日付:2016年2月の検索結果

知られざる国アルバニア

2016年2月26日 カテゴリ: 中欧・東欧情報

先日アルバニアとマケドニア、バルカン探訪8日間のコースより帰国しました。
アルバニアと聞いて何を想像するでしょうか。インターネットで検索するとまず、ネズミ講や、鎖国というワードがでてきます。このアルバニア、実は非常に個性の強い国なのです。
紀元前2000年頃にはアルバニアにはイリュリア人という人々が住んでいました。現在のアルバニア人の祖先であると考えられている人々なのですが、その後、ギリシャ人がこの地にやってきて、植民活動を始めます。今回のツアーでも、紀元前800年頃にギリシャ人が築いた遺跡に訪れました。アポロニア遺跡や、デュレスという町にある闘技場跡などです。このように、アルバニアにはたくさん遺跡があるわけなのですが、非常に残念なことに、発掘作業がきちんと行われておらず。デュレスの大きな闘技場跡の半分くらいは建物の下敷きになっており、未発掘状態。アポロニアも、なんと80%はまだ土の中という状態。
もっと発掘作業すればすごいものがでてくるだろうに!と思わずにはいられません。なぜこんな状態に?とおもうのですが、アルバニアはつい最近まで国内が混乱状態にありました。
ギリシャの植民地になった後、ローマ帝国の支配下に入り、ローマ帝国分裂後は東ローマ帝国に帰属することに。14世紀からずっと、トルコの支配下にあり、やっと1912年にアルバニアは独立を果たしました。しかしながらその後も、イタリアや支配、王制廃止、その後、共産主義政権のもとに鎖国をし、なんと1990年まで各国との国交を断った状態でやってきたのです。日本が鎖国をしていたのは16世紀。1990年まで鎖国をしていたなんて本当に驚きですね。
と、いうわけで、欧州一の貧乏国家であったアルバニアには、遺跡発掘作業をしっかり行う余裕がなく、共産主義政権崩壊後の無秩序状態の時に、アポロニアの出土品が盗まれてしまったりと大変だったようです。アポロニアの遺跡のような、なんとももったいない場所がたくさんあるのです。国内も落ち着いて、観光客誘致にも力を入れられるようになった、これから先が楽しみですね。
ちなみに、このアポロニア遺跡の直ぐ近くには、大きなトーチカがあります。トーチカとは、共産主義時代の1970年代以降に国内で大量に(推定70万個)造られた塹壕のことで、いざとなったら国民総出で戦えるように、党第一書記のエンヴェル・ホジャが造らせたものなのですが、結局使われることは一度もなく、撤去することもできず、今もあちこちでみかけます。せっかく、アルバニア名物(?)の大きなトーチカがあったので、ちょっと近くに寄って写真でも撮ろうとバスを下りたのですが、なんと中には人が住んでおり、我々が近ずくと写真撮影料を払え!と言ってきたのですぐさまバスに戻りました。近年、トーチカにこのように住み着く人が増えているのだそうです。近寄る際にはお気をつけ下さい。

ものが積み上げられたトーチカ

そんなアルバニア、首都のティラナもまた個性の強い街です。建物がたくさん建っているのですがいくつかの時代の建物がごちゃごちゃと混在していて、とても面白い雰囲気の街です。基本的に4つの時代の建物が見られます。1912年までのトルコ時代のモスクなどの建物、そしてイタリア支配時代のバロック様式の綺麗な建物、共産党時代の四角くて味気ない建物、民主制に移行した後に建てられた、やたらカラフルでモダンな建物。共産党時代に押さえつけられていた人々の感情が爆発したかのように建てられた巨大なビルディングに目を奪われます。

