日付:2015年9月の検索結果

目からウロコ!の生活術(南太平洋)

2015年9月30日 カテゴリ: オセアニア情報

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先日、ユーラシア旅行社の「南太平洋5ヶ国大周遊 16日間」の添乗より帰国しました。フィジー、トンガ、サモア、ソロモン諸島、バヌアツという、ちょっと珍しい5ヶ国を巡る今回の旅。オーストラリアの北東の海上に、点々と散在するこれらの国々は、メラネシアという地域で一括りにされがちですが、実際に訪れると、多くの部分で違いがある事に気がつきます。
外見においては、髪質に違いが見られます。フィジーやソロモン諸島の女性の特徴はチリチリした髪質でアフロヘアーが多いのです。それに比べトンガでは豊かな黒髪のストレートヘアー、又、体格がふくよかなほど美人であるとされ、島中にはグラマラスな女性で溢れていました。

南の島というと、常夏で毎日が海水浴日和!というイメージですが、実はそれぞれ気候も異なります。サモアやソロモン諸島はクーラーなしでは過ごせない程、ジメジメした体にまとわりつくような暑さである一方、トンガではカラッとしていて春のような清々しい毎日でした。とても意外な事ですが、トンガには日本同様四季があり、日本が夏の時期には(5月から8月)、あちらは真冬。吐く息が白くなりコートが必要なほどだそうです。見渡す限りに生い茂る椰子の木や真っ赤なハイビスカスの花、こんな景色を見ると、冬が来るなんてちょっと想像できません。

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こんな風に個性的な南太平洋の5ヶ国ですが、共通点も勿論あります。それは「食」。トンガやバヌアツのガイドさんは「子供が生まれると椰子の木を植え、その子が大人になった時、食べ物に困らないようにしているの。」と言っていました。
訪れた5ヶ国では、農業が盛んで、国民の殆どが自給自足。鬱蒼と木々が茂るジャングルの中にはタロ、ヤム、キャッサバなどの芋が自生し、至る所に恵みの椰子の木が生えているので、人々はお給料を得なくても、飢えることがないのです。ですので、物乞いもホームレスも殆ど見かけることがありません。
また、バヌアツ・タンナ島では、古くからの伝統を守り生活しているロウィニー村を訪問しました。「文明」という言葉からは程遠い彼らの生活。私たちが日常で使っている調理器具は一切ありませんが、目からウロコが落ちるような、驚きの調理法で、出来立てホカホカの現地の名物料理ラップラップを御馳走してくれました。

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ラップラップ料理は村に自生しているタロイモ、キャッサバ、サツマイモ、キャベジと呼ばれる葉物やお肉をバナナの葉で包み、土を掘った穴の中に焼き石と共に入れ、その上から土をかぶせて蒸し焼きにした料理。南太平洋では「ラップラップ」、「ロボ」、「ムームー」などと呼び方は異なるものの、作り方や食材はほとんど一緒です。味付けはココナッツクリームのみ。鍋や火、水などを使わずとも、1時間ほどで柔らかく蒸し上がります。また、驚いた調理法がもう一つありました。それはキャッサバをすりおろして蒸し上げたチヂミ風の主食。でもすりおろし器なんてありません。ここで登場するのが棘のついた枝です。それを立てて、器用にキャッサバをすりおろせば、あっという間にとろろ芋のような、なめらかな液体状に姿を変えてしまいます!これには我々一同、驚きの声をあげてしまいました。どれ位、昔からこの調理法が行われているかはわかりませんが、「やってみよう!」と行動を起こした人は本当に天才だな~と終始感心しっ放しでした。「工夫」とはまさに彼らの生活そのもの。何もなくても、人は考え一つで生きていけるんだ!と自信がついた旅でもありました。(三橋)

氷河・紅葉・山・・・アラスカ鉄道は絶景の連続!(アラスカ)

