山のある場所はかつてアルメニアの領土であり、アルメニア人にとっての心の故郷のような存在です。また、19世紀末~20世紀初頭に起きたアルメニア人虐殺など、涙なしでは語れない場所なのです。ここだけに限らず国境地帯では悲しい歴史の話がつきものですね。
東トルコはシリアとの国境が近く、治安を心配される声がありますが、周辺は大自然が広がり、人も少なくとてものどかです。また、各地に検問があり、国を挙げて治安維持に力を入れています。検問では、日本人グループと言うとチラっと覗くだけであっさり終了。こんな辺境地でもトルコの親日家の多さを感じられました。
一度だけパスポートの提示を求められましたが、若い係員が日本人のパスポートを見てみたかっただけのようです。
東トルコにはトルコ最大のヴァン湖もあります。内陸のヴァンから一番近い海でも600㎞近く離れているので、この辺に住む人はヴァン湖をヴァン海と呼び、夏は海水浴を楽しみます。

ヴァン湖クルーズ

ヴァン湖クルーズ

塩分濃度が高く、海面はとても濃い美しい青色です。湖沿いをドライブしていると砂浜で作業している人や水遊びをしている人々の姿が見えて本当に海のようでした。
実はヴァンには有名な猫がいます。それが、左右の色が違うオッド・アイの持ち主、ヴァン猫です。白くてふわふわの毛の猫で、生まれたばかりの頃の目は灰色ですが、生後1~2か月の間に色が変わってくるそうです。残念ながら原種は既に絶滅したと言われていますが、ヴァンにある大学のヴァン猫研究所で、この可愛いヴァン猫に会う事ができます。
猫たちは広いスペースで昼寝したり、他の猫と遊んだり、元気に過ごしています。売店に売っているエサを買えば柵の中に入れるのでより近くでヴァン猫の綺麗な目の色を眺める事ができますよ。

ヴァン猫

ヴァン猫

人懐っこくて元気な猫たち、写真を撮っているとカメラめがけて突進してきたり、写真を撮りたいこちらの気持ちもお構いなく、きょろきょろして落ち着きません。
撮影したい方は、ちょっと眠そうにしている猫がねらい目です。うとうとして何かの拍子に目を開けた瞬間を撮影すれば、綺麗なオッドアイの写真が撮れるでしょう。
くれぐれもフラッシュをたかないようにお気を付け下さいね!(関根)

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3年ぶりに再開のチュニジアの古代遺跡はやっぱり素晴らしい!!

2018年8月7日 カテゴリ: アフリカ情報世界の文化情報世界の歴史情報中近東・北アフリカ情報

世界遺産古代ローマ遺跡ドゥッガ

世界遺産古代ローマ遺跡ドゥッガ

 

先日「チュニジア・サハラ浪漫紀行10日間」より帰国しました。
3年ぶりに再開したチュニジアツアー。

自らをモザイク国家と称するチュニジア。それは世界最大の古代ローマモザイクコレクションを持つ所以だけではなく、小さな国土に様々な気候・歴史・文化がモザイクにはめ込まれた小さな石のように集まり、チュニジアという国を作り上げているからでもあります。

実際、わずか3時間も走ると周りの景色が緑豊かな田園風景から荒涼とした砂漠へ姿を変えるのです。

7年前のアラブの春の始まりの国チュニジア。政治が良くなったけれども経済が伴わず、なかなか大変という割にはどの町でも優しく暖かく歓迎してもらいました。
そう、チュニジアは複雑な歴史所以か、多様性のある懐深い、世界有数の古くてそして新しい国家なのです。
そのため、語りつくせないくらいたくさんの楽しいことがありました。

というわけで、砂漠方面は次回にして今回は二つのトピックを語りたいと思います。

一つ目は、古代遺跡の素晴らしさです。
チュニジアは3000年前、カルタゴという巨大国家の首都でしたが、古代ローマとの3回に渡るポエニ戦争で滅んでしまいます。
ポエニ戦争はともかく、ハンニバルやスキピオという名を聞いたことがある方もいらしゃるのではないでしょうか。

