カテゴリ:アジアの検索結果

サハリンの少数民族、ニブヒ族

2018年10月21日 カテゴリ: アジアヨーロッパ

この度、サハリン大縦断と銀河鉄道の旅より帰国しました。
サハリンは、北海道の北に位置する細長い島。島の南部(樺太)は戦前日本が統治していた事もあり、製紙工場跡や銀行跡など、日本時代を感じさせる建物が残っています。

ホルムスク 製紙工場跡

ホルムスク 製紙工場跡

既に廃墟となった建物も多いのですが、コルサコフ(旧大泊)の拓殖銀行跡はサハリン州の歴史的建造物として保存することに決まったそうで修復工事中でした。
王子製紙によって建てられたサハリン最初の製紙工場(1914年)は、危険な為ロープが張られた場所もありますが、現在も建物の一部を利用しています。
また、日本時代から漁業、造船などが盛んなホルムスク(旧真岡)の製紙工場は、ソ連時代になってもトイレットペーパーやノートなどを生産して、地元の雇用を支えていました。
廃墟となった今も、かつての繁栄を感じさせる立派な佇まいです。

ツアーでは日本との関わりが深い南部だけでなく、鉄道を利用して北部まで足をのばしました。

オハ石油櫓

オハ石油櫓

日本時代に開通した鉄道は戦後ソ連が延長し、現在、ノグリキという町まで鉄道で行くことができます。
車窓からはオホーツク海や雄大な原野の眺めが楽しめます。
ノグリキは「臭い水」という意味。現在サハリン北部は石油の採掘が盛んで、オハの町などで沢山の掘削機を目にしました。
昔からノグリキ周辺に住んでいたニブヒ族もトゥイミ川に混ざる黒い液体の存在に気づいていたようです。
サハリン島には昔からニブヒ、ウィルタ、アイヌ、イヴェンキなどの北方少数民族が暮らしていましたが、ロシアの同化政策によって学校で民族の言葉を教えなくなり、急速に言語や文化が消えてしまいました。

ニブヒ族言葉

ニブヒ族言葉

現在、ニブヒ族の婦人会の方々が博物館に協力して伝統を伝えています。
ノグリキの郷土博物館に展示された、魚やトナカイの皮を使った衣装、骨から作った道具、白樺の木を利用した住居や家具を見ると、いかに限られた資源を駆使していたかが分かります。
映像を使って、一般には禁止されているアザラシ猟の方法やアザラシの皮や油を使った料理の作り方を見せてくれました。
とても美味しいとは言えない、必要な栄養を取るためだけの保存食のような物だそうです。

婦人会の方々が披露してくれた伝統舞踊は、彼らの自然に寄り添った控えめな生き方が垣間見れました。
雄大な自然の中で暮らす人々が仲間同士の交流に、また儀式などで行う歌や踊りです。
木の棒をコンコン、カンカンと静かにたたき、風に乗せて遠くに運ぶかのような音楽。
人に見せるよりも自然との交流を意味するかのような静かなダンスに、厳しい冬を乗り越えて春の喜びを表現するかのような歌。

ニブヒ族伝統芸

ニブヒ族伝統芸

便利になった現在の暮らしの中では失われていくのは仕方がないように感じました。
ロシア連邦には22の共和国があり、180以上もの民族が暮らしているといいます。
都市が発達するにつれ消えていった民族や伝統も数多くあるなか、小さな島だからこそ残った民族。サハリンでそんな一例を見た気がします。(関根)

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ナショナリズム溢れる地、ルーマニアとブルガリア

2018年10月11日 カテゴリ: ヨーロッパ

先日、「ルーマニアとリラの僧院 10日間」の添乗から戻りました。ルーマニアとブルガリア、古くはローマ帝国、中世以降はオスマン帝国などの近隣大国の支配に脅かされながらも独立を達成するべく戦い続けた2国ですが、そんな2国のナショナリズムを感じられるような地を巡りました。

ルーマニアは中世以降、西はハンガリー、東はモンゴル、オスマン帝国と、当時世界に名を轟かせた強国の間に位置し、その脅威に曝され続けました。ブラショフに残る黒の教会はハプスブルク家との戦争で外壁が黒く焼け焦げた為その名がつきましたが、今では風雨で少し色が落ち、黒というよりは暗い灰色のよう。それでも17世紀に受けた被害が未だに残っていると考えると、戦争の苛烈さが伺えました。