2015年9月29日 カテゴリ: 北米情報

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 先日、ユーラシア旅行社企画「秋のアラスカ大自然紀行とオーロラ 10日間」の添乗より帰国しました。フェアバンクスではカーテンの様にひらひらと揺れるオーロラを鑑賞、デナリ国立公園ではグリズリーベアや、ムース(ヘラジカ)、カリブー(トナカイ)を見たり、キーナイフィヨルド国立公園の氷河クルーズではシャチに遭遇したりとダイナミックな自然に圧倒されるばかりで、あっという間の10日間でした。
 今回のツアーでは、北米大陸で最北を走るアラスカ鉄道に3回乗車しました。1915年から1923年に掛けて建設された全長756kmのアラスカ鉄道。もともとは貨物物資が中心で、今もなお線路沿いで採れた石炭を終点のスワードの港まで運ぶ為に使用されていますが、それだけではなく地元の人々が交通手段として使うなどアラスカの人々の生活には欠かせません。夏から秋にかけては展望列車もあり、時速20km程でゆっくりと紅葉や氷河などが見られる観光客にも人気の鉄道です。
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 私達はフェアバンクス~デナリ国立公園間、デナリ国立公園~タルキートナ間、そしてアンカレッジ~スワードまでの区間に乗車しました。入線してきた鉄道の写真を撮り終えたら、切符を手にし、いざ列車内へ!先の2区間は展望列車で座席からアラスカならではの低い針葉樹林・ツンドラ地帯が見られます。この時期はヤナギランやブルーベリーなどが紅葉する為、まるで大地が赤く燃えている様に見えます。運が良ければ、産卵の為に川にやってきたキングサーモンや、山岳地帯に生息するドールシープ(オオツノヒツジ)に遭遇できるかもしれません。そして、アンカレッジから終着駅のスワード間は氷河・氷河・氷河の連続です。「さあ、次はトゥエンティ・マイル氷河、そしてトンネルを越えてスペンサー氷河・・・。アラスカ州内には大小合わせて10万以上もの氷河が点在していて・・・。」と車掌さんからのアナウンスが続く中、乗客全員がカメラを構えてスタンバイ。列車はゆっくりと進む上にくねくねと線路もカーブしている為、氷河とアラスカ鉄道のベストショットが撮れました。
 熱狂的な鉄道ファンではなくても、次々と変わる光景に瞬きすらもったいないほど魅了される列車の旅を大満喫出来ました。(竹本)

シベリア鉄道9300㎞走破!~日本人墓地を訪ねて~

2015年9月25日 カテゴリ: 中欧・東欧情報

先日「シベリア鉄道走破の旅~ウラジオストクからモスクワへ~15日間」のツアーより帰国しました。総距離9300㎞。ウラジオストクからモスクワまでは列車に乗り続けて、約7日間かかります。私達は途中、バイカル湖畔の町、イルクーツクやシベリアの中心的都市、ノボシビルスクでの観光をはさみ、モスクワを目指しました。

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私達が乗車したのは、007列車の2等車の4人乗りのコンパートメント。他の乗客は地元のロシア人がほとんどで、その他、ヨーロッパ、アジア等多方面から来ている方々でした。ガイドさんによると、ウラジオストクから、モスクワまで行くお客さんはめったにいないそう。電車に乗っている間は、廊下に出て、車窓を眺めてキロポスト(1㎞ごとにモスクワまでの距離が書かれています)の距離を確認したり、近くのコンパートメントにいるロシアの方と交流したり、お昼寝をしたり・・・皆様それぞれ思い思い過ごされていました。

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途中下車できる、大規模なハバロフスク等の駅では、駅舎の見学もすることが出来ました。また、最近は少なくなってきましたが、ホームには地元の売り子達が、干した魚やピロシキ、毛皮を売っていました。ラズベリーはとっても甘くて、魚はお酒のおつまみにぴったり!途中下車する駅での風景や、交流もまた楽しいものです。
現在は人々の交通手段として、利用されていますが、以前は多くの著名人が新天地を求め、ヨーロッパへ渡る手段として、利用される一方で、第二次世界大戦末期のシベリア抑留の悲劇の舞台としても知られるシベリア鉄道。鉄道建設の計画は1850年から始まり、現在のルートが完成したのは、1916年のこと。今回の旅では、イルクーツク、ノボシビルスクと2か所の日本人墓地を訪ねました。日本政府の調べによると、抑留者は約57万人。異国の地シベリアで、日本への帰還を望みながらも、過酷な強制労働により、命を落とした多くの日本人偲んで建てられた慰霊碑には亡くなった方々の名前も刻まれていました。他の外国人の墓に混じって、立派にそびえ立つ慰霊碑を前に、同じ日本人として、心を打たれるものがありました。

