カテゴリ:ヨーロッパの検索結果

アラブ・ノルマン様式の最高傑作・モンレアーレ大聖堂(シチリア)

2018年4月20日 カテゴリ: ヨーロッパ西欧・南欧情報

先日「アマルフィに連泊!南イタリア・シチリアの史跡と景勝地を巡る旅」より帰国致しました。ハイシーズン前の南イタリア・シチリアは、どの町も静かな時間が流れ、普段なら観光客であふれかえるような観光地も比較的すいており、のびのび観光することができました。

モンレアーレ大聖堂

モンレアーレ大聖堂のパントクラトール

今回一番印象に残ったのは、シチリア島、モンレアーレ。人口25,000人程の小さな村には、12世紀に建立された壮麗な大聖堂があります。外観は大変シンプルな作りのように見えるのですが、聖堂内に一歩足を踏み入れるとはっと息をのむことになります。目もくらむほど鮮やかなビザンチン式の黄金モザイクが壁面全体に施され、床もモザイクで模様が描かれています。何よりも神々しい光を放つのが内陣に描かれた「パントクラトール(全能のキリスト)」です。右手では人々に祝福を与え、左手に持つ福音書には「私は世の光である。私に従うものは決して迷わない。」と書かれています。聖堂内だけでなく、付属の修道院の回廊も独特です。アラブ風の回廊で、2本1組の柱はやはりモザイクで彩られています。キリスト教の宗教建築ではなく、宮殿のような雰囲気さえあります。

モンレアーレ大聖堂、回廊

モンレアーレ大聖堂、回廊

シチリア島では、ギリシャ・ローマ時代、ビザンチン帝国、イスラームと様々な文化が栄えてきましたが、それらをまとめ上げたのがノルマン王朝。1130年にルッジェーロ2世によりシチリアと南イタリアにまたがるシチリア王国が建国され、他文化に寛容な政策をとり、ノルマン王朝ではノルマン・ギリシア・ビザンツ・イスラームの文化を融合させた独自の文化が花開きました。その集大成ともいえるのがモンレアーレ大聖堂です。
味わい深いロマネスク式や、荘厳なゴシック式など、教会建築にはそれぞれの良さがありますが、それらとは一味違う魅力を持つシチリアのアラブ・ノルマン様式。その魅力をたっぷり堪能できました。(市川)

芸術と音楽の国、ドレスデンとベルリンを訪ねて(ドイツ)

2018年3月15日 カテゴリ: ヨーロッパ世界の文化情報世界の芸術情報西欧・南欧情報

ドレスデン、「アルテマイスター絵画館」にて

ドレスデン、「アルテマイスター絵画館」にて

 

先日、「ドレスデンとベルリンの休日 8日間」の添乗より戻りました。今年の冬は、ヨーロッパや北米で寒波の嵐が吹き荒れました。そんな、2月中旬に訪れたドイツ。確かに、外は寒いのですが、厚手のセーターにダウンコート、東京の同じ時期の服装に更に一つ加えれば準備完了!今回の旅は、連日、晴天に恵まれ、キリっとした空気の中での観光は気持ちがよかったです。
歴史の深いドイツは、大きな街ともなると魅力的な美術館や博物館が多く、観光のベストシーズンには入場の行列も出来ることも少なくありません。しかし、訪れたこの時期は観光客も少なく、人気の美術館、博物館をじっくり訪れるには最高の時です。ドレスデン、アルテマイスター美術館では、ラファエロの「システィーナのマドンナ」も私たちのグループで貸切状態。なんとも贅沢な時間を過ごしました。

ベルリンフィルハーモニーホール

ベルリンフィルハーモニーホール

 