100年後、ローマのアフリカ属州の首都としてチュニジアは復活を果たします。

この時に起きたのが、オリーブオイルバブルです。
今でも豊かな土壌に等間隔に植えられたオリーブ畑が広がるチュニジア。
古代ローマではもっともっとたくさんのオリーブの木が植えられていたことでしょう。
オリーブオイルは食事にも、美容にも、潤滑油としても使用され、葉は薬に、木材も建築素材として人気でした。
しかも、チュニジア産は質がいい!ということで高値で取引されていたようです。

チュニジアの オリーブ畑

チュニジアの オリーブ畑

 

この結果、オリーブ畑の中にあった街、古代ローマ都市のエル・ジェムは人口の3倍近い3.5万人も観戦できる円形闘技場を造ってしまったのです!現存する古代円形闘技場で唯一地上と地下が残る貴重な遺跡で、1800年も前に地下から剣闘士や猛獣がせり上がり登場するリフトシステムが存在していたのです。
客席部分からアリーナを眺めていると、ふと、砂の間から剣闘士が現れて当時の人々の歓声が聞こえてくるような…そんな錯覚に襲われます。
この堂々とした闘技場は時代を下りイスラームの頃は何と城塞の役割も果たし、今でも街で一番の建造物と言っても過言ではありません。

エル・ジェム円形闘技場

エル・ジェム円形闘技場

 

それ以外にも世界遺産になった山の斜面に作られたドゥッガは市場に住居、そして浴場・公共トイレに売春宿…計算された街並みを歩いているだけで、人々の生活の声が聞こえてきそうになります。

二つ目はモザイクです。
2世紀から3世紀、古代ローマのモザイク文化は頂点を迎えました。写実的な絵画の様な生き生きした魚や動物、美味しそうな食材からローマ神話の一場面が切り取とられた躍動感あふれるものまで、いついつまでも引き込まれてしまう美しいモザイクの数々はチュニジアの様々な古代ローマ遺跡から発見されました。

私の大好きなバルドー博物館は17世紀のオスマン帝国の総督の宮殿という贅沢な空間に本当に溢れるほどの古代ローマモザイクが展示されています。

その中でもお気に入りはいろいろありますが…今回紹介したいのは「ポセイドンの勝利」に出てくる四季の春を擬人化した女性です。
顔の陰影がとても、なんというかアンニュイで素敵なんです。

バルドー博物館 ポセイドンの勝利

バルドー博物館 ポセイドンの勝利

 

春なので明るい雰囲気なのに、あんまり笑顔ではないところが、逆に春の不安さが出ていて素敵だなぁと思うのです。
この表情を自然の石のみで表現しているのです。
いやはや古代ローマの芸術性と職人の技術に脱帽です。

バルドー博物館 ポセイドンの勝利2

バルドー博物館 ポセイドンの勝利2

 

語りつくせない古代ローマの息吹きを国中で感じられるチュニジア。
その魅力に一度でもはまったら…時代をさかのぼったり下ったりしてカルタゴの世界やイスラームの世界へ引き込まれること間違いなしです。

添乗員:齋藤晃子

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トルコの今

2018年7月24日 カテゴリ: 中近東・北アフリカ情報

 

カッパドキアのキノコ岩

カッパドキアのキノコ岩

 

先日、「トルコ物語~東西の十字路 トルコを極める~ 15日間」のツアーより帰国致しました。
ここ数年IS関連によりトルコの治安が不安視されていたため、各国からの観光客もトルコから遠ざかっていましたが、治安も落ち着きを戻し、昨年あたりから観光客が戻ってきました。実は今回のツアー中、世界でも注目されたトルコ大統領選挙が行われていましたが、現地では特にデモ等に遭遇することもなく平穏無事でした。むしろ一部の国民はロシアワールドカップに夢中になっていたかも。また今回再選したエルドアン大統領はイスラム色が濃いことで有名ですが、やはり1923年にアタチュルク大統領によりトルコ共和国が建国して以来の政教分離政策は継続されているため、ほとんどのレストランではビールやワインなどのお酒も飲むことができます。

アンタルヤの滝

アンタルヤの滝

 