同じブラショフにある建築物で、オスマン帝国に対する要塞として建てられたのがブラン城。ブラン城はブラム・ストーカーの小説「吸血鬼」に出てくるドラキュラ城のモデルになったお城です。ブラン城の中にはドラキュラが使用したと思わせるようなアイアン・メイデンや拷問椅子も置いていましたが、どちらかというとそれは「女吸血鬼カーミラ」のモデルになったバートリ・エルジェーベトのイメージでしょうか。

ドラキュラのモデルになったワラキア公ヴラド3世は「串刺し公」の異名で、ハンガリーによるプロパガンダ、ブラム・ストーカーの小説による誤認により恐れられたワラキアの君主ですが、実際にはオスマン帝国のワラキア侵攻を防いだ名君、ルーマニアの英雄でした。

(リラの僧院)

ブルガリアではブルガリア正教の総本山リラの僧院へ。リラの僧院は、中世以降オスマン帝国の支配に置かれる中で、幾度戦火に焼かれようとその信仰を保ち続けた、ブルガリア人の心の故郷であるとも言われています。天井、外壁に描かれたフレスコ画の完成度からもその名に違わぬ信仰の篤さが感じられました。

もう一つの民族意識の高揚で連想される地はコプリフシテツァ村。ここは、オスマン帝国からの独立のために立ち上がった、四月蜂起が起こった地です。オスマン帝国の間者により四月蜂起は失敗しましたが、四月蜂起に立ち上がった人物の家屋や、四月蜂起の日付が名前になっているレストランもあり、ブルガリア人のナショナリズムの高まりを感じられた地でした。

異国の侵略に脅かされたことがほとんどない日本の歴史からは感じることが難しい、ナショナリズムに触れ続けた10日間でした。(永田)

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アイスランドは生まれが違う!火と氷の島で絶景ドライブが楽しめる理由

2018年10月2日 カテゴリ: ヨーロッパ

先日、「アイスランド周遊と秋のオーロラ 10日間」のツアーより帰国致しました。

ロシアワールドカップでの話題になった北の島国は、よく「火と氷の国」と言われますが、ほかの国が真似できない、アイスランドだけの面白さを生んでいるのが「火山」、そして「氷河」といえるでしょう。

アイスランドという国は、地球が生まれる海嶺上に位置しているため、北海道と四国を合わせたほどの島内に無数の火山が点在しています。海嶺というのは、地球内部から新たな大地が生まれる山脈のことで、通常は深い海の底にあります。
しかし、アイスランドが属する大西洋中央海嶺は世界最大、あまりに高い海底山脈が海から顔を出してしまったのがアイスランドなのです。

つまり、移動してできたほかの陸地とは「生まれ」が違うのです。こうした生い立ちを持つ場所は世界でたった二ヶ所、ここアイスランドと北アフリカはモロッコ沖のポルトガル領アソーレス諸島だけです。

地球が生まれるまさにその場所であるため、アイスランドはほかの大陸と比べて、とても若い大地であるのが特徴。今もこの活動は続いているため火山の噴火が絶ませんが、アイスランドは小氷河期で厚い氷に閉ざされたので、火山の上に氷河がある世にも不思議な土地となっています。

地球の割れ目ギャウを歩く

地球の割れ目ギャウを歩く

人口の6割が集中するレイキャヴィク首都圏を出れば、あっという間に別世界が広がります。島の海沿いをぐるりと囲む、国道一号線(リングロード)を行くドライブでは、ただの移動にはなりません。

ある日は浅黒くゴツゴツしたむき出し溶岩台地を走り、またある時は思わず触りたくなるもこもこの苔の世界を抜け、別の日には氷河が国道のすぐ脇まで迫ります。空を映すフィヨルドの水、切り立った山々から流れ落ちる無数の滝、煙吹き上げる硫黄泥の沼。

また、この島の大半は溶岩性の土地のめ植物が大きく育つだけの土がなく、ほとんどの植物は膝丈ほどもありません。9月上旬には、そんな植物たちも赤や黄色に色づき、赤茶の絨毯を広げて精一杯短い秋を知らせてくれます。写真だと茶色に見えてしまいますが、実物の方がもっと綺麗です。保証します。
また、夜もきちんと暗くなる秋にはオーロラが楽しめるのもお勧めポイント。暖流が近くを流れているため、東京の冬の格好で十分です。

黄色と赤色に染まったアイスランドの台地

黄色と赤色に染まったアイスランドの台地

生い立ちを知るほどに、感動と愛着が深まっていく島アイスランド。素晴らしい風景はいくら形容詞を並べるよりも、百聞は一見に如かずです。うたた寝はしていられない、アイスランドのドライブへ出かけましょう!