今回の旅で多くのお客様の一番の目的は、ベルリン・フィルハーモニーの演奏を今年の夏で退任するサイモン・ラトル指揮で、ベルリン・フィルハーモニーホールで聴くこと。ラトルがタクトを振り上げた瞬間から、二千人もの聴衆の耳がザット吸い込まれるような、うまく表現できませんが、各楽器が一つとなって圧倒的な音を作り出します。オーケストラなのだから、一つとなって音を作りだすのは当たり前の事かもしれませんが、世界最高峰の音とはこういうものなのか、と私はすっかり圧倒されてしまいました。普段からクラシック音楽ファンのお客様方も、大変ご満足されていらっしゃいました。フィルハーモニーホールの造りも個性的です。演奏ステージを360°囲むように客席が設置されていることは有名。内部見学の時のガイドさんによると「このホールはどこに座っても音がいいんですよ。」とのこと。天井からは反射板が吊り下げられ、ホールの形から壁から、オーケストラの音響効果、残響を周到に計算して設計されているそうです。ドイツはやはり、音楽の国。コンサート会場にも老若男女、様々な年齢層の姿があり、自然体で音楽を楽しんでいる様子が素敵でした。(帯津)

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常春の島、マデイラ島でカーニバルにご案内(ポルトガル)

2018年3月6日 カテゴリ: ヨーロッパ世界のお祭り情報西欧・南欧情報

フンシャルのカーニバル

フンシャルのカーニバル

先日、「ポルトガル物語~マデイラ島や陽光溢れる南部アルガルヴェ地方~ 15日間」のツアーから帰国致しました。
今回のツアーでは、サッカー選手クリスティアーノ・ロナウドの出身地マデイラ島まで足を延ばし3連泊、大西洋の真珠とも呼ばれている島でゆっくりとすごしました。今回の日程では、マデイラ島の中心地フンシャルで年に1度開催されるカーニバルにもご案内致しました。フンシャルのカーニバルは世界中数多くのカーニバルがある中でヨーロッパ屈指のカーニバルです。常春の島で開催されるだけあり、開放的で陽気なパレードが繰り広げられます。
今年は計11のグループ、約2000人の人が山車を中心に歌って踊ってパレード、それぞれのテーマに沿ってダンスする姿に観客も大盛り上がり。私たちも特別席から観覧しました。大音量の音楽と共に始まったカーニバルは、この日の為に1年間準備してきた島民たちが始まる前からほろ酔い気味で盛り上がり、見ている方も楽しい気分になりました。実はこのフンシャルのカーニバルは歴史が古く、リオのカーニバルより先に始まったと言われています。このカーニバルがリオに渡り、華やかになりここに逆輸入で戻ってきたといわれており本場のリオ顔負けの賑やかなサンバが印象的でした。その他にも魅力が沢山詰まったこの島では太古から姿を変えずに残る月桂樹林ラウリシルヴァや島の北側に出ると見られる荒々しい海岸線、バナナの見事なプランテーションや谷を利用して作った段々畑など、目まぐるしく変化する車窓に思わずうっとりするほどでした。
日本の奄美大島ほどの大きさ、南岸から北岸までは直線距離にして23㎞という小さな島ですが活気にあふれ、果物や植物、花が咲き誇る魅力あふれる島でした。(竜崎)

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早口言葉のような世界遺産、アルベロベッロのトゥルッリを訪れました。(イタリア)

2018年3月1日 カテゴリ: アジア西欧・南欧情報

先日、「南イタリア・シチリア紀行 10日間」の添乗から帰国しました。

今回のツアーではまずシチリア島へ。シチリア島で印象的なのはお土産物としてよく見かけるトリナクリア。ギリシャ語で「三本足」を意味する名の通り、顔から3本の足が生えた奇妙なマスコットで、それぞれの膝がシチリアの3つの岬(メッシーナ、マルサーラ、パキーノ)を表しています。

トリナクリア

トリナクリア

 

 

最初は不思議そうに見ていたお客様も、シチリア島を出る頃にはトリナクリアを爆買い!きもかわ?な見た目が癖になってしまう不思議な魅力のあるマスコットでした。

 

 