そして肝心の観光地はと言えば、私もトルコを訪れるのは6年ぶりですが、首都アンカラ、カッパドキアの奇岩群、地中海岸の町アンタルヤ、パムッカレの石灰棚、トルコ最大の都市イスタンブールなど、あの時とほとんど変わっていませんでした。ただ少し残念だったのが、2015年に世界遺産登録されたことに伴い、エフェソス遺跡の中のトイレが座れなくなってしまったことと、イスタンブールの観光地の一部が修復中であったことです(これは数年前に修復作業が行われる予定でしたが、IS等で国内の情勢が不安定だったので、今年にずれ込んでしまったとのことです)。

エフェソス遺跡のトイレ(今は座れません)

エフェソス遺跡のトイレ(今は座れません)

 

それでもカッパドキアの民家のおもてなし、パムッカレの足湯、丘の斜面を利用して作られたペルガモン遺跡の大劇場、そして私がトルコで一番好きなイスタンブールのガラタ橋のたもとから見た金角湾とその奥にそびえ立つガラタ塔の光景は、懐かしさもありましたが、改めて初めて見た時のよう感動が蘇ってきました。あと1つ思ったのが、日本国内と同様、中国人の観光客が増え、日本人よりも多くなったことです。ただ観光地のお土産屋さんからかけられる言葉、それは「いらっしゃい」、「ともだち」、「やすいよ、たかくない」、「ばざーるでござーる」などの日本語のオンパレード!このうざったさもあの時と同じですが、ただ内心懐かしさもあり嬉しくも思いました。今後彼らがかける言葉が変わらないよう、かつてのように日本人観光客がもっと増えてほしい、そう願ってやみません。(斉藤信)

ペルガモン遺跡の大劇場

ペルガモン遺跡の大劇場

イスタンブールの金角湾とガラタ塔

イスタンブールの金角湾とガラタ塔

 

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地中海貿易を制したフェニキア人発祥の地ビブロス(レバノン)

2018年7月19日 カテゴリ: 中近東・北アフリカ情報

ビブロス遺跡

ビブロス遺跡

先日、「レバノン周遊とルーブル・アブダビ 8日間」のツアーから帰国しました。
12年ぶりにツアーを再開したレバノンと昨年11月に開館したばかりのパリのルーブル美術館初の海外別館であるルーブル・アブダビを訪れるツアーです。
レバノンは地中海に面し、周りをシリアやイスラエルに囲まれた小さな国です。国の面積は岐阜県ほどしかなく、その中でイスラム教シーア派やスンニ派、ドルーズ派、キリスト教マロン派、ギリシャ正教など様々な宗教・宗派が政治的にも協力し共存する珍しい国です。それ故に過去には内戦が勃発し情勢が不安定な時期もありましたが、今は治安的にも落ち着いており平和そのものでした。しかしながら、ベイルート市内には弾痕の残った建物も新しい建物の隣に並んでおり、戦争の爪痕も垣間見えます。レバノンと聞くと、そんな記憶に新しい内戦のニュースが思い起こされるかもしれませんが、実はその歴史は古く、8000年前まで遡ります。

 

 

今回訪れたのは首都ベイルートより北へ40㎞程のフェニキア人発祥の地として有名なビブロス。紀元前6000年頃から人が住み始め、その後、フェニキア、ローマ、十字軍の時代から現在に至るまで人が継続して住み続けている唯一の都市です。前3000年ごろのフェニキア時代、レバノン杉が多く群生していたカディーシャ渓谷に近かったため地中海貿易の拠点の港として発展しました。レバノン杉は強靭で虫も付きにくく建築材に適していたため、フェニキア人はレバノン杉で建造した船に乗り、主にエジプトなど海外諸国へレバノン杉を輸出。エジプトではレバノン杉がピラミッドの梁や太陽の船、ファラオの棺桶、樹脂がミイラづくりにも使われました。エジプト新王国のファラオ・トトメス3世が遠征を行ったおりに港を訪れ、レバノン杉がエジプトへ滞りなく出荷されるよう取り計らったという記録も残っているそうです。

 

レバノン杉

レバノン杉

 

