西オーストラリア州は、日本の約7倍の広大な面積を有する州で、オーストラリア全体の約1/3を占めています。約1万2千種の花が自生しており、その約6割はオーストラリアでしか見ることのできない固有種といわれています。オーストラリアに固有種が多いのは、大陸移動により約6500万年前にゴンドワナ大陸からオーストラリア大陸が分裂し、その後ほかの大陸から隔絶され、動植物が独自の進化を遂げてきた為です。日本では秋の気配が感じられる頃、南半球の西オーストラリアは春を迎え、ユニークな花々が咲き大地を彩ります。

オーストラリアとは?

オーストラリア基本情報

【正式名称】オーストラリア連邦
【面積】769万2,024平方キロメートル(日本の約20倍,アラスカを除く米とほぼ同じ)(出典:ジオサイエンス・オーストラリア)
【人口】約2,626万人(2022年12月。出典:豪州統計局)
【首都】キャンベラ(Canberra)
【民族】アングロサクソン系等欧州系が中心。その他に中東系,アジア系,先住民など。
【言語】英語
【宗教】キリスト教52%,無宗教30%(出典:2016年国勢調査)
【時差】東部時間(シドニー)日本からプラス1時間(一部地域、サマータイム時プラス2時間)
    中部時間(アデレード)日本からプラス30分(一部地域、サマータイム時プラス1時間30分)
    西部時間(パース)日本からマイナス1時間(サマータイム導入なし)
    ロード・ハウ島 日本からプラス1時間30分(サマータイム時プラス2時間)

ワイルドフラワーのベストシーズンは?

キングスパークのワイルドフラワーフェスティバル(パース)
キングスパークにて(イメージ)/パース

豪州で最も大きな西オーストラリア州では、約2千kmに及ぶ広範囲に渡って花前線が移動する為、日本の桜と同様に場所によって開花のタイミングが大きく異なります。西オーストラリア州の広大な大地に咲き乱れる花々は、7月上旬に北から咲き始め、次第に南下し、12月中旬まで約5カ月間で花前線が動いていきます。その中でも例年、「通称ワイルドフラワー街道(正式名称:ムレワ~ウービンロード)」に花前線が訪れる9月に限定して出発日を設定しました。

※例年の実績に基づいて出発日を設定していますが、花の開花時期は予測しきれない自然現象や気候に大きく左右される為、ご覧いただけない場合もございます。

幻の花リースフラワーとは

リースフラワー(イメージ)

リースフラワー(弊社添乗員撮影・イメージ)

リースフラワー(イメージ)

リースフラワーの群生(弊社添乗員撮影・イメージ)

西オーストラリアには、「リースフラワー」と呼ばれる西豪州では憧れの的である、幻の花があります。クリスマスリースのように放射状に茎が伸び、まるで花の冠のよう。大きなバースデーケーキのような重量感も感じられ、「幻の花」の称号にふさわしい、まさに花の王様。実は、その美しさゆえに乱獲され、絶滅が危惧されている希少種。この幻の花は、ワイルドフラワー街道沿いの、ごく限られた場所でしか見ることのできない貴重な花です。

ユーラシアのツアーでは毎年出発するツアーの情報や添乗員が見てきた情報を元に、どこで何が見られるのか、という観察ポイントも熟知!ワイルドフラワー街道の玄関口の小さな町ダルワリヌに宿泊し移動、幻の花リースフラワー等を探しながら、花散策をお楽しみいただきます。

パースやその近郊に加え、より北や南に足を延ばし多種多様な花々に出会うチャンスあり!