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現在では技術が発達し、ヨーロッパまでの移動は飛行機が基本の時代です。しかし、たまには時間をかけ、車窓から流れる景色を見ながら、列車を使ってのんびりと旅をするのも良いのではないでしょうか。忙しい現代だからこそ、何かに気づくことがあるかもしれません。(荒川)

数年ぶりに訪問再開!“天空の寺院”プレア・ヴィヒア(カンボジア)

2015年9月24日 カテゴリ: アジア情報世界の歴史情報

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先日、ユーラシア旅行社の「アンコール遺跡群と天空の寺院プレア・ヴィヒア 6日間」の添乗より帰国致しました。
アンコール研究の第一人者であり、上智大学の元学長、石澤良昭先生が現地2日間同行解説の特別なコースです。毎回、コースの中にポイントの遺跡を織り込んでいますが、今回は、何といってもプレア・ヴィヒアです。
プレア・ヴィヒアはカンボジアとタイ国境のダンレック山脈に位置している為、両国間で領有権争いが続いていました。2008年にユネスコの世界遺産に登録されると、両国の軍隊がお互いに睨みをきかせるようになり訪問が長らく叶いませんでしたが、昨年からようやく訪問が再開されました。

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アンコール遺跡観光の中心、シェムリアップの町からはバスで片道約3時間半。道はすっかり舗装されているので、大型バスでも余裕を持って行くことができました。長い移動時間でも、石澤先生からは歴史の話はもちろん、カンボジア人の生活習慣などの話もして頂き、気づいた時にはいつの間にかプレア・ヴィヒアの建つ山が見え始めていました。まず、麓のチェックポイントでバスから四輪駆動車のトラックバスに乗り換えます。そこからは、くねくねの坂道をトラックバスが勢いよく登り、15分程で到着!おにぎりのお弁当を食べて休憩してから、いざ、プレア・ヴィヒアへ。
以前、タイ側から観光をしていた時は、長い急な階段を上っていましたが、カンボジア側から訪問する今は、階段の上の位置までトラックバスで来ることができるので、観光をする部分では歩く時間が少なくなり大分、楽に感じました。いくつもの塔門を越え、参道を進みます。塔門のうねる様な立派な破風にはヒンドゥー神話の神々の彫刻が施されており、その表情は、ちょっと憎めない素朴な感じでした。お気に入りの神様や女神を見つけて、アンコール遺跡の各寺院の彫刻を見比べるのも面白いものです。この遺跡は、9世紀末に建てられた後、王が代わり11世紀に大きく改修されたので、第一塔門から、第五塔門まで時代を越えて行くような気もします。標高を少しずつ上がって行くのにも関わらず、だんだんとお客様の足が速くなって行きました。その先の断崖からの絶景が待っているからです。標高約650m、断崖絶壁からはカンボジア平原が眼下に限りなく広がっていました!疲れも吹っ飛ぶ景色です。これ程の場所を選び建てられたこの寺院の神聖さを改めて実感しました。
今回、石澤先生にご案内頂いたのは、このプレア・ヴィヒアの一日とアンコール・ワットとバンテアイ・クディ遺跡や博物館の一日。バンテアイ・クディ遺跡では、上智大学の発掘実習が行われていたので、当初の予定にはなかったのですが、石澤先生のご提案で特別にその様子も見せて頂きました。何度訪れても、新しい発見があります。次回、年末年始にも石澤先生同行ツアーが企画されています。次は、どんな発見があるでしょう。(帯津)

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ユーラシア旅行社で行くカンボジア、アンコールワットツアーの魅力はこちら
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(さらに…)

黄金の環の穴場的スポット・ボゴリューボヴォのポクロフ・ナ・ネルリ教会(ロシア)