ユーラシア旅行社で行くアイスランドのツアーはこちら
※10月2日現在は、オーロラ鑑賞ツアーのみ募集しております。10日間の全島ドライブのツアーは11月下旬に発表予定です。

待った分だけおいしいギネスビールが飲める!(アイルランド)

2018年9月20日 カテゴリ: ヨーロッパ世界の料理情報

先日、「北アイルランド・南アイルランド周遊13日間」のツアーより帰国しました。アイルランドといえば、太古の昔にケルト文化の栄えた地。数々の巨石遺跡を巡って行きました。雨の多いアイルランドですが、今回も例外ではなく、傘を差しながらの観光もありました。しかし、傘で視界が狭くなっていても、間違いなく視界に飛び込んでくる遺跡の堂々とした存在感に感動しました。

そんな観光の合間にはもちろんお食事の楽しみもあります。そしてお食事のお供にかかせないのがお酒!レストランのバーで直接飲み物の注文をするのが、アイルランド流です。たくさん並んだビールサーバーから好きなものを選び、指差しながら注文します。

 

 

バーに並ぶビールサーバー

バーに並ぶビールサーバー

 

 

アイルランドの国章でもあるハープが目印のギネスビールは、きめ細かい泡が特徴の黒ビール。ビールサーバーで一気にグラスに注ぎこむと、真っ白な液体でグラスが満たされます。黒ビールのイメージとは真逆な姿に、皆様びっくり!そのままグラスを持っていこうとすると、ちょっと待った!とバーテンさんが慌ててその手を止めます。「2分待ってね」とのこと。待っていると、ビールが段々と黒いビールと白い泡に分かれていきます。そして、きめ細かくクリーミーな泡を上に乗せた深い色の黒ビールが完成します。

 

 

2分待ったギネスビール

2分待ったギネスビール

 

 

これで終わりかと思いきや、最後に更にサーバーで継ぎ足し!表面張力でなんとかこぼれずにいるギネスビールをそろりそろりとテーブルに運んで行き、ようやく乾杯!皆様、この段階でどうしても少しはビールがこぼれてしまっています。しかし、待ちわびて飲むギネスビールの味は格別のようで、皆様ごくごくと一気に飲まれていました。

 

 

なみなみ注がれたギネスビール

なみなみ注がれたギネスビール

 

 

ギネスビールは鮮度が命ですが、お土産に缶のギネスビールもおすすめ。サーバーで注いだときの泡立ちを再現させるために、缶の中に玉が入っているのです。軽く左右に降ってみるとカランカランと音がするのが目印です。

 

 

ギネス缶ビール

ギネス缶ビール

 

 

他にもビールだけでなく、アイルランドはウイスキーも有名なので、毎日、今日は何を飲もうかと楽しみな旅でした。(松永美)

 

 

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カムチャツカでいい湯だな♪(ロシア)

2018年9月11日 カテゴリ: ヨーロッパ

2018年7月17日発「【ヤクーツク航空直行便利用】クリル湖からゲーゼル渓谷へ、カムチャツカの大自然を極める 8日間」(EK08)の添乗に行って参りました。

第一弾・第二弾カムチャツカブログのテーマは火山とヒグマについてでした。今回はカムチャツカ温泉についてのお話です。

カムチャツカは火山の島です。ここカムチャツカも日本のように温泉が有名です。西欧・東欧でも温泉が有名な国はありますが、体験された方はお分かりかと思いますが、ぬるいですよね。しかし、ここカムチャツカは熱い湯が好きな日本人好みの温度。源泉80~100℃ 温泉38~40℃ほど
その温泉というのは、ツアーでご案内するのはすべて野外。まさに屋根も囲いもない本当の意味での露天風呂です。水着着用です。カムチャツカの野外(露天)風呂は壮大でいて自然そのものの湯といえます。

温泉の様子は様々。今回添乗したツアーでは、1)ホドトカ野外温泉 2)ナリチェボ渓谷野外温泉 3)マルキ野外温泉の3か所に行きました。

 