また、エジプトからはパピルスを輸入し、ギリシャへ再輸出もしていました。そのため、ギリシャ語でパピルスを意味するブブロスからビブロスと名付けられ、バイブル(聖書)の語源ともなりました。私たちが普段使用しているアルファベットも元はフェニキア文字であり、地中海貿易によってパピルスとともにフェニキア文字が各地へ伝えられ改良されて現在の形となりました。世界最古のアルファベットが刻まれたビブロスの王アヒラムの石棺はこの地で発掘され、今はベイルートの国立博物館に展示されています。他にもエジプトの影響を受けて造られたであろうオベリスクが並ぶ神殿が残り、そこから出土した兵士の青銅像も国立博物館で見られました。
長い歴史を誇る都市がビブロスの他にも点在するレバノンですが、今の時点ではまだ一部は訪れることが叶いません。いずれ全ての地を訪問することが出来るよう、更なる平和が訪れることを祈ります。(日裏)

 

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まるで火星滞在!赤茶色の砂漠地帯でテント宿泊(ヨルダン)

2018年5月11日 カテゴリ: 中近東・北アフリカ情報

先日、「ヨルダン・ハイライト 7日間」のツアーから帰国致しました。この7日間のツアーは、ヨルダンが誇る“ペトラ遺跡”と『アラビアのロレンス』の舞台である“ワディ・ラム”、そして、イスラエルとの国境に位置する“死海”などを訪れる、ヨルダン良い所取りの内容です。その中でもこのツアーでしかできない体験が、赤茶色の砂漠の地ワディ・ラムでドームテントに宿泊することです。

ワディ・ラムは、先述の通り映画『アラビアのロレンス』の撮影地であり、物語の主人公である英軍人トマス・エドワード・ロレンスも実際に本拠地を置き、遊牧民族のベドウィン達と15年間暮らした場所です。

映画『アラビアのロレンス』は1962年に公開されたイギリス映画で第一次世界大戦下のオスマン帝国からのアラブ独立闘争を描いた歴史映画です。ロレンスは、アラブの地理に詳しかったため、イギリス陸軍の一員としてアラブの地で勤務することになります。そして、アラブ人たちとの運命的な出会いを果たし、イギリス人から一人のアラブ人としてオスマン帝国に戦いを挑みます。映画では、壮大な砂漠の景色と素晴らしい音楽の調和が見事だったので、バスの中でも『アラビアのロレンス』のサントラを流しながら、砂漠の景色をお楽しみ頂きました。

ワディ・ラムの観光を終え、私たちはキャンプサイトへ向かいました。キャンプと言っても宿泊するのは、ラグジュアリー・キャンプ。キャンプエリアは、レストランとWiFiを完備しています。そして、テント内は、ベッドとイス、洗面台とシャワーなど、普通のホテルとほとんど変わらない設備が備わっています。

また、2015年に公開されたアメリカのSF映画『オデッセイ』は、このワディ・ラムの地で撮影されました。主演のマッド・デイモンは、今まで見てきた中で最も素晴らしく美しい場所の一つと評しています。私も、この赤い荒地とドームキャンプを眺めていると、すっかりSF映画に入り込んだ気分になりました。今後、一般的に宇宙旅行が可能になったら、このようなドームテントで火星に宿泊する日が来るだろう、その際には、宇宙飛行士の免許を取り、数々の訓練が必要だ…と空想にふけていました。

夕食は、伝統のベドウィンテントで頂きました。土の中で蒸し焼きにされたヨルダンのBBQ“ザルブ”や伝統のデザートでおもてなし。涼しい夜風の中で頂く食事に、お腹も心も満たされました。そして、テントサイトへ戻る途中、綺麗な星と月が見えました。望遠鏡を覗くと、月のクレーターまで見ることが出来ました。

充分に満喫しましたが、翌朝まで楽しみがあります。夜が明けた後の日の出観賞の時間です。周囲に奇岩があるので日の出が見える時間は遅くなりますが、テントは東を向いているため、天気が良ければ太陽を拝むことができます。この日も朝日をばっちり見ることができ、最後まで大満足の宿泊となりました。

今回のツアーで、改めてヨルダンは魅力の詰まった国だと実感しました。輝かしい古代の歴史や激動の近代史に思いを馳せたり、映画のワンシーンを思い出したり、楽しみ方が尽きない国のひとつです。