2015年9月18日 カテゴリ: 中欧・東欧情報

ポクロフ・ナ・ネルリ教会①

先日ユーラシア旅行社の「ロシア九大世界遺産物語 13日間」のツアーから帰国致しました。
このツアーのタイトルにある九大世界遺産とは、「モスクワのクレムリンと赤の広場」、「コローメンスコエの主の昇天教会」、「ノボデビッチ修道院の建造物群」、「ヤロスラーブリの歴史地区 」、「ウラジーミルとスズダリの白亜の建造物群」、「セルギエフパサードのトロイツェ・セルギエフ大修道院の建造物群」、「キジ島の木造教会」、「ノヴゴロドと周辺の文化財」、「サンクトペテルブルク歴史地区と関連建造物群」となかなか盛りだくさんではございますが、今回は黄金の環について述べさせていただきます。11~15世紀頃、後にイワン雷帝の中央集権国家が確立されるまでの間、各公国の首都として繁栄を誇った街々が、モスクワの北東部に点在しており、これらの街を結ぶとひとつの環となることから、この一帯は、黄金の環(わ)(英語名:Golden Ring)と呼ばれています。
この黄金の環の中で、上記の世界遺産は「ヤロスラーブリの歴史地区 」、「ウラジーミルとスズダリの白亜の建造物群」、「セルギエフパサードのトロイツェ・セルギエフ大修道院の建造物群」と3つが含まれていますが、ここでは「ウラジーミルとスズダリの白亜の建造物群」の中の穴場的スポット「ボゴリューボヴォのポクロフ・ナ・ネルリ教会」を挙げさせていただきます。
こちらはウラジーミルからバスで約15分ほどですが、下車場所はボゴリューボヴォ駅近く。シベリア鉄道も通る線路を渡ると、原っぱがあります。そこからも遠方に白亜の教会が見えますが、1km以上離れたその教会へ行くには歩いて行かなければなりません。てくてくと歩いていくと、だんだんと教会の姿も大きく見えてきて、15分ほどたったころでしょうか、教会の手前にはネルリ川が流れていますが、ラッキーなことに今回はほとんどさざ波もなく、川面には白亜の教会がきれいに映っているではありませんか!このチャンスを逃すまいと皆一心不乱にシャッターを押したものでした。その後教会に着いて、中に入ってみるといたって普通。むしろ私たちの目に飛び込んできたのは、教会の外で売られていた絵葉書や絵画で、そこには雪景色の教会、あるいは湖に浮かぶ教会など。いや待てよ、そばを流れるのは川なのに、何で湖?聞くところによると、春先に雪解け水によりネルリ川が氾濫し、それが湖上に浮かぶ教会に見えるとか?なおその姿は「白鳥の教会」とも呼ばれているそうです。今度訪れるときは、ぜひとも春先にその「白鳥の教会」をこの目で見てみたいと思いました(ただ教会に近づくことはできないそうですが)。(斉藤信)

ポクロフ・ナ・ネルリ教会②

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花々が咲き誇る砂漠の花園、ナマクワランドへ(ナミビア・南アフリカツアー)

2015年9月17日 カテゴリ: アフリカ情報

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 バスの車内がざわつく。逸る気持ちを抑え、バスが到着すると同時に急いで外へ飛び出す。「ワァーッ」一斉にそんな声が飛び交った。目に前には夢にまで見たオレンジ色の絨毯が一面に広がっていた。
 
 先日、ユーラシア旅行社「ナミビア大周遊と砂漠の花園ナマクワランド 13日間」より帰国しました。タイトル通り、まずはナミビアをまわります。ナミビアってナミブ砂漠以外に何があるの?と思われる方も多いかと思います。確かにナミブ、とは「何もない」を意味しますが、何にもないなんてとんでもありません。あまり知られていないだけで、世界最古の砂漠、アプリコットカラーのナミブ砂漠、サファリで人気のエトーシャ国立公園、伝統を守り続け、世界一美しい民族とも言われるヒンバ族、2枚の葉っぱで2000年は生きる奇想天外ウェルウィッチア、アメリカのグランドキャニオンに次ぐ巨大な渓谷フィッシュリバーキャニオンと実はナミビアは見どころ盛り沢山な国なのです。ナミビアは毎日私達を楽しませてくれた。そんな旅の最後を華やかに飾ったのがナミビアと国境を接する南アフリカ・ナマクワランドでした。
 ナマクワランドはケープランドの境とナミビア国境に挟まれた地域で、普段は不毛の地ですが、8月、春の始まりを告げる一滴の雨と太陽の光を受けて一斉に砂漠の花が目を覚まし一面にお花の絨毯が広がる所として世界的にも有名な場所なのです。そうは言っても自然の事、雨や気温、天気次第で開花には若干のズレは致し方ない。出発前はいつもドキドキ。花は咲き始めたとの情報に安堵したものの自分の目で見るまでは・・・。少しの心配を胸に、の出発でした。
 凍えるような寒い朝。外に出ると。空は雲一つない青空。心を躍らせながらナマクワランドで最も有名なスキルパットへと向かいました。花の種類は3800種。その中でも最も多く見られるディジー。朝に花を開き夜になると花を閉じる事からDAY’S EYE(日の目)ディジーと呼ばれるそうで朝の10時~午後3時のアフリカ公務員時間?!晴天、気温は17℃以上。これが最も美しく花開く条件。これを見事クリアしている今日は絶好のナマクワ日和でした。
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 到着するや目に飛び込んできた砂漠の花園。天国が本当にあるならこんな感じなのかな?どこまでも続くオレンジ色の絨毯。しかしよくよく見ればオレンジのディジーだけではなく、華やかなピンクの色をしたゼラニウムや黄色や紫のメセンなど、見事なまでの花々の豪華な競演。太陽の光が強く照らした分だけ花々は生き生きと、まるで歌でも歌っているかのように光り輝いていました。ナマクワランドではお花畑をのんびり散歩しながら
夢のような時間を過ごすことが出来ました。
 花の命は短い。これから暑い夏を迎える南半球にある南アフリカ・ナマクワランドはまた乾燥した砂漠地帯となる。それでもまた春はやってくる。一滴の雨を待ちながら。(岩間)