その後、ツアーはトリナクリアの表す岬の1つ、メッシーナからイタリア本土へ入り、イタリア東部、プーリア州の街アルベロベッロへ。アルベロベッロとは美しい(ベッロ)森(アルベロ)の意。街の中には、アルベロベッロの代名詞とも言えるとんがり屋根がつんつんと立ち並びます。
アルベロベッロは、伝統的な家屋造りを世界遺産とするという共通点で、日本の白川郷と姉妹都市の提携を結んでいます。では、どんな家屋なのか。トゥルッロと呼ばれるとんがり屋根(複数形でトゥルッリ)は、石灰岩を円錐形に積み上げ、てっぺんには帽子のように白く塗られた装飾(ピナクル)が被せられて造られています。一番の特徴は接着剤が使われていないという点。かつて、住居税の徴収に来た役人に屋根を外して見せて、これは徴収に値する家ではないと言い張り、税から逃れていたと言われています。積み上げられた屋根には、かつては魔除けの為に、現在は家紋として各々の家が独自のマークを白い塗料で描いています。

アルベロベッロのトゥルッリ

アルベロベッロのトゥルッリ

 

今回はトゥルッリでお土産屋さんを開いているお姉さんが、2階の庭にあげてくれました。2階からは無数に連なるとんがり屋根を目線の高さで楽しむことができました。

目線の高さのトゥルッリ

目線の高さのトゥルッリ

 

よく見ると、屋根により石の色合いや薄さが違います。これは雨風にさらされ生えた苔が石を腐食し、もともとはクリーム色の石が段々と黒ずんでいくためです。屋根は約100年に一度交換されるそうで、屋根の色で最近修理されたんだな、そろそろ交換時期だなと推測することができます。
現地ガイドのミモさんのひいおばあさんの家も覗かせてもらいました。住居は一つのとんがり屋根につき一つの部屋。部屋と部屋の間の壁は無く、いくつかの屋根がまとまって1つの家になっています。リビングの下は井戸。海や川の無い街なので、雨水や雪解け水を水路から家の中へと引いているのです。ミモさんがいうには、去年の夏は水不足の為、生まれて初めて断水になったそう。

つんつんと並ぶトゥルッリ達を眺め、家畜と一つ屋根の下で暮らしていた当時の暮らしぶりに思いを馳せながら、アルベロベッロを後にしました。(松永美)

 

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大航海時代はここから始まった。独立を守り通した記念に捧げられた、バターリャ修道院へ(ポルトガル)

2018年2月7日 カテゴリ: ヨーロッパ西欧・南欧情報

バターリャ修道院/回廊より

バターリャ修道院/回廊より

先日、ポルトガルの添乗から帰国致しました。

大航海時代の富に支えられ、数多くの壮麗な建築物が残るポルトガル。航海用具や南国の植物などをモチーフにした独特のマヌエル様式を始め、壮麗な建物が好きな方なら絶対に訪れて損はない国ですが、そんな中でも今回特に目を引いたのが、ポルトガル中部、アレンテージョ地方の小高い丘にそびえるバターリャ修道院です。

 

バターリャ修道院の正式名称は、モステイロ・デ・サンタ・マリア・ダ・ヴィトリア、「勝利の聖母マリア修道院」。14世紀半ばから、ポルトガル王ジョアン1世が建設を始めました。さて、「勝利の」という言葉は、ジョアン1世がお隣スペインのカスティーリャ王国との戦いに勝ったことを意味します。

 

というのも、ペドロ1世の庶子であったジョアン1世は嫡男であった兄・フェルナンド1世が亡くなったため王位を継ぎますが、兄家族に血縁関係のあったカスティーリャ王国はこれを根拠にポルトガルの王位継承権を主張します。アルジェロバッタの戦いと呼ばれるこの王位継承戦争に負ければ、ポルトガルはあわやスペインに併合されてしまう!というところで独立を守ったのが、このジョアン1世なのです。

 

彼は約50年の治世の中でポルトガルの最盛期と築き上げ、この国に富と名誉をもたらした大航海時代を切り開きました。彼の5人の息子の一人が、日本でも有名なエンリケ航海王子です。未知の大陸からもたらされた目新しい植物や、航海用具の装飾が所狭しと施された屋内は、その素材が石だとは信じられないほど。繊細なレースのような彫刻には目を奪われるばかりです。

 