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満開のチューリップ!春を迎えたイスタンブール

2018年4月27日 カテゴリ: 世界のお花・紅葉情報中近東・北アフリカ情報

エミルガン公園のチューリップ

エミルガン公園のチューリップ

東西文明のまさに十字路!かつてオスマン帝国という強大な勢力を誇ったトルコ15日間のツアーより帰国。アンカラから入り、地中海沿いのアンタルヤまで南下、そしてエーゲ海沿いを北上。最後はイスタンブールに3連泊!ローマ帝国時代の遺跡から、イオニア遺跡、オスマン帝国時代の建造物まで、自然、遺跡、現代建築、町歩き…魅力絶えないトルコで、春の訪れを感じさせてくれるのが、色とりどりのチューリップ。トルコ語では「ラーレ」と呼ばれ、トルコでは最も親しみ深い花。チューリップは、オランダのイメージが強いですが、実はトルコが原産で、トルコの国花でもあります。中央アジアからアナトリアにかけて生育していたといわれ、チューリップという名前もトルコ人が巻いていたターバンから来ているという説も(「ターバン」はトルコ語で「トゥリバン」)。はるか昔から、人々は絨毯や衣類、日用品などにチューリップの模様をあしらっていたといわれます。現在でも、ところどころにチューリップの模様を見つけることができます。トルコの人々にとって、チューリップは日本でいう桜のようなものなのかもしれません。

今回のツアーではちょうどイスタンブールの、町中の至るところでチューリップの花を楽しめました。特にたくさんのチューリップが咲きそろい、フォトジェニックな光景が話題のエミルガン公園は別格!元々は身分の高い方のお屋敷があったところで、今では地元の人々の憩いの場でもあります。朝の8時半ごろ訪れたこともあり、公園内では、朝ご飯代わりに皆でちょっとした食べ物を持ち寄り、楽しくテーブルを囲んでいる人々も多数。他のヨーロッパ人と比べると、トルコ人は朝食の時間を大事にしており、朝食用の食堂もあるくらいなのです。日本とは違い、お酒ではなく、こちらでは温かいチャイ飲みながら。騒がしくなく、落ち着いた雰囲気でした。彼らの中では、日本のお花見のような感覚なのでしょうか。なんだかとても親近感がわきました。どの国も考えることは同じです。

エミルガン公園のチューリップ2

エミルガン公園のチューリップ2

公園はボスポラス海峡沿いにあるので、公園から海を眺めることもできます。春は気候もちょうどよく、ついつい長居してしまうはず。皆様は赤、白、ピンク、黄色…どのチューリップがお好みでしょうか。次回は逆さチューリップを探しに東トルコに行きたいです。(荒川)

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サハラ砂漠、朝日が身に沁み入る一日の始まり(モロッコ)

2018年4月17日 カテゴリ: 中近東・北アフリカ情報

先日、モロッコ9日間のツアーから帰国しました。
9日間、山を越え谷間を抜け旅をして来ましたが、この僅かな間に季節を1周巡るという実に不思議な経験をしました。
時には太陽が照りつけ、時に一面の野花に囲まれ、時に涼しい風を感じたと思えば雪景色の中で猿を発見し…。
ある書籍には「熱い太陽の寒い国」と形容されたモロッコ。まさにその言葉を実体験したツアーでした。

そんな中、特に忘れられないのがこちら。

サハラ砂漠

サハラ砂漠!

サハラ砂漠といえば、細かい粒子の砂丘を想像しがちですが、実際にその砂砂漠があるのはサハラ全体の20%のみ。その他は礫砂漠や岩砂漠と呼ばれる、大小の礫がごろごろして枯れ草が点々と生えているような景色が続きます。
もちろんツアーでは大砂丘をご覧頂けるスポットまでご案内!

朝5時前に砂漠の中のホテル・オーベルジュを出発し、ラクダが待つステーションへ。
サハラ砂漠に昇る朝日鑑賞のお時間です。
星空と月明かりの中、きれいに一列並んだラクダに期待が高まります。
砂を踏みしめながらだんだんと朝の光に包まれていく感覚は、あまりにも非日常過ぎて言葉には代えがたいものでした。

早くに出発した甲斐があり、他の観光客よりも高い砂丘に陣取ることができました。
数年ぶりの大寒波が到来したということで、朝の気温なんと3度。いつもよりかなり冷え込んだ一日だったそうですが、絶景に出会うなら寒さなど大した問題ではありません!
今か今かと皆で体を寄せ合って、日が昇る瞬間を待ちます。

そして遂にやって来ました!