柱状節理の岩が建ち並ぶスタッファ島へ!(スコットランド)

2015年9月16日 カテゴリ: 西欧・南欧情報

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先日、「スコットランド三大絶景紀行 9日間」 の添乗から帰国いたしました。
氷河に削られた丘や山々、そして表土を覆う緑が美しいスコットランドの風景だけでなく、8月に見頃を迎えるヒースの花を眺め、エジンバラではミリタリータトゥーも観覧する盛り沢山のツアーとなりました。

スコットランドにはスカイ島やグレンコーのような景勝地がいくつかありますが、今回は訪れたスタッファ島もスコットランドを代表する景勝地の一つです。
スタッファ島は大西洋上に浮かぶ面積が僅か3.3キロ平方メートルしかない無人島。
ブリテン島からは20キロ、アイルランド島からは130キロほど離れています。

アイルランド島と言えば世界遺産のジャイアンツコーズウェイが有名で、巨人フィンマックールと海を挟んで対峙していた巨人ベナンドーナが力比べをしたという伝説があります。
この伝説は、対決する事になった2人の巨人が、海上に柱を埋め立て道を築き、いざ決戦!となった時にフィンマックールの奇襲によって、恐れをなしたベナンドーナが一目散に逃げたという結末となります。その後、ベナンドーナがフィンマックールが追ってこないように道を壊したと言われていますが、ベナンドーナが逃げ帰った島がスタッファ島と言われています。

スタッファ島とジャイアンツコーズウェイは、実際の地質学的には、6000年前の火山活動によって流れ出した高熱の溶岩が海に押し寄せた際、急速に冷却され凝固する過程で割れ目が出来、最少のエネルギーで凝縮する正六角形の柱状節理になりました。その後、氷河期が終わり、氷河が溶けて海面が上昇したことで、ジャイアンツコーズウェイのあるアイルランド島とは分かれ、奇岩の島のスタッファ島が誕生しました。

ツアーではオーバンからマル島にバスごとフェリーで渡り、さらにマル島から1時間程バスで移動し、フィナポートという小さな港町からフェリーでスタッファ島へ。
途中、海鵜やアザラシが顔をのぞかせる微笑ましい光景をご覧頂いた後、出港してから50分後ようやくスタッファ島が見えて来ました。乗船していたお客様からは歓声と共に何十枚もシャッターを切る音が聞こえてきます。

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スタッファ島の別名は「ピラーアイランド(柱の島)」。その名の通り、ジャイアンツコーズウェイとは異なり、島全体が柱状節理で出来ています。船が島に近づけば近づくほど、聳え立った30m程の奇岩が迫ってきて、「柱の島」と言われる所以を実感しました。

そして、ついにスタッファ島に上陸!島の上から海岸線の奇岩を見たり、パフィンのコロニーなど幾つかの見所がありますが、中でも一番の見所は海の波によって削られてできた「フィンガルの洞窟」。

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音楽好きの方ならピーンときたかも知れませんが、メンデルスゾーンが1829年にこの地を訪れた際、インスピレーション受けて作曲した曲が演奏会用序曲の「フィンガルの洞窟」です。悪天候だと上陸が出来ないスタッファ島ですが、今回は天気と運にも恵まれ、メンデルスゾーンが表現したと言われる洞窟に波が打ちつけ、反響する音やスタッファ島の心打つ美しい情景を実際に肌で感じる事ができました。(三浦)

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スピッツベルゲン島クルーズで野生のホッキョクグマに出会う!