そんなポルトガルの黄金時代を築き上げたジョアン1世は、今も妻フィリッパと5人の息子たちとともにこのバターリャ修道院に眠っています。彼があの戦いに負けていたら、大航海時代もマヌエル様式もなかったのだろうか。そんな風に思いを巡らさずにはいられない歴史の転換点を感じられる修道院でした。(松永華)

 

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世界遺産のモエ・エ・シャンドンの迎賓館での優雅なランチを楽しむ(フランス・シャンパーニュ地方)

2017年11月21日 カテゴリ: 西欧・南欧情報

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先日、「ビジネスクラスで行く 東フランスの美しい村と美酒の郷 9日間」より帰国致しました。秋は夏に比べ、観光客も少なく、普段は混み合う美術館をゆっくり堪能でき、街や村、教会も黄金色の木々に彩られ、写真の撮りがいがあります。そして、何よりも黄葉した並木道や大地が広がり、普段は何もない車窓からの風景も思わず溜息が出るような黄金色に輝く秋のフランスを満喫してきました。

今回のツアーではシャンパーニュ地方で最大規模を誇るモエ・エ・シャンドンのセラーを訪問しました。
モエ・エ・シャンドン社があるのはシャンパーニュ地方の小さな町エペルネという街。街には周辺に広がるシャンパン専用のぶどうを使ったシャンパンカーブが立ち並んでいます。
その中でも、1743年創業のモエ・エ・シャンドン社はドンペリ"こと、ドンペリニヨンのブランド名を所有する世界有数の会社。
本社の入り口にはシャンパンの生みの親とも言われるベネディクト会の修道士、ドン・ピエール・ペリニヨンの像が聳え立ち歴史と威厳を実感します。
発泡性ワインの誕生には諸説ありますが、その1つにこのドン・ペリニリョンが発酵中のワインを瓶詰めして放置したところ、偶然シャンパンが出来たという逸話が残っています。
なぜ、モエ・エ・シャンドン社が、ドンペリニヨンの名前を使用しているのかというと、ドン・ピエール・ペリニヨン他界後の1797年から彼が一生を捧げた修道院とブドウ畑を所有し、商標権を獲得したから。

建材用の採石場跡を利用して作られたセラーの中は全長は28kmにも及び、まだ瓶内の二次発酵の状態でラベル付けがされていない貴重な何百万本のシャンパンが眠っていました。中には鉄格子の中で保管されているシャンパンも。モエ・エ・シャンドン社のシャンパンは通常のシャンパンでも最低2年半、ヴィンテージで約5年、ドン・ぺリにおいては7年も熟成しなければなりません。長い熟成期間を設けてどこまでも品質にこだわっているそうですが、現存する最古のものは19世紀に作られたシャンパンを今でも熟成し続けているそうです。

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その後は、今年世界遺産に登録され、モエ・エ・シャンドンが世界の要人たちをおもてなしする為に使われて来たオランジェリー(迎賓館)に移動して、私たちだけの貸切ランチ。
4コースの料理とその料理ごとにシャンパンを飲み替えて、料理とシャンパン両方をお楽しみ頂きました。

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今回出てきた料理とシャンパンは

前菜
シャンパンに一度泳がせ香りづけをし、茹でたオマール海老エンドウ豆と共に
シャンパンはブリュット アンペリアル白 2012年

メイン      
牛ヒレ肉のグリルとフォラグラ、季節の野菜添え グラン
シャンパンはヴィンテージ ロゼ 2008年

チーズ      
三種の牛のチーズ(24ヶ月 18ヶ月 12ヵ月熟成)
シャンパンはヴィンテージ 白 2008年      

デザート
赤いフルーツのミルフィーユ
シャンパンはネクターインペリアルのロゼ 2010年      

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卓越した創作性溢れる料理の数々とモエ・エ・シャンドンが誇るシャンパンとのマリアージュ、洗練されたおもてなしとその全てが満たされた心地よさはこの地を訪れたからこそ出来る体験。
一生思い出に残るであろう、優雅で贅沢なランチタイムでした。(三浦)