ティラナの近代的なビル

なんじゃこりゃ!まだ建設途中ですが、なんと、中央広場を真ん中に囲むように、8つのこのようなビルを建てる計画があるとか・・・今でさえすごいインパクトなのに・・・
建物のカラフルさもかなり目につきます。実はこの色とりどりの建物は、現首相のエディ・ラマ氏(実は芸術家さんでもあります)が、町を明るくしよう!ということで始めたキャンペーンによって色づけられたものなのです。意図的にカラフルにされたと知るとやっと合点がいく、不思議な町並。

カラフルな街並み

歩いているとなんだこれは!と思うようなものがたくさん。アートギャラリーの裏に置かれたスターリン像や、モダンな外見のアルバニア正教会の建物、広場中心に建つ、国民的英雄の大きな像・・・興味がつきません。10年後の、この街は一体どんな風になっているでしょうか。ものすごく気になります。(留置)

大迫力のイグアスの滝を大満喫(ブラジル・アルゼンチン)

2016年2月25日 カテゴリ: 中南米情報

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 先日、「マチュピチュ、ナスカ、ウユニ塩湖とイグアスの滝 15日間」の添乗より帰国致しました。世界三大瀑布の一つイグアスの滝から始まり、謎に包まれたペルーのナスカの地上絵とマチュピチュ遺跡、最後に天空の鏡・ウユニ塩湖で旅を締めくくるという毎日がハイライトのツアーです。

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 イグアスの滝が世界三大瀑布として数えられる理由は、なんといってもその川幅。全長約4kmにも及びます。“イグアス”とは先住民族のグアラニー族の言葉で“大いなる水”を意味しますが、イグアスの滝を一目見ればその言葉の意味にも納得でしょう。滝の80%はアルゼンチン側、残り20%がブラジル側にあります。ツアーによっては、どちらか一方の国側からしかイグアスの滝を見学しないということもあるかもしれませんが、やはり、両方の国から見学するからこそ、イグアスの滝の壮大さをより実感することができます。
 アルゼンチン側のハイライトは落差約80mの“悪魔の喉笛”。今は一年の中でも水量が多い時期で大迫力。ゴーゴーと轟音を立てながら流れ落ちる滝を上から覗き込むと今にも吸い込まれそうな感覚に陥ります。一方でブラジル側からは滝全体を眺めることができ、イグアスの滝の大きさを目の当たりにするのはもちろんのこと、周りのジャングルの緑と白く飛沫を立てながら流れ落ちる滝が、堂々たる景色を作り上げ、目の前に広がる景色に思わず感嘆のため息がこぼれます。また、アドベンチャーボートに乗って、滝壺に接近するのも、楽しみの一つ!滝の中に突っ込んでいくので、全身びっしょりになりますが、イグアスはこの時期日中30℃近くまで気温が上がりますので、滝のしぶきを浴びるのも気持ち良く感じられます。あまりの迫力にお客様も大興奮の様子でした。(市川)

四駆の窓から楽しむ、雨季のウユニ塩湖(ボリビア)

2016年2月24日 カテゴリ: 中南米情報

ウユニ塩湖ツアー,ウユニ塩湖旅行
 先日、「マチュピチュ、ナスカの地上絵とウユニ塩湖 11日間」のツアーから帰国致しました。
 ペルー、ボリビア2か国の見所が沢山詰まったツアーでしたが、中でも、お客様の期待が一番高かったのは、昨今話題のウユニ塩湖でした。ウユニ塩湖と言えば、テレビや書籍で目にすることも多く、特に広大な風景の中を高級車が疾走するCMは、目にしない日がないほどです。
ウユニ塩湖ツアー,ウユニ塩湖旅行
 しかし、実際のウユニ塩湖の観光は四駆に分乗し、ノロノロ運転で行います。
ウユニの塩水に耐えられるよう、車はTOYOTAのランドクルーザーかレクサスばかり。
皆様窓側にご乗車頂き、出発!
 水が張っているためそれほどスピードが出せず、時速10kmほどでゆっくりと進みますが、、、これがちょうどいいスピードなんです! 車窓風景のシャッターチャンスを逃すことはありませんし、水の上に立つ人や車の位置関係がゆっくり変わるので、シャッターを切り続けるだけで色々なアングルの写真が撮れます。何しろ四国の半分ほどもある広大なウユニ塩湖ですから、ある程度離れたところから他のグループを撮った方がスケール感が伝わることもあります。
 もちろん車を停めたら、そこからはお客様が被写体になっての撮影タイム。ジャンプしたり、ポーズを取ったり、、、標高3700mのウユニでは、ちょっとした動きでも体への負担が大きいもの。また次の撮影ポイントまで一息つきながら、ゆったり車窓の風景を撮りながらいきましょう。 (尾崎)