2015年9月15日 カテゴリ: 南極・北極

ユーラシア旅行社で行くスピッツベルゲン島クルーズ、お昼寝中のホッキョクグマ

先日、「北極圏スピッツベルゲン島への船旅」より帰国しました。出発は7月中旬、すでに猛暑厳しかった日本を抜け出し、30℃も気温が低い北への旅です。
スピッツベルゲン島はノルウェーに属していますが、本土よりはるか北、北極圏の入り口北緯66度33分を超えた北緯77度~80度に位置し、周囲の島と共にスヴァールバル諸島を形成しています。島の中心地、ロングイヤービーエンから極地の海を往く探検船に乗って出発です。

今回の旅で一番楽しみにしていたのは、ホッキョクグマとの出会いです。地上最大の肉食動物とされるホッキョクグマが自然に生きる姿はいったいどのようなものなのか、初めての体験を目前にして、会話はついついホッキョクグマのことになりがち。楽しみ半分、出てきてくれるかという不安半分、複雑な気持ちで旅が始まりました。

出港の翌朝、私達の心配をよそに早速ホッキョクグマが登場!このクルーズでは何をしていてもホッキョクグマが優先。実際、朝食中に放送が入ったので、食事もそこそこに皆、甲板へ飛び出します。部屋に戻る時間がもったいないので、カメラや双眼鏡は常に携帯です。初めての出会いとなったこの時は少し距離があり、双眼鏡がなければ表情を捉えにくかったのですが、今後への期待を大いに膨らませてくれる出会いでした。

その日の夕方。船内ではウェルカムパーティー、そして夕食が始まろうとしていた頃、またまた登場!今度は近くへ見に行くことになり、急いで仕度開始。極地に精通した経験豊富なスタッフがテキパキ準備するので、突然のハプニングでも機動力抜群!あっという間に準備完了、ゾディアックと呼ばれる極地用のゴムボートに乗って出発です。

ユーラシア旅行社で行くスピッツベルゲン島クルーズ、アザラシを狙うホッキョクグマの親子

ホッキョクグマは「動くものは何でも食べられる」と思う為、上陸はできませんが、ボートでゆっくり岸に近づき20~30m程の距離で見学できたので、肉眼で十分その表情を捉えられました。出会ったのは親子グマ。母グマが大好物のアザラシを狙って対峙しているところでした。子グマはその後ろで遊んでいます。ヒグマと違って顔が細長いこと、目がクリンとしていて愛嬌を感じられること、足が太いこと、意外と歩く速度が速いこと等々、新しい発見がいっぱいでした。

私達の幸運はその後も続きました。翌朝、別の場所でペアのホッキョクグマに出会い、2時間(!)たっぷり見学。腹ばいで大の字になっている寝姿や足の裏の肉球、そして見つめあう2頭…。何枚写真を撮っても、どれだけその場に居ても、飽きることはありませんでした。

ユーラシア旅行社で行くスピッツベルゲン島クルーズ、氷上を歩くホッキョクグマ

そして旅の後半には、北緯80度を超えたところで“氷の上を歩くホッキョクグマ”にも遭遇!北極圏であるからには、ぜひともこの光景を見たかった!気温4度もなんのその、寒さを吹き飛ばす興奮で甲板が満たされたことは言うまでもありません。アザラシを探していたのでしょうか、しばらくして海へドボンッ。すいすい~っと泳いでいく様に、巨体なわりに泳ぎが得意な一面を見ることができました。

ホッキョクグマは狩りをして食料を得ますが、10回に1回ほどの成功率だそうです。やっとありつけた食料を食べた後は、体力温存の為によく休みます。一方、動物園で暮らす彼らは食べ物の為に動く必要がありません。ですが休憩する習性は残っていますので、動物園に会いに行っても寝転がってじっとしていることが多いのです。野性味あふれる自然の生き様を見ることができた今回の旅は、素晴らしい経験でした。

