大草原に羊が放牧され、巧みに馬を乗りこなす遊牧民。チンギス・ハンや馬頭琴、近年では大相撲で、私たちの身近で耳にするモンゴルに関する言葉。しかし、同じアジアにもかかわらずモンゴルは近くて遠い国という印象をお持ちの方も多いはず。モンゴルとは果たしてどのような国なのでしょうか?

モンゴル国とは

モンゴル基本情報

【正式名称】モンゴル国
【面積】156万4,100平方キロメートル(日本の約4倍)
【人口】340万9,939人(2021年、モンゴル国家統計局)
【首都】ウランバートル(Ulaanbaatar)
【民族】モンゴル人(全体の95%)及びカザフ人等
【言語】モンゴル語(国家公用語),カザフ語
【宗教】チベット仏教等(社会主義時代は衰退していたが民主化(1990年前半)以降に復活。1992年2月の新憲法は信教の自由を保障。)
【時差】日本よりマイナス1時間(西部、ホブドではマイナス2時間)

変化に富む南ゴビの自然、ゴビ砂漠とホンゴル砂丘

ホンゴル砂丘(イメージ)

ホンゴル大砂丘

モンゴルの南、中国との国境近くに位置する南ゴビ。「ゴビ」とは“まばらな短い草が生えている土地”という意味。しかし一言で「ゴビ」といってもその自然は多種多様。

草原地帯もあり、風によって少しずつ移動するモルツォク砂丘、鷲が多く生息することからモンゴル語で「鷲の谷」を意味するヨリーンアム、恐竜の化石が数多く発見されるバヤンザクなど、変化に富んだ景観を目にすることができます。

なかでも南ゴビ最奥にあるホンゴル砂丘は、私たちが一般的にイメージする砂漠と砂丘が広がっています。地平線まで続く大砂漠の景観に圧倒され、その砂漠に沈んでいく夕陽には、心打たれるものがあります。

遊牧民の住居、ゲルに宿泊する

ゲルの建設

ゲルの組み立ても体験!

ゲルの内部

快適なゲル内部

モンゴルを訪れたら、一度は体験していただきたいのがゲルでの宿泊。ゲルとは、遊牧民の移住式住居。建築材は、近くで調達した木材からの骨格(柱など)と羊の毛で出来たフェルトであるので軽くて持ち運び易く、組み立てや解体も約1~2時間で済むため、季節ごとに住む場所を移し替える遊牧民に適したものになっています。 通常、ツアーの場合、1つのゲルに3~4名で相部屋となりがちですが、ユーラシア旅行社のツアーでは、ご予約の際に希望されたホテルと同じ部屋割りでゲルをご用意いたします。お一人部屋利用の方は、お一人様で1つのゲルを利用、お二人様はお二人で1つのゲルを利用できるように手配させていただきます。シャワーやトイレは、別棟で共同での使用になり、不便な面もありますが、その経験も、きっとゲル宿泊ならではの良い思い出になることでしょう。

モンゴルの星空観賞

ゲルの星空観賞(イメージ)

モンゴルの星空(イメージ)

静寂に包まれ、まわりに人工的な明かりが少ないモンゴルの大草原での夜。特に月明かりがない新月の頃は、漆黒の夜空が広がり、天候が許す限り満天の星を見ることができます。温かいお飲み物とともに、まるで、空からこぼれ落ちてくるかのような星空を眺める体験は、忘れられない思い出になることでしょう。ユーラシア旅行社のモンゴルツアーでは、新月周辺に星空観察を設定したツアーもございます。
※天候によっては、星空がご覧いただけない場合もございます。

モンゴル大帝国の偉大なる遺産カラコルム

カラコルム

帝国の偉大なる都

カラコルムの遺構

かつての寺院跡

かつてモンゴル帝国の首都がおかれたカラコルムは、当時、東西交流の十字路として重要な地位を占めていました。 この地に残るエルデニ・ゾー(モンゴル仏教のお寺)は、大草原の中に残るモンゴル帝国の最古の寺院で、現在も僧たちが修行に励んでいます。 大草原に佇む壮大な仏教建築や遊牧民文化の発祥地であり、かつての栄華が偲ばれるカラコルムを含むオルホン渓谷周辺は、2004年「オルホン渓谷の文化的景観」として世界遺産になりました。

夏は、ナーダム祭を見に行こう!

ナ-ダム祭とは?

ナーダム祭

ナーダム祭にて

モンゴル中が沸く、夏の祭典ナーダム祭。毎年モンゴルの革命記念日(7月11日)に行われる、国を挙げての祭典です。お祭りの当日には、草原に暮らす遊牧民が家族総出で会場に集まります。ナーダム祭では、相撲・弓・競馬の三種目が競われます。

夏は、野花が開花するシーズン

テレルジの花(イメージ)

テレルジにて(イメージ)

ウランバートルから約70km、山々や森に囲まれた保養地として人気のテレルジ。例年6月中旬以降から8月までは野花が咲きます。奥テレルジでは、草原に高山植物が咲き誇ります。一部のコースとなりますが、ユーラシア旅行社では、モンゴルの高山植物を散策しながら鑑賞するハイキングを含めた日程もあります。夏に逞しく開花した花々をお楽しみください。

※開花の状況は、その年の気候・気象条件によって前後することがあります。

民族音楽を楽しむ

モンゴルの伝統的な歌唱として、オルティン・ドー(長い唄)、ボキン・ドー(短い唄)、ホーミーなどが有名です。特にホーミーは一人で同時に高音と低音を出す歌唱法として知られています。モンゴルの民族楽器では馬頭琴(モリン・ホール)が日本でも有名です。ユーラシア旅行社のモンゴルツアーでは、各コースにモンゴルの伝統音楽と舞踊コンサートを組み込んでおります。

滅多に経験できない、忘れられない冬のモンゴル

マイナス15~30℃の極寒のモンゴルへ!

モンゴルの冬の寒さは厳しく、マイナス15度~マイナス30度!草原地帯は、雪が積もり、一面の雪景色になります。水に濡らしたタオルを振れば、あっという間にタオルが凍り、凍ったバナナで釘が打てます。しかし、そのような極寒-30度のなかで見る初日の出を経験されたお客様の声は、意外と(!?)好評で、「なかなかできない体験ができた!」「忘れられない思い出になりました!」とのお言葉をいただきました。

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添乗員付きツアーの旅行代金は全て総額表示です。
空港税・宿泊税や燃油サーチャージは追加徴収いたしません。
出発前の大幅な追加請求や空港税・宿泊税の支払いのために旅行中に手元の残金を気にかける必要がありません。
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