ローヌ川とライン川、欧州南北大縦断リバークルーズ/乗船記