ユーラシア旅行社で行くスピッツベルゲン島クルーズ、お土産に購入したホッキョクグマのUSB

今回の旅でホッキョクグマにすっかり魅了され、船内で売られていたぬいぐるみを買いたかったのですが重量の都合で泣く泣く断念…。代わりに、船でしか売られていない“ホッキョクグマのUSB”を購入。彼らとの出会いと共に、大切な思い出の一品です。(江間)

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自然を感じる景勝道路、ナショナルツーリストルートを行く(ノルウェー)

2015年9月11日 カテゴリ: アジア

先日「北欧の優雅な休日 11日間」の添乗から帰国いたしました。日本より涼しく、さわやかな澄んだ空気はさすがエコ大国。新鮮な空気を胸いっぱい満喫しました。このツアーではフィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマークを巡りました。フィヨルド、山岳、氷河など見所沢山のツアーでした。

今回のツアーではノルウェーのナショナルツーリストルートを通り、フィヨルド地帯をバスで走行します。フィヨルド独特の曲がりくねった道が多いですが、各所に絶景が待っています。ナショナルツーリストルートとは、1990年代に始まったノルウェーの国家プロジェクトの一つで、ノルウェーの観光業を盛り上げる為に設置されたルートです。現在、国内には18本のルートがあり、道路は整備され、展望台が各所に設置されています。

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その中でも、トロルスティーゲンという、ルートを今回は通りました。崖に突き出すように建てられた展望台から雪の残る山や九十九折の道路が山肌縫って走る絶景をご覧いただき、真横には山肌には滝が流れており、大自然を感じられました。
それもそのはず、展望台はどれだけ大自然を体感できるかなどの基準で建てられているのです。また、展望台自体もデザイン性が高く、おしゃれなモダン建築。デザインは一般公募され、デザイナー、建築家がこぞって参加するそうです。審査基準は安全性以上にデザイン性が重視され、いかに風景に合っているか、ルートごとにテーマに沿っているかを競います。

ノルウェーの車窓からの景色は山岳、フィヨルド、雪景色、小川、滝・・・など、変化に富んでいて、バス移動も楽しみの1つだと改めて思いました。(杉林)