1)ホドトカ野外温泉 2)ナリチェボ渓谷野外温泉(又はシュバンワ川野外温泉)は、ヘリコプターツアーでしか行けない場所なので、ある意味では秘湯です。

1)ホドトカ野外温泉は浅い川に源泉が流れ込んでいるタイプ。その為、まるで見た感じは川そのもの。え?ここが温泉?と思ってしまいます。ちょっと川底に藻が生え、ぬめぬめしたところもありますが、自然そのものの温泉なのでそれもカムチャツカ温泉♪と思ってください。気になる方はビーチサンダルを履いたまま入りましょう。また川の中に温泉が入り込んでいるので、場所によってはぬるかったり冷たかったりです。ベスト湯温スポットを見つけ出すのも楽しみの一つ。(※余談:泳いで奥の方まで行けるかしら?と挑戦された方もいましたが、川の流れが思ったより速かったようで断念されました。)

川そのもの!ホドトカ温泉

 

2)ナリチェボ渓谷野外温泉は、川の水と源泉が川からちょっと横にはいったところで混じり、しゃがめば肩まで浸かれる水深があります。ヘリコプターツアーでは、当日の他のヘリツアーとの兼ね合いでナリチェボ渓谷野外温泉又はシュバンワ川野外温泉のどちらかになります。今回のツアーではナリチェボ渓谷野外温泉でしたが、足湯だけでも数分浸かると全身ポカポカします。肩までつかればまさに「いい湯だな~」と歌いたくなります。温泉の周囲の緑も写真のようにとても美しい。また遠くには雪化粧をした山々も見ることができます。温泉に入らずとも、山と花を愛でながらのんびり過ごすのにも良い場所でした。

ナリチェボ渓谷野外温泉

 

3)マルキ野外温泉は、陸路バスで行くことができます。ここにはキャンプサイトもあり、週末になると地元の人が家族連れで訪れ、とても賑やかです。源泉が湧き出るところに川の水を引き込み、周りに石を置いて自由に形作ったような温泉も川沿いにいくつか見られます。源泉のお湯+川の水割りがうまくいっている場所にはたくさんの人が浸かっています。逆にうまく水割りが出来なかった場所は非常に熱いので、誰も入っていません・・・。混み具合で入る場所を選択するのもひとつですが、入る前に少し足先をつけて熱さを確かめてからも入るかどうか判断することをお勧めします。このような手作業水割り温泉は非常に浅いので、寝そべって全身をお湯に浸からせることになります。すこし奥に同じく人工的ですが手作り感のない大きさの水割り温泉ですと子供が浮き輪をつけて泳げるくらいの水深です。

マルキ温泉

 

カムチャツカの野外温泉は、簡素ですが着替える場所があります。シャワールームはありませんが、硫黄泉ではなく、ほぼ無臭の温泉なので、さっとタオルで拭いて衣服を着用しても気にはなりません。

このような天然温泉があるのならば、日本のような『温泉街』っていうのがあるのでは?と思われた方もいるかもしれません。ペトロパブロフスク・カムチャツキーからバスで約1時間の距離にあるパラトゥンカがカムチャツカにおける温泉街です。この街の宿泊ホテルには屋外(ホテルによっては屋内)温泉プール(水着着用必須)があります。しかし『温泉街』といっても温泉まんじゅうや土産屋が軒を並べる・・・といったものは一切ありませんのでご注意を。。。

地元の人にも人気のマルキ温泉

 

このように温泉もカムチャツカならではを感じられるものでした。

 

ユーラシア旅行社で行くカムチャツカ・ロシアツアーの魅力はこちら

「壮大なスケール!火山の野外博物館 カムチャツカ」はこちら

「野生のヒグマの楽園!カムチャツカ」はこちら

王様たちのワイン、ワインの中の王様(ハンガリー)

2018年9月4日 カテゴリ: ヨーロッパ世界の料理情報

先日、 「ハンガリー世界遺産制覇の旅11日間」のツアーより帰国しました。

ハンガリーの世界遺産と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。パッと思いつくものだと、ドナウ川が流れる首都ブダペストが有名かと思いますが、実はハンガリーはワインの産地としても有名です。最高級ワインとして世界に広く知られているトカイワインの産地トカイ地方も世界遺産に登録されています。

トカイワイン

トカイワイン

 

 