秋の南西フランスで中世の村での暮らしを思う

2017年11月8日 カテゴリ: 西欧・南欧情報

 この度「南西フランス、絵のような風景へ 13日間」より帰国しました。
 秋の南西フランスは絶景の連続。

サン・シル・ラポピー

 赤砂岩で造られたコロンジュ・ラ・ルージュ、ドルドーニュ川沿いの断崖にへばり付くようなラ・ロック・ガジャック、聖地ロカマドゥールなど、本当に絵に描いたような風景が見られます。
村の多くは都会から離れた山間にあり、暮らすにはとても不便。住む人が減って過疎化しています。だからこそ、近代化せずに、中世の面影を残す美しい村となっています。
 例えば、ロット川沿いの岩山の上に佇むサン・シル・ラポピー。かつては川を往来する船から税金を取って栄えていたそうですが、現在は人口わずか200人の静かな村です。サン・シル子爵が住んでいた城跡を利用した展望台から、可愛らしい村と周辺に広がる美しい自然そして蛇行して流れるロット川がよく見えました。

サン・シル・ラポピー title=

 展望台までの坂は少し急ですが、村は小さいのであっという間に絶景ポイントに行けます。「こんな絶景を眺めながら暮らしていたのかぁ」と羨ましく思いながらも、雨の日は大変だろうな、とか、ちょっと物を落としたらコロコロと村の外まで転がって行ってしまうのかなとか、色々想像してしまいました。
 展望台から眺めるその絶景は頑張った分だけ新鮮に、いつまでも心に残る風景となるでしょう。
 

朝のコンク

また、サンティアゴ巡礼路の途中にある聖地コンクでの早朝散歩は、まるで中世の村に迷い込んだかのような体験ができます。

 早朝、ようやく辺りが明るくなってきた頃に外に出ると、息も白く、ぶるぶるっと震えがくる位寒いけど、澄んだ空気で深呼吸すると身も心も浄化されたようにすっきりします。
 辺りは深い朝靄で包まれ、周りは何も見えません。足元の石畳の模様を目印に歩いていると前方にうっすらと黒い影が浮かび上がってきました。本当に中世だったら、山賊か?魔物か?とおびえるシーンかも知れません。恐る恐る歩みを進め、徐々に形がハッキリしてきて、威厳あるサント・フォア教会の姿に安堵するのです。
 正面のタンパンには実に見事な最後の審判の浮彫が装飾されています。天国の場面にすまし顔の天使や聖人、善人が整然と並べられています。一方、罪人や悪魔がごちゃごちゃといる地獄の場面。大きく口を開けた怪物の口から人間の足が出ていて、まさに地獄に引きずり込まれる様子を表現しています。地獄の世界では様々な苦痛が待っています。棒に縛り付けられて火炙りにされている人間、それを運んでいる悪魔はいかにも悪い奴といった顔です。首をつられていたり、舌を抜かれていたりしている罪人のそれぞれの表情や動きがとてもリアルで、でもちょっとコミカルで、怖いのに見ていて飽きません。そのうちに、「こうはならないように、真面目に生きよう」と思って教会の中に入ります。

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 朝の光を取り入れ輝くステンドグラスや天上まで美しく伸びた列柱を見ると、心が落ち着きます。厳かな雰囲気の中で、天国への導きを願い、神の家に辿りついた事に感謝し、また新しい一日を有意義に過ごそう!と心に誓うのです。
 秋は夏より観光客が少ないので、観光客が帰った夕方以降は他に人がいないんじゃないかと思うほど静かです。車も乗り入れできないので、現代的な物が一切目に入らず、本当に中世のヨーロッパにいるように感じられます(関根)