日本有数の豪雪地帯で見る、心温まる灯り

2016年2月23日 カテゴリ: 日本情報

先日、「世界遺産、五箇山・菅沼合掌造り集落ライトアップと越中富山」の添乗に行ってきました。
富山といえば、美味しい富山湾のお魚...を期待していたのですが、何と今年はまさかの「寒ブリ宣言」が行われないという不測の事態に。
でも、そんなこともなんのその。富山にはまだまだ魅力が盛りだくさん。

今回は世界遺産に登録されている「白川郷・五箇山の合掌造り集落」のうち、富山側の五箇山(菅沼集落と相倉集落)を訪れました。
合掌造りとは、日本有数の豪雪地帯ならではの、急こう配な傾斜を持った屋根がある住宅で、冬の間にどんどん降り続く雪を、極力雪降ろしするを減らすように工夫されたことが起こりとされています。現在ではこの昔ながらの合掌造りの家も少なくなってきましたが、相倉集落では23戸、菅沼集落では僅かに9戸が現存し、かつ今なお住宅として使用されています。
周囲の山々も雪化粧の中、勿論、小さな集落にも雪、雪、雪。普段はあまり雪を経験していないこともあり、腰の高さ以上に積もっている雪を見て、少しだけ気持ちが高まりました。ただ、生活している方々の話を聞くと、改めて雪国での暮らしの厳しさを実感しました。

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厳しい冬ですが、我々が訪れた日の夜には、冬ならではの特別なイベントが開催されていました。その名も“雪あかり”。菅沼集落を舞台に、冬化粧をした集落が美しくライトアップされるのです。
幸いにも当日の天気は晴れ!しかも前日に大雪が降ったらしく、状態は万全。あとは暗くなるのを待つばかりです。次第に薄闇が訪れ、ポツポツと家々にあかりが灯り始めました。少し高台にある展望台から、集落全体を見下ろすと、それはもう何とも言えない温かさ。寒い中、必死で帰宅してきた人々が安心する、そんな灯りでした。

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そして忘れてはならないのが立山連峰。観光シーズンはまだ先の話ですが、今回、素晴らしい姿を見せてくれました。富山市内や高岡市内でも勿論見ることが出来ますが、今回訪れたのは、雨晴(あまはらし)海岸。ここは、何と海越しに3,000m級の山々を眺めることができる、世界でも稀な場所。到着すると、普段よりもはっきり見えていたこともあり、多くの人々がカメラを片手に、立山連峰の雄姿に見とれていました。地元の方によると、「こんなに見えることはそうそうない」とのこと。ただただ自然に感謝です。
北陸新幹線開通から、まもなく一年。これまで遠く感じてしまっていた北陸が一気に身近になり、東京を出発して僅か3時間弱で、富山や金沢に行けるようになりました。次は加賀百万石の歴史を感じに出掛けたいと思います。(吉村)


ユーラシアの旅で行く、国内旅行はこちら

ゆったりのどかなメコン川デルタクルーズ(ベトナム)