サハラ砂漠の朝日

サハラ砂漠の砂が、朝日によって徐々に徐々にオレンジに朱に染まっていく…。まさしく壮観。
シャッターを切る指が止まらない、でも刻々と変わる景色にファインダーを覗くのもなんだかもったいない。朝日が昇り切る10分間は一瞬の出来事のようでした。

いつまでも見ていたい気持ちに後ろ髪を引かれつつ、何でもない日がなにか特別な一日になったような、得した気分になった一日の始まりでした。(三好)

あのレオナルド・ダ・ヴィンチも惚れ込んだレフカラレース(キプロス)

2018年4月3日 カテゴリ: 中近東・北アフリカ情報

先日「南北キプロス島を極める 8日間」より帰国いたしました。
総面積四国の約半分の小さな島国キプロスは日本ではまだ馴染みがございませんが、ヨーロッパの人々にとって人気のリゾート地の1つです。

キプロスの歴史は約9000年。大国に囲まれた島国であるためプトレマイオス朝、ローマ帝国、ベネチア共和国、オスマントルコ…と様々な国の交通の要となり時には支配され、発展してきました。

現在キプロスには、国連が管理する緩衝地帯「グリーンライン」が存在し、それを境に南はギリシャ系、北はトルコ系と民族が分かれています。
一時は紛争状態でしたが、現在は落ち着いており、パスポートを提示するだけで南北の行き来は簡単にできるようになりました。

 

 

そんなキプロスにはレフカラという村があります。
人口は約1000人、小さな村です。
標高が高いためベネチア領時代、避暑地として栄えました。
その時代に村のレース文化と、ベネチア貴族が持ってきたレース技術が融合し、レフカラレースとして繊細で美しいレースに発展しました。

レフカラ村

レフカラ村

レフカラレースの中でもジグザグのカットワークのデザインのレースは“ダヴィンチレース”と呼ばれています。

これは15世紀、レオナルド・ダ・ヴィンチがレフカラ村にのレースに魅了されミラノ大聖堂の祭壇に飾るために、特別に編ませたレースです。
ダ・ヴィンチは、自身の作品「最後の晩餐」の作中に登場するテーブルクロスにレフカラレースを描くほどレフカラレースに惚れ込んだと言われています。

2009年には、細かな刺繍とデザイン性の高さから世界無形文化遺産に登録されました。
現在でも、レフカラレースはキプロスを代表するお土産の1つです。

レフカラ村

レフカラ村

私たちが訪れた日は日曜日で、いつも以上に観光客で賑わっていました。

女性たちが元気にレースを売っていました。

レフカラ村

レフカラ村

このように長い歴史の中で受け継がれてきたレフカラレースですが、近年後継者の減少と作り手の高齢化に直面しています。
現在作り手はたったの50人ほどしかいないといわれています。
ルネサンスの巨匠ダ・ヴィンチも惚れ込んだレフカラレース、後世まで魅力が伝わってほしいと願うばかりでした。(白井)

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玉手箱のようなオマーンへ

2018年1月24日 カテゴリ: 中近東・北アフリカ情報

 

ワヒバ砂漠にて

ワヒバ砂漠にて

 

先日、「オマーンの絶景、ワヒバ砂漠と煌めきのアラビア海 7日間」より帰国しました。
アラビア半島の南東に位置するオマーンは、サウジアラビアやアラブ首長国連邦、イエメン等、名だたる国の中ではどうにも知名度は高い方ではないように思えます。アラビア半島の国々を周遊するツアーなどがある中、オマーン1ヵ国で一体、何を見るの?といった質問も出発前に何度もうけました。しかし、蓋を開けてみればびっくり!「こんなに色々なものが見られるとは思わなかった。」そう、あまり知られてない分、驚きも倍増なのです。
毎日違ったオマーンの顔を見ることが出来る。これがオマーン旅行の最大の魅力。それってどんな顔!?を簡単にご紹介させて頂きます。

 