秋色染まるアイスランド!柱状節理から流れ落ちるスヴァルティフォスの滝

2017年10月25日 カテゴリ: 西欧・南欧情報

Photo

先日「アイスランド周遊と秋のオーロラ 10日間」の添乗より帰国致しました。秋色に深まるアイスランドは大変美しく、月面にたとえられる溶岩台地に、苔や地衣類が黄色や赤色に染まったツンドラ台地は絶景でした。また、北部ミーヴァトン地方では、見事なオーロラを鑑賞することができました。
さて、アイスランドと聞いて、皆様は何を思い浮かべるでしょうか。国土の10%以上を覆う氷河、今も活動を続ける火山、地球の割れ目ギャウ、ミネラル豊富な温泉等、アイスランドは魅力たっぷり。もちろんこういった魅力もツアーのハイライトではありますが、ツアーで沢山ご覧頂くのが、数々の滝!ツアー終盤には、たくさんの滝の種類に名前が覚えきれない!とお声を頂くほどです。しかし、アイスランドの滝はそれぞれ特徴があり、いくつ見ても飽きることはありません。

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なかでも今回印象に残ったのが柱状節理の岩壁から流れ落ちるスヴァルティフォスの滝。この滝は、ヴァトナヨークトル国立公園の中にあり、滝まで片道45分ほどのハイキングがあります。お天気にも恵まれ、空は快晴!あたりは秋色深まり、黄葉を楽しみつつ、なだらかな上り坂を進んでいくのはとても清々しく、気持ちのいいものでした。黒い玄武岩の柱状節理は見事で、細かい縦線がはしる様子はパイプオルガンのよう。そこから流れ落ちる澄んだ水。あたりの黄葉の美しさも重なって、その風光明媚な景色に思わずため息が出るほど。滝といえば、三大瀑布のような水量があり迫力があってこそ!と思っていた私の概念を覆すようでした。その他の滝でもマイナスイオンたっぷりの水量のある滝から、滝の裏側を歩いてその迫力を体感できるものまでさまざまありますが、どれもたっぷり楽しみました。(市川)

シチリアの絶景ポイント!ファビニャーナ島とレヴァンツォ島(イタリア/シチリア島)

2017年10月6日 カテゴリ: 西欧・南欧情報

レヴァンツォ島

先日、イタリア・シチリア島から帰国いたしました。今回は通常の日程に追加して、絶景ポイントであるファビニャーナ島とレヴァンツォ島へ行ってきました。

エガディ諸島を構成するファビニャーナ島とレヴァンツォ島周辺には、グランブルーの透き通るような美しい海があり、国内外からの観光客が賑わうリゾート地として有名です。海の透明度が高く、浮いている船が宙に浮いているように見えることから、ガイドブックなどでも盛んに紹介されるようになり、人々の注目を集めています。
この日、朝一番にホテルを出発し、まずは海に突き出た細長い岬にあるトラパニ港へ向かいます。早い時間にも関わらず、港には島へ行く観光客で大いに賑わっていました。いよいよ出航時間となり船に乗り込むと、スタイリッシュなイタリア人の船長がお出迎え。これから見るであろう海の色を思い浮かべると心躍るようです。
他の島にも寄航しながら、約45分で、まずはレヴァンツォ島に到着です。
レヴァンツォ島は人口約200人の小さな島。船を降りると、すぐ近くに漁船が数隻浮いている小港がありました。この島に1本しかないだろうという舗装された坂の小道を進んでいきます。途中に垣間見る町角は、どこを切っても絵になるので、ついつい足を止めて写真を撮りたくなってしまいそうです。少し散策をし、小高い丘に差し掛かったときに、これまで歩いてきた方を振り返ると、そこからレヴァンツォ島の海岸と、先ほど降り立った港の全景を眺めることができました。透き通る海の上に浮かぶ船は、少しだけ宙に浮いているようにも見えて、ちょっと興奮!
「次に訪れるファビニャーナ島も楽しみだ」と話をしながら、次の船が来る時間まで散策を続けました。
さて、次はファビニャーナ島へ向かいます。レヴァンツォ島からは約10分ほどで到着です。ファビニャーナ島はエガディ諸島の中心となる島で約1200人が生活しています。また、この地域では毎年初夏になると海流に乗って大きなマグロが産卵のためこの一帯にやってくるそうです。その為、昔からマグロ漁が盛んに行われ、伝統的なマグロ漁法「マツタンツァ」が現在でも年に数回行われているそうです。ファビニャーナ島の港にはいり、一番最初に目に入るのは、かつて使われていた大きなマグロ加工工場。シチリアはワインでも有名ですが、この加工工場は、シチリアの有名なワイン会社フローリオ社が所有していたのだそうです。現在は、この地域で行われていた漁法を今に伝える博物館となっています。
港に降り立つと、先ほどのレヴァンツォ島と比べものにならないほどの、何倍もの数の観光客です。
早速、10名ほどのボートに乗り込み、この島でも一番の絶景スポットといわれている「カラ・ロッサ」へ。さあ、いよいよ船が宙に浮いているような綺麗な海が見えるぞ!と意気込んでいましたが、、、、!残念ながらこの日は、天気はいいものの風が強く水面が立って、船が浮いているようには見えませんでした。船が浮いているように見えるためには条件いろいろ揃わなければいけないのですが、なかなかそれが難しい日もあるようです。しかしながら、海底まで見えるくらい透き通ったグランブルーの海を体験することができて、本当によかったなと思いました。
この日のランチは、ファビニャーナ島のビーチに面するレストランで召し上がって頂きました。期待通りのシーフード料理に舌鼓を打ちながら、この後に続くシチリア旅行の話に花を咲かせました。(堤)