現在ハンガリーのワイン栽培地区は22地区に分けられ、ティサ川の西域に広がっています。その中でも、トカイで作られるワインは、貴腐ワインとして知られ、ルイ14世に、王様たちのワイン、そしてワインの中の王様と絶賛されました。

 

 

その歴史は古く、ドナウ川の西域ではローマ時代からブドウ栽培が始まり、10世紀にはフランス人入植者によってドナウの東側にまで広がりました。そして、16世紀に白ワインとは思えない琥珀色の世界初の貴腐ワインが作られました。

 

 

今回ツアーでは、トカイのワインセラーを訪れ6種類のワインの試飲をしました。貴腐ワインのボトルには、3から6という数字が記載されていて、甘さの度合いが変わります。この数字は、ベースとなる辛口ワイン1樽に貴腐ブドウを何桶分加えるかを表し、数字が大きい程、甘くなります。
トカイワインは甘くて濃厚な貴腐ワインだけでなく、辛口ワインもあります。
お酒を飲めない方は、美味しいブドウジュースを飲むことも出来ました。
試飲後はご希望の方は、気に入ったワインをご購入。なんと現地では日本で買うより半額から3分の1の値段で買うことが出来ます。

 

 

ワインセラー

ワインセラー

 

パプリカチキンやグヤーシュ(ハンガリー風シチュー)など辛口のハンガリー料理を食べた後、甘くて濃厚な貴腐ワインを楽しみたいです。(南雲)

 

トカイの街 手にはブドウとワインを持った像があります

トカイの街 手にはブドウとワインを持った像があります

 

 

 

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野生のヒグマの楽園!カムチャツカ(ロシア)

2018年8月31日 カテゴリ: ヨーロッパ

2018年7月17日発「【ヤクーツク航空直行便利用】クリル湖からゲーゼル渓谷へ、カムチャツカの大自然を極める 8日間」(EK08)の添乗に行って参りました。

昨日は、ヘリコプターツアーで行くクロノツキー自然保護区にあるゲーゼル渓谷とウゾン・カルデラをご紹介させて頂きました。

本日は、州都ペトロパブロフスク・カムチャツキーから南下し、半島の南端に位置し、世界遺産登録内容の「カムチャツカの火山群」に含まれる“南カムチャツカ禁猟区”のクリル湖をご紹介します。

クリル湖は、その湖と背景に見える山の景色が絵のように美しい場所でもありますが、ここの見どころは野生のヒグマを見られる確率が高いところです。夏になるとオホーツク海から産卵のために戻ってきたベニザケが、遡上しここクリル湖で産卵の準備をするため、それを狙ってヒグマが湖に集まってくるのです。スピードボートに乗船して、湖岸の探索へ出発!今回は、大きな寝そべるオスのヒグマと子供連れの母熊を見ることが出来ました。

クリル湖(熊との距離)

クリル湖(熊との距離)

 

ちなみにヒグマはカムチャツカのあちこちにいます。昨日ご紹介したゲーゼル渓谷にもウゾンカルデラにもヒグマは生息しています。他、ハイキングに行く山にももちろん生息しています。しかし、カムチャツカのヒグマは人間を恐れるので、そうそう人の前には現れません(冬眠明けで餌を探していてバッタリ・・・はあるみたいです)。逆にいえば野生のヒグマを見るには、このようにヒグマが自ら食べ物を求めてやってくる場所に行かないとなかなか見られないのです。クリル湖は私たちにとってはヒグマを見られる聖地であり、ヒグマにとっては沢山の魚を捕らえられる楽園とも言えそうですね。

 

クリル湖 ヒグマ

クリル湖 ヒグマ

 

ユーラシア旅行社で行くカムチャツカ(ロシア)の魅力はこちら

「火山の野外博物館!カムチャツカ(ロシア)」はこちら

「カムチャツカでいい湯だな♪(ロシア)」はこちら

壮大なスケール!火山の野外博物館 カムチャツカ(ロシア)

2018年8月30日 カテゴリ: ヨーロッパ

2018年7月17日発「【ヤクーツク航空直行便利用】クリル湖からゲーゼル渓谷へ、カムチャツカの大自然を極める 8日間」(EK08)の添乗に行って参りました。

成田空港からヤクーツク航空直行便にて、35℃を越える猛暑だった日本を飛び立ち、わずか3時間ほどの飛行時間でロシア・カムチャツカに到着したとき、心地よい涼しさが肌に触れました。