2016年2月19日 カテゴリ: アジア情報

先日「ベトナム周遊とアンコールワット11日間」のツアーから帰国致しました。今回のツアーではベトナムを北部、中部、南部と周りカンボジアへと向かいました。縦に長いベトナムでは北と南では気候も全く違います。北、中部とあいにくの雨が続き日本で着ていたジャケットが手放せない日が続きましたが、南ではとても温かい日差しの下、メコン川デルタクルーズを楽しみました。まず4人乗りのカヌーに乗り込んだらベトナムの三角帽ノンラーを被り気分を上げていざ出発です。漕ぎ手は前と後ろに2人、細い道を進みます。途中すれ違うボートとはぶつかるのではないかと思うほどすれすれのところを通ります。私たちが乗っていたボートも右、左と巧みにオールを使い、どこにもぶつかることなく優雅に川を下っていきます。これにはお客様たちも思わず拍手。途中1軒だけ家があり、なんと私たちのボートを漕いでいた方のお家でした。高床式の家からは奥さんが手を振ってくれました。約20分ではありますが、温かい日差しに、水が波打つ音、そして心地よい風が本当にのどかで癒されました。(竜﨑)

最果てのウシュアイアよりビーグル水道クルーズへ(パタゴニア)

2016年2月18日 カテゴリ: 中南米情報

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 先日、ユーラシア旅行社の『最果ての地、パタゴニア物語 15日間』より帰国しました。パタゴニアは人が住む場所の中で一番の強風地帯と言われています。が、今回のツアーではその名物でもある風はいったいどこへ?!風には吹かれませんでしたが天候に恵まれた15日間。氷河の崩落にフィッツロイが聳えるチェルテンの山々、風光明媚なパイネ国立公園。すべてが完璧な状態で私たちを迎えてくれました。そしてそれは最南端の街・ウシュアイアでも。
 アルゼンチンの最南端ウシュアイア。数十年前までは泥棒、怠け者は南部へ送れ!と実際、刑務所の街、流刑地として機能していました。しかしそんな話、今は昔。「地球最果ての街」では最果てを感じさせる観光が盛り沢山あるのです。南極までの距離わずか1000キロ、後ろ手にはアンデスの南端が迫り森林限界はすぐ手の届くところ。街の目の前は氷河が掘り込んでできた谷に海が進入してできた水路、ビーグル水道を望むことができるのです。
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 かつてスペインが統治していたマゼラン海峡。その海峡以外の独自のルートを見つける為にフィッツロイ艦長率いるビーグル号とアドベンチュア号が1830年に発見したのが太平洋と大西洋を結ぶビーグル水道。ビーグル水道クルーズでは、皇帝海鵜のコロニーやパタゴニアアシカ(オタリア)のコロニー。最果ての灯台や、沈没した船の残骸など、次から次へと色々な物が目に飛び込んでくるものだから冷たい風が吹き付けるデッキからなかなか離れることができませんでした。そんな中一番の興奮はマッキンリーパスと言うビーグル水道で一番狭い(幅1キロ)所を通り抜けるとやってきました。「あれ、また鵜のコロニー?!」いやいや遠目はそっくりですが今度は鵜ではありません。正真正銘ペンギン達の登場です。所狭しと沢山のペンギンがヨチヨチ歩いていたり、親を(餌)待っているのか海を見つめていたり、泳いでいたりと、その愛らしい姿はずっと見ていても見飽きる事はありません。しかも、よくよく見れば圧倒的な数のマゼランペンギンの中にジェンツィーペンギン(くちばしと足がオレンジ色)や背筋がピンと伸びた?一際大きい王様ペンギンなど3種のペンギンを見る事が出来たのです。南極まで行かなくても出会えるんですね。5時間のクルーズはこうして興奮状態のままあっという間過ぎました。
 まだまだ最果ての見どころはつきません。その前に腹ごしらえ?夜の自由食では皆様と一緒に蟹を食べに。これもウシュアイアの楽しみのひとつ♪(岩間)

ウシュアイアでキングペンギンに出会った!(パタゴニア)