チェコ、プラハ。古き良き街並みを巡る。

2015年9月10日 カテゴリ: 中欧・東欧情報

先日、チェコ、スロヴァキア、ハンガリー15日間のツアーより帰国しました。
これらの国々の魅力は、何と言ってもその美しい街並みだと私は思います。
始めに訪れたのは、「建築博物館」と称される、プラハ。この町には、様々な様式の素晴らしい建築物が良い保存状態で残されており、これほど完璧に中世の街並みを残している都市はないと言われるほど。チェコはその歴史の中で、常に近隣諸国から圧力をかけられ、支配されてきました。他国が攻めてきたとき、チェコはいつも、潔く降参します。そのために、街が壊滅してしまうような攻撃を受けずに済み、プラハの街にはたくさんの美しい建築物がきれいに残っているのだと、ガイドさんが教えてくださいました。
さて、プラハ観光の最初の訪問スポットはプラハ城。
プラハ城、とは言いますが、その敷地面積は非常に広く、ギネスブックに載るほどです。
一番西、マチアス門を通って敷地内に入ります。門の所には衛兵さんが。なんと、何か食べているようでした。普通、衛兵さんといえば、まったく身動きをとらず、きりっとした表情で立っているものですが、なんだかチェコの衛兵さんはのんびりしているようでした。
2つの中庭を抜けると、そびえ立つ聖ヴィート大聖堂の前に出ます。
14世紀、カレル4世の命によって工事が開始され、完成までに約600年もかかったと言われています。
内部では、アルフォンス・ミュシャのステンドグラスや、チェコの守護聖人、ヤン・ネポムツキーの墓碑などが見られます。
たまたま、パイプオルガンの演奏が行われていたため、広い聖堂の中はとても神聖な雰囲気に包まれていました。
とても神聖でした、が、チェコでは現在宗教離れが進んでいるようで、無宗教の人も多くなったのだとガイドさんが説明していました。
聖ヴィート大聖堂、チェコ、ユーラシア旅行社で行くチェコツアー
聖ヴィート大聖堂を出て、少し写真ストップ。この大聖堂はとても高いので、イジ―広場の端の方まで行かないと全景を撮ることが出来ません。ヴィート大聖堂から、旧王宮へと移動し、内部の見学。旧王宮の中には、ヴラディスラフホールという大きなホールがあります。
このホールが完成したのは16世紀半ばで、その当時ではヨーロッパ最大のホールでした。ホールの脇はテラスになっており、そこからプラハの街の全景を眺めることが出来ました。
その後、聖イジ―教会や、黄金小路を見学し、しばし休憩。プラハ城の公衆のお手洗いは非常に便利で、ここは使用料がかかるのですが、ちゃんと小銭に両替する機械が設置されています。紙幣からも、大きな硬化からも両替できます。
プラハ城の観光を終え、次は市内の散策へ!
丘をゆっくり下って、カレル橋にやってきました。ヴルタヴァ川にかかる、長さ530m、幅は10m近くもある大きなカレル橋。
両端には合計30体の銅像が並んでいます。この橋の建設が開始されたのは14世紀半ばで、こちらもこの当時で考えると非常に画期的な大工事だったんだそうです。ちなみに日本では14世紀末に金閣寺が建てられています。全く何の関係もありませんが、遠く離れた二つの国で、まったく違う文化が、街並みが造られていたんですね。
話をカレル橋に戻します。たくさんの銅像が並んでいるこのカレル橋、見るべきものはどれなのか?ヤン・ネポムツキーの銅像です。
聖ヴィート大聖堂でも彼の墓碑を見学したばかりですが、チェコを旅しているとありとあらゆるところで彼の像を見かけます。
彼は一体どういう人物だったのでしょうか?諸説あるようですが、ガイドさんはこのように説明して下さいました。
司祭であった彼は、人々からの懺悔を聞いていたのですが、ある時、王妃が懺悔室にやってきて懺悔します。そのことを知った王は、王妃が一体何を懺悔したのかヤンに問い詰めます。ヤンは一切口を割らず、司祭としての仕事を全うしたため、王の怒りを買い、拷問を受け、カレル橋から落とされてしまいます。その後、ヴルタヴァ川の岸で見つかった彼の遺体の、舌の部分が腐らずに残っており、これが奇跡と認識され、彼は聖人になったのだそうです。
ユーラシア旅行社で行くチェコツアー、ヤン・ネポムツキー
橋の守護聖人であるため、橋の近くでよく彼の銅像を見かけます。ヤン・ネポムツキーの見分ける方法は、頭上を見ること。頭上に五つの星があれば、その銅像はヤン・ネポムツキーの銅像です。
カレル橋を渡って、建物の間を進んでゆくと、プラハの旧市街広場に出ます。
時刻は丁度、正午12時。天文時計台のからくりが動き出す時間の為、広場にはたくさんの人が集まっていて、とても賑やかでした。
プラハ旧市街広場の天文時計は、1365年に旧市庁舎を増築際に作られました。二つの大きな文字盤が縦に並ぶ天文時計、上の時計はプラネタリウムと呼ばれ、地球を中心に、周りを月と太陽が一年かけて一周しながら年月日と時間を表しています。下の時計は黄道十二宮であらわした暦で、一日に一目盛り動き、農業の為の、四季の移り変わりを表す仕組みになっています。さらに、この二つの仕組みの上にはからくり時計があります。たった毎時0分になるとからくりが動き出すのですが、キコキコと骸骨や天使の像や、キリストの12使徒が動く様子はとてもかわいらしいものです。たった20秒程しか動かないので、要注意の瞬間です。
確かに、今この時代にみると素朴で可愛らしいからくりですが、造られたのは15世紀で、この時代、このからくりはとても斬新なものだったのだそうです。それが今でもしっかり動いているのだから、驚きですね。
旧市街のお散歩を終え、お昼ご飯を食べて、この日は午後は自由時間でした。
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また旧市街広場に戻ってきて、今度は時計塔の上に登ってみました。赤い屋根の美しい街並みの素晴らしさ、ただ歩いただけではこの街の魅力を知ることはできないなと、実感する瞬間です。
中世の街並みに、とてもわくわくした一日でした。(留置)
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