カムチャツカ半島の面積は、なんと日本の約1.2倍(37万2300平方キロメートル)。ロシアの東端に位置する半島が、日本とほぼ同じ面積を有していることにロシアの国土の広さを痛感します。また首都モスクワから約6000km離れた東端に位置し、首都よりもアラスカやアメリカに近い場所柄ソ連時代は軍事基地として、一般人や外国人の立入り禁止地域だった為、その大半が手つかずの自然であることも魅力のひとつです。半島の中央に2本の山脈が沿うように南北に走り、山脈を縫うように流れる川とそこに生じた渓谷や平野、そこに生きる動植物など多様な景観美が楽しめる場所です。

 

カムチャツカ半島では、どのような観光が楽しめるのか、大まかにあげてみます。
1)火山(間欠泉、泥釜、地熱地帯、カルデラ湖など)
2)花とハイキング
3)登山
4)クマ
5)温泉
6)クルーズと釣り

 

日本と現地カムチャツカを結ぶ飛行機は、夏は直行便チャーターがあるとはいえど毎日運航はしていないのでカムチャツカ観光は、飛行機の運航状況(曜日)によってカムチャツカの滞在日数が限られる、と言っても過言ではないでしょう。短い日数では、2の花とハイキングがおおむね観光内容となります。それは、天候に左右されるヘリコプター移動とは異なり、現地まで陸路=車移動で確実に観光地に向かえ、観光することができるからです。

ヘリ移動時の窓からの景色

ヘリ移動時の窓からの景色

 

陸路移動なんてあたりまえでしょう?と思われるかもしれませんが、カムチャツカは、長いこと先住民族が暮らし、極東という場所柄と軍事的に使用され、島内の陸路交通網が発展しなかった為、州都近辺以外には道路が敷かれておらず、空路で移動しなければならないのです(*道路=車道があったとしても、観光用にできたのではなく、発電所への道だったり、天然ガスのパイプを引くための道もあり、そのような道はアスファルト舗装はされておらず、土道です)。今回のツアーでは、1の火山観光を楽しむのに、ヘリコプターが移動手段となり、ゲーゼル渓谷、ウゾン・カルデラへ行ってきました。

 

絶景!ゲーゼル渓谷

絶景!ゲーゼル渓谷

 

ゲーゼル渓谷とウゾン・カルデラは、カムチャツカの世界遺産登録内容の「カムチャツカの火山群」に含まれる“クロノツキー自然保護区”にあります。州都ペトロパブロフスクー・カムチャツキーの北180㎞に位置します。ゲーゼル渓谷は、まるで千畳敷カールやフランス・ガヴァルニー圏谷のような景観でいて、あちこちから湯気がのぼり、大小様々な間欠泉や泥釜、そして力強く咲く高山植物を眺め、雄大な火山の懐を感じながらの木道散策は心地よいものでした。

ウゾン・カルデラ

ウゾン・カルデラ(右下に遊歩道を歩く人の姿。壮大さを実感できました?)

 

ゲーゼル渓谷からヘリコプター移動でウゾン・カルデラへ。現在でも、この場所の地下1㎞ほどにマグマだまりがあり、地下水脈を温めている温水地帯。ここのカルデラ(=火山活動による窪地)は9km×12km。約4万年前に出来たカルデラ底に設置された木道を歩きながら、外輪山と温水湖、清らかな水(温水)が流れる小川、木道脇に群生する植物(高山植物以外に、特にワラビがたくさん!)を眺めていきます。大昔の火山活動で出来たクレーターのなかに自分たちがいること、そこに逞しく根付き生きる植物、まだこの地下で活動するマグマ・・・そのようなすごい場所にいることと、その美しい景観美に感動してしまいました。

ウゾン・カルデラ 木道と泥釜と

ウゾン・カルデラ 木道と泥釜と

 

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王妃に愛されたポルトガル・オビドス

2018年8月28日 カテゴリ: ヨーロッパ

オビドスは、リスボンから90キロ北に離れた場所にある小さな町です。
小高い丘の上に城壁ですっぽりと囲まれた小さな町です。
何本かの石畳の道と、お店、民家、教会、広場がこぢんまりとまとまっています。

 

 

 

人口は800人ほどしかいませんが、中世時代の絵のような美しい風景を楽しむことができます。

 