2016年2月17日 カテゴリ: 中南米情報

ユーラシア旅行社のパタゴニアツアー、キングペンギンとゼンツーペンギン

先日、「雨季のウユニ塩湖とパタゴニア物語 16日間」のツアーより戻りました。夏を迎えた南米の雄大な自然を一度に訪れてしまおうという贅沢?なツアーです。遠い遠い南米、往路に2日、復路に3日もかかってしまうので、16日間と言ってもあっという間でした。

旅では色々ありましたが(お客様と添乗員だけの思い出としておきます)、パタゴニアではここぞ!という時には天候に恵まれ、風も吹かず穏やかな日々。1月はまとまった雨が降らず、水鏡の世界が広がらなかったウユニ塩湖では、訪問の2日前というグッドタイミングでまとまった雨が降ったおかげで360度の水鏡の世界が!
どちらも素晴らしい景色だったのは言うまでもありませんが、愛らしいペンギン達との出会いも印象的でした。「ペンギン達がいるということは、どれほど南へ来たのだろうか。」と。

それは、世界最南端の町・ウシュアイアから出発したビーグル水道クルーズでのこと。ウミウやオタリア(アシカの仲間)がいる島を通り過ぎ、1時間半ほど東へ進むと、マルティロ島という小さな無人島に辿り着きます。そこはマゼランペンギンのコロニー。胸に2本の黒線がある小柄なマゼランペンギンは、アルゼンチンやチリの南部にコロニーがあり、比較的容易に出会うことができます。

ユーラシア旅行社のパタゴニアツアー、寝そべるキングペンギンとマゼランペンギン

が、今回大興奮だったのは、ゼンツーペンギンとキングペンギンにも出会えたこと!以前、南米大陸から約500kmも離れたフォークランド諸島を訪ねた時に出会った彼らと、思いもかけない再会を果たした訳です。ゼンツーペンギンはくちばしにオレンジ色の線が見られるのが特徴。キングペンギンは、その体の大きさと、胸元を彩る黄色のグラデーションが特徴です。特に、キングペンギンは南極まで行っても見られず、フォークランド諸島や、そこからさらに1,000kmも東に離れたサウスジョージア島まで行かないとなかなか出会えません。そんな彼らとウシュアイアの近郊で出会えたことが、いかに驚きであったか!海岸で寝そべっていたり、並んでじ~っと立っていたり・・・動きが少ないゼンツーペンギンとキングペンギン。一方、彼らの周りをチョコチョコと歩き回るマゼランペンギン。ペンギン達が仲良く過ごす光景を見てほっこりとした気分になり、ちょうど旅半ばで感じていた疲れも一気に吹き飛んでしまいました。(江間)

ユーラシア旅行社で行くパタゴニアツアーの魅力はこちら

(さらに…)

オマーンの飛び地でアラビアンクルーズ!