<現在のオマーン>
高層ビルが立ち並び、白を基調とした建物、ごみ一つ落ちていない清潔感溢れる街。マスカット。颯爽と走る車やバスはどれもピカピカ。どこまでも伸びる道路は、私たちをどんな田舎にでも快適に連れて行ってくれます。実は約40年前まではここオマーンには舗装道路がたった10㎞しかなかったそうです。それまで鎖国状態の未知なる国だったオマーンは現国王カブースによって目覚ましい進歩を遂げてきました。生まれ変わったオマーン。国王が国民に寄進したとされるスルタン・カブース・グランド・モスクは圧巻です。

 

<歴史に触れる古都ニズワ>
内陸部のオアシス都市にあるニズワは日本でいえば京都。全て真新しく感じるマスカットの新市街とは対照的にここではオマーンの古い歴史に触れることができます。かつてのポルトガルの占領により一躍国際的な交易拠点へと急成長したオマーンはついにはポルトガルを追い出しインド洋へ、そして東アフリカへと進出していきました。そんな時代は外にも内にも敵が多く、丘の上に残る監視塔や強固な要塞からも冬至の様子をうかがえます。要塞の中には敵が攻めてきた時、いざっ!の仕掛けが至る所に散りばめられ、まるで忍者屋敷?敵の攻撃に怯える事もない現代の街はいっぱいのナツメヤシに囲まれた本当の意味でのオアシスのような所でした。

ニズワ郊外のオアシス

ニズワ郊外のオアシス

 

<手つかずの自然を体験!ワヒバ砂漠&ワディ巡り>
国土の80%が砂漠であるオマーンの中でも最大と言われるワヒバ砂漠では赤と黄色の美しい砂漠をご覧いただけます。時間ごとにその色を変える砂漠。暗くても足元を照らしてくれるほどの月の明かり。音のない静かな砂漠での宿泊。また、手つかずの自然と言えば流水で出来た小さな峡谷や谷間であるワディ。自然が造り上げた景観もさることながら、山から湧き出る天然水による川や池が自然のプールとなり現地の人々にも、そして私達にも絶好の遊び場を提供してくれます。

 

<ダウ船>
マスカットやスールの真っ青の海に浮かぶダウ船。ヴァスコ・ダ・ガマが来る前、つまりヨーロッパ人が来るよりももっと昔からインド洋に半年ごとに吹く季節風を利用してアラビア、ペルシャ、インドに東アフリカと大海原を自在に往来していていました。今は観光船として使われているダウ船だが、ふと、象牙や香料などを積んで風に乗ってやってくる人達の賑やかな情景が目に浮かぶようでした。

 

百聞は一見に如かず。オマーンの魅力は計り知れません!!(岩間)

 

 

 

総面積四国の約半分!小さい島ながら歴史がつまった魅力あふれるキプロス島へ

2017年10月11日 カテゴリ: 中近東・北アフリカ情報

ペトラ・トゥ・ロミウ海岸

先日、「南北キプロス島を極める8日間」の添乗から帰国しました。
このツアーではキプロス共和国を二分しているグリーラインを越えて、
北と南両方の魅力ある観光地を訪れるツアーです。
北キプロスではイスラム教のモスクは必見。南キプロスでは、
トロードス山塊にある正教会の壁画が必見とそれぞれに文化が息づいています。

1960年に英国から独立後、1974年のギリシャ系によるクーデターを機に、
南部ギリシャ系のキプロス共和国と北部トルコ系の北キプロス・トルコ共和国に分裂しました。
南北問題は今も解決されてはいませんが、EU加盟に伴い話し合いの場が設けられています。
また、かつては南北を横断できなかった時代から、今日では自由に行き来できるようになり、
南北の問題を肌で感じるような場面は現在ではほとんどありません。
むしろ、どちらのキプロスにもそれぞれの魅力があり、
食事も北キプロスではトルコの影響を受けた料理や、
南キプロスではギリシャの影響を受けた料理が出てきたりと様々でした。
また、北側ではイスラム教、南側ではキリスト教の素晴らしいモスクや教会の壁画を堪能でき、
1つの国ながら異なった文化を同時に楽しむことができるのもキプロス島です。

アフロディーテの誕生地など、ギリシャ神話の舞台でもあり、
海に山に贅沢な自然と様々な色のある文化を肌で感じることができた旅でした。(森)

例)ユーラシア旅行社で行くキプロス島ツアーの一覧はこちら

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