この地に1288年ポルトガル王ディニス1世と王妃イサベルが新婚旅行で訪れました。
その際王妃はオビドスの美しさを気に入り、その様子を見た王が王妃にプレゼントしました。

以来、オビドスは代々の王妃の直轄地となり受け継がれ「王妃の村」とされました。

 

オビドスに到着するとポルタ・ダ・ヴィラというメインゲートが人々を出迎えます。
この門はイスラム時代に造られ、敵の侵入を防ぐため二十のジグザグ構造になっている門です。
門の内側には18世紀のアズレージョが描かれており、早速カメラを取り出します。

メインゲートを抜けるとメインストリートが広がります。
両脇には沢山のお土産屋さんやカフェ・バーがあり、なかなか前に進めません。
特にいたるところに売っているオビドス名産サクランボの果実酒「ジンジーニャ(ジンジャ)」はおススメです。
店頭ではチョコレート製小カップ(お猪口)にジンジーニャを注いでくれます。
ジンジャを飲んだ後、チョコレートをぱくりっ。病みつきになります。
(甘く口当たりは良いのですが、アルコール度数は20度ありますので飲みすぎ注意!)

 

メインゲートの横には城壁に上る階段があります。
城壁の内側には、オレンジ色の瓦屋根と白地に彩られるカラフルな家屋、まっすぐと伸びる教会の尖塔、、、

 

その町並みは絵本のページを切り抜いたよう!
また外側には低い山並みと広大な緑の大地、更にはローマ時代からの水道橋もご覧いただけます。

私が訪れた8月はブーゲンビリアがこれでもか!というほど綺麗に咲いていました。
これぞインスタ映え。白い壁に映えるブーゲンビリアと一緒に写真を撮る人が沢山いらっしゃいました。

日中は観光客で賑わいますが、夜になると人口800人の町に戻ります。
静かなその町並みは、まるで自分が中世の世界にタイムスリップしたような気分になります。
日中も素敵ですが、誰もいない展望台に上り見下ろすとオビドスの町を独り占めしているような気になります。

王妃たちが愛した「谷間の真珠」オビドス―私もその美しさに魅了されました。(白井)

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日本の婚活とは違った、伝統的な婚活方法の残るマラムレシュ地方(ルーマニア)

2018年8月9日 カテゴリ: ヨーロッパ

先日、「ルーマニアとリラの僧院 10日間」から帰国しました。日本のジメジメとした気候とは違い、カラっと晴れていて暑すぎないというのがルーマニアの気候の特徴です。今回のツアーでも、半袖1枚で丁度良い、という日が続きました。

 

ウクライナと国境を接するルーマニア北部の奥地に位置している「マラムレシュ地方」には、昔ながらの生活と伝統が今でも残っています。この地方の小さな村の人々は、民族衣装を身に纏い、装飾豊かな木造建築の家屋に住んで日々をゆったりと過ごすのです。

ツアーバスでマラムレシュ地方を走行中に時々見かけた、伝統的な民家の庭木にたくさんの色とりどりの「お鍋が吊るされている」という少し面白い光景。これは、その家に娘がいることを表しています。さらに、一番上に吊るされている鍋の色によって意味が異なってくるのです。

既婚・未婚を知らせる木

既婚・未婚を知らせる木

白い鍋が吊るされている場合は、「この家の娘はまだ独身です。」という意味があり、独身男性からアプローチをする手助けになります。

赤い鍋が吊るされている場合は、「この家の娘は結婚しています。」という意味があり、この赤い鍋を見たご近所の方々は、お祝いの品などを持ってきてくれるそうです。

 

さて、村を散策していると民族衣装を身に纏った一人のおばあさんが、私たちをお宅のお庭へと招き入れて下さいました。何かと思いお庭へ入ると、そこには昔ながらの機織り機が。おばあさんは、機織り機を使ってバッグや絨毯などを織り、お土産物やに卸しているんだとか。その横には飼料のとうもろこしや色とりどりのお鍋を発見!昔あばあさんがお嫁入りする前に木に吊るしていたものかな、と勝手な想像をしてしまった私。私も、自宅にある木にお鍋を吊るしてみようかな・・・。(近野)

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マラムレシュ地方の民家

マラムレシュ地方の民家

飼料のとうもろこしと木に吊るす為の鍋

飼料のとうもろこしと木に吊るす為の鍋

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