2016年2月16日 カテゴリ: 船の旅情報

ダウ船

先日、「オマーンの飛び地ハッサブとアラビアンブルークルーズ9日間」より帰国いたしました。MSCムジカ(約9万トン、乗客定員約2500名)に乗船し、ドバイを出発。風に吹かれながらアブダビ、ホールファカン、マスカット、ハッサブへ次々と寄航し、最終的にドバイに戻ってくる船旅です。
どの寄港地も変化に冨んでおり魅力的でしたが、やはりツアーのタイトルにもある飛び地ハッサブが大変興味深かったです。ハッサブには、全長約20kmの巨大なフィヨルドが存在します。ヨーロッパとは異なり、緑のない茶色のごつごつとした岩肌が印象的です。そんな景色をご覧になったお客様からこんな質問をいただきました。「フィヨルドということは、この辺りも昔は氷河があったのですか?」もともとフィヨルドとは“氷河が浸食したところに、海水が入り込んだ場所”を意味します。しかし、ここは氷河の浸食でできたのではなく、大地の基盤変動で隆起した岩石で形成されているのだそうです。
さて、港でMSCムジカを降りて、オマーンの伝統的なダウ船に乗り換え、このハッサブ特有のフィヨルドのクルーズに出かけていきます。ダウ船は約100人が乗ることができ、椅子は無く座布団が敷かれています。屋根が付いていますが、壁はありません。風を肌で感じたい方は是非2階へ!
港を出発したダウ船は水しぶきを上げながら、ぐんぐんとスピードを上げていきます。さっきまで乗っていた9万トンもあるMSCムジカがどんどんと小さくなってゆきました。
40分ほど進んでゆくと、船に同乗していたガイドさんがマイクを片手に、「みなさんご覧ください!」と言いながら、海の中のあるポイントを指差しました。乗客は一斉にその指先の方向に注目します。そこには何とも可愛らしいチャイナイルカが、3匹肩を並べて泳いでいる姿が見えました。船内には歓喜の声が上がります。イルカは人懐こく賢いので、運がいいと私たちの走るダウ船と並行して、一緒に泳いでくれます。あちこちに顔をのぞかせるので、乗客は右に左にカメラを構えて大忙しです!
チャイナイルカと戯れた後、小腹がすいてきたタイミングで船員から中近東ならではの振る舞いがありました。ナツメヤシとチャイです!何を隠そうナツメヤシは中近東を訪れた際の私の楽しみの1つです。このさっぱりとした甘さが癖になります。しかし、食べすぎには注意です。ナツメヤシはとても豊富な栄養分が含まれていますので、沢山食べてしまうとお腹回りが心配です。
ナツメヤシの甘さに癒されながら、少々遊覧を楽しんだ後、ダウ船は港へと引き返してゆきます。波にゆられ、さわやかな風を感じながらまったりとした約4時間のクルーズはあっという間に感じました。(堤)

カリブ海の民、クナ族の島(パナマ)

2016年2月12日 カテゴリ: 世界の民族情報

クナ族の家族

先日「サンブラス諸島とパナマ絶景紀行」のツアーから帰国しました。

今回は、寒い日々が続く日本とは正反対の熱帯パナマの旅。
中米パナマのカリブ海側に浮かぶ、サンブラス諸島をご案内してきました。

太平洋側に位置する首都パナマシティからパナマ地峡
(南北アメリカ大陸を結ぶ一番狭い場所)を四輪駆動車で約2時間で横断し、
カリブ海へ。
(ちなみに太平洋から大西洋までの約80キロを船舶でパナマ運河を通ると最速で約9時間、最大24時間位かかります。)

カリブ海に面した小さな漁村カルディの浜から水平線を見渡すと、
沖合にはヤシの木々が生い茂った小さな島が点々と浮かんでいます。
小さなボートに乗り込んで出港です。

このサンブラス諸島は、合計360もの島々が南方コロンビアの沖合にまで連なっています。
全くの無人島から集落のある大きな島、たった一家族しか住んでいない島や
ホテルが一軒しかない島もあればヤシの木が一本しかない島など、実に個性的な島々が
集まっています。

そのうちの一つ、イスラ・ぺロ(犬の島)に上陸。
珊瑚礁の浅瀬がちょっと成長したくらいで、直径50メートルほどの小島。
暴風雨がやってきたら、全ての物が吹き飛んでしまいそうな、
何とも頼りない小島ですが、その美しさだけは抜群。

珊瑚が砕けた白い砂、完全に透き通った透明の海水。
その色は沖に向かって、エメラルドグリーンから深いコバルトブルーへと変わってゆきます。
風に揺れるヤシの木陰にゴザを敷いて一休み。
文句無しにカリブ海の美しさ、雰囲気を体感した瞬間でした。