ブランドハイウェイのバンクシア(イメージ)

ブランドハイウェイのバンクシア(弊社添乗員撮影)

カンガルー・ポー

カンガルー・ポー(弊社添乗員撮影)

大ブッシュ地帯に様々な花々が咲くノーザン・エクスプローラー街道、ジェラルトンから南へパースまで続く約905kmの通称ブランドハイウェイ、ワイルドフラワーの宝庫として名高いワイルドフラワー街道等様々な街道をドライブするため、多種多様な花々に出会えるチャンス大!800種を超えるワイルドフラワーが咲くことで有名なカルバリー国立公園や、東京ドーム約15個分の広大な自然公園であるウエスタンフローラでも花探しに挑戦です。

世界遺産に登録されているシャーク湾

ストロマトライト
ストロマトライト
シェルビーチ
シェルビーチ
モンキーマイアのイルカ
モンキーマイア

インド洋に面するシャーク湾は、熱帯から温帯の境界にあたる海域は豊かな栄養分に恵まれ、多くの海洋生物が生息しており、1991年にユネスコの世界自然遺産に登録されています。

■ストロマトライト
ハメリンプールと呼ばれる湾には地球最古の生命体ストロマトライトの群生地があります。35億年前の先カンブリア紀に現れ、光合成で地球上に酸素をもたらしたストロマトライトが今も残るこの場所は非常に貴重とされています。
*ご注意*ハメリンプールは、天災により破損したストロマトライトを見るための桟橋を修復中です。修復中の期間、ストロマトライトは遠望となります。その場合、ストロマトライト(スロンボライト)を間近で見られるテティス湖に追加でご案内します。

■シェルビーチ
約4000年もの月日をかけて小さな貝殻のみが積もった結果、純白のシェルビーチが形成されました。その長さは何と100キロメートル以上。地中7〜10メートルも厚く堆積している貝殻をザクザク踏みしめながら歩くと、4000年という年月の重みを実感します。

モンキー・マイア
シェーク湾の一部、モンキー・マイアの遠浅の海岸にはイルカたちがやってきます。ここで野生のイルカとの触れ合いが始まったのは、1960年頃に溯るそう。当時のイルカからはもう、子供もしくは孫のイルカに世代交代していますが、今も変わらず、野生イルカたちは平均7~8の群れで多い時には20頭の群れを引き連れてほぼ毎日やってきます。統計を取り始めてからイルカが姿を現さなかったのは、5年間の間にたったの4日というから驚きです。ツアーでは、ドルフィン・リゾートに宿泊し、野生のイルカが波打ち際ギリギリまでやってくるビーチにご案内します。

絶景で話題!ピンク・ハット・ラグーン

ピンク・ハット・ラグーン
ピンク・ハット・ラグーン

パースから北に約500kmの場所に位置するインド洋沿岸の知られざる塩湖、ピンク・ハットラグーン。その名の通り、天候によって、いちごミルクのようなピンク色に見える湖です。塩分の濃い水でも生息できるドナリエラという藻の一種が、体内でベータ・カロチンという赤い物質を作る為に、湖面がピンク色に見えるそう。また、ハットという名前は湖に流れ込むハット・リバーという川の名前に由来しています。

一枚岩のオブジェ、ウェーブロック

ウェーブロック
ウェーブロック

風を伴った雨や砂の浸食によって巨大な波のように削られ、15mにも及ぶ巨岩ウェーブロックは、まさに自然が造り出した芸術。また、パースからウェーブロックまで東へ約350kmの街道は、ウェーブロック街道と呼ばれ、この周辺だけでも約2500種のワイルドフラワーが見られます。

ナンバング国立公園の奇岩群、ピナクルズ

ピナクルズ
ピナクルズ

西オーストリアの乾燥地帯に広がるナンバング国立公園。公園内の砂漠地ピナクルズには、尖塔のような岩がニョキニョキと砂地から突き出ています。黄色味を帯びた独特の砂の色と相まって、何とも幻想的な風景です。このピナクルズの黄色い石灰岩は、かつてここが海底であったことを物語り、無数に乱立した岩の塔はその後の緑豊かな原生林の時代の木々の名残りだそうです。

*ご旅行金額につきまして*
添乗員付きツアーの旅行代金は全て総額表示です。
空港税・宿泊税や燃油サーチャージは追加徴収いたしません。
出発前の大幅な追加請求や空港税・宿泊税の支払いのために旅行中に手元の残金を気にかける必要がありません。
また、「リピーター割引制度」も実施中です。ユーラシアの旅についてはこちらをご覧ください。

03-3265-1691

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