アイスランドにて食欲の秋を満喫

2017年10月5日 カテゴリ: 西欧・南欧情報

9月中旬、アイスランドに行ってきました。夏はほぼ日が沈まず、冬は日照時間最短4時間のアイスランドですが、今回の旅はちょうどその中間。日中の観光、黄色に色付きはじめた木々、オーロラ鑑賞が楽しめる一石三鳥のおいしい季節でした。
 アイスランドは食事の面でもとっても美味な国。食欲の秋という言葉の通り、アイスランドならではの食をお腹一杯堪能してまいりました。本日はアイスランドで出会った食べ物BEST3をご紹介します。
第3位は地熱パン。海面から顔を出した海底火山の上にあるアイスランドは、地熱エネルギーの宝庫です。そんなアイスランドならでは、地熱で24時間蒸して作ったのが地熱パン。じっくり時間をかけて蒸したパンはしっとりと柔らかく、黒糖が混ぜてあり上品な甘みが口いっぱい広がりました。アイスランド産の混ざりもののない純粋なバターを付けると、塩分と砂糖の按配が素晴らしくより絶品に!
第2位はロブスター。アイスランドで良く獲れます。日本でいう手長エビに近いもので、想像するよりも小ぶりなため目の前にすると少しがっかりするかもしれませんが、味は保証します。とても濃厚で甘みもある味わいは病み付きになりました。口に入れると噛む必要がないくらい柔らか。あっという間にとろけてしまいます。

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第1位はやっぱりスキール。アイスランドで知らない人はいない、アイスランドの国民食です。ホテルの朝食バイキングでもよく見かけました。スキールはチーズの一種ですが、食べてみると少し固めのヨーグルトといった感じ。濃厚でおいしいのに、高タンパク、低脂肪、低カロリーでダイエットにも最適という素晴らしい一品! 旅の途中にはスキールケーキも食べてみました。固めたスキールの下にタルト生地を敷き、ベリーソースをかけたもので、こちらもおいしかったです。早くもスキールが恋しい今日この頃。日本でも買えるようになる日を待つばかりです。
さてこれまで私のお気に入りのアイスランドグルメをご紹介してまいりましたが、最後にアイスランドに棲むトロールに人気のおやつをご紹介しましょう。それはマシュマロです。最近はイチゴ味やミント味、北欧ならではのリコリス(甘草)味など、味の種類も増えてきているそう。私も実際に旅の途中でこのマシュマロを何度も見ました。さて皆様、このトロールのマシュマロとは一体何をそのように例えているのだと思いますか?アイスランドでは刈り取った牧草を米俵のようにまとめてビニールコーティングを行い、牧場の至る所に並べてあります。大きくて丸くて、色とりどりのビニールに包まれた牧草の俵は、トロールを信じるアイスランドの人々には巨大マシュマロに見えるという訳です。ユーモアがあっておもしろいですね。(佐藤)

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