実はこの島にたった一家族がココナツヤシの管理の為に住んでいます。
しかもカリブ海地域では珍しく、サンブラス諸島の先住民はモンゴロイド系統の民族なのです。
先住民クナ族は丸木船で小島を行き交っており、
集落がある人口250人ほどの島にも上陸しました。

クナ族の男は漁に出て、女性達はモラという独特の刺繍を売って生活をしています。
刺繍デザインはじっくりと眺めると実にユニーク。
魚や鳥、植物などの自然をモチーフにしているのですが、
そのエキゾチックなデザインはマヤ遺跡のレリーフを思わせ、
その鮮やかな色彩はアンデスの織物を思い出させます。
顔立ちもカリブ海で良く見られるアフリカ系の混血ではなく、
明らかに南米アンデス山中の先住民や中米マヤ系統の、モンゴロイド人種である事がわかります。
中南米のモンゴロイド系の先住民は殆どが山中や密林ジャングルに住んでいるので、
カリブ海沿岸地域に住んでいるモンゴロイド系の先住民は、何だか不思議な感じがしました。

カリブ海の島々は街中に音楽が溢れ、絶えず賑やかな雰囲気の島々が殆どですが、
ここは波の音すら聞こえてきません。
これも大人しく、穏やかなモンゴロイドの特徴なのでしょうか。
人々の表情も穏やかで、日々幸せな生活を送っているのが感じられます。

このサンブラスの島々に滞在した僅かな時間は、
自然の音の記憶がありませんでした。
島の静けさとクナ族の穏やかな表情。
同じモンゴロイドである日本人との小さなつながりを感じました。
(上田)

中米のツアーはこちら
カリブ海のツアーはこちら

ハロン湾に浮かぶ豪華客船で年越し!(ベトナム)

2016年2月10日 カテゴリ: アジア情報

先日、年末の「ベトナムで年越し バーヤ号で過ごすベトナム北部絶景の旅6日間」より帰国しました。大晦日と元旦をハロン湾の豪華客船の船上で迎えるというなんとも優雅な日程でした。旅の3日目に古都ニンビンからバスでハロン湾まで移動します。夏場は観光客であふれるというハロン湾ですが、この時期は観光客が少なく、幻想的なハロン湾を楽しむにはうってつけの季節です。まさに、ハロン湾を独り占め状態で満喫することができました。

ベトナムツアー

ハロン湾に到着し、チェックインを済ませ、いざ船に乗り込みます。今回のツアーでは豪華客船“バーヤ号”に乗船します。バーヤ号の船室は木を貴重としており、クラシックな中にも西洋のエッセンスが加わり洗練された船室となっています。可愛らしい船室に、心がときめきます。ご昼食には、レストランフロアでの、目にも鮮やかなコースランチが待っていました。お味はもちろん、ホスピタリティ溢れるクルーのおもてなし、窓の外に広がるハロン湾の絶景で至福のひと時を満喫しました。

ベトナムツアー

小舟に乗り換えてのハロンクルーズも欠かせません。エメラルドグリーンのハロン湾を手漕ぎボートで揺られながらのんびりと進んでいきます。空気も澄み渡り、静寂の只中にぷかぷかと浮かび、つかの間、日常を忘れてしまいます。お客様も最初は写真撮影で忙しそうでしたが、そのうちに贅沢な沈黙を楽しんでいらっしゃいました。

ベトナムツアー

そんなハロン湾には龍の伝説が残されています。かつて、この町を海賊が攻め込んできた際、村人を守ろうと2匹の龍が天から舞い降り、宝石を吐き出し、外敵の行く手を阻んだとされています。その龍が口から吐きだした宝石がハロン湾に浮かぶ3000以上もの奇岩となったそうです。元旦の朝はその奇岩群に昇る朝日を拝みながら、太極拳教室に参加。その後、ささやかながらお雑煮をお召し上がりいただきました。なんだか2016年はいつもより良い1年になりそうな気がします。皆様にとっても今年が素敵な1年になりますように。(岡山)
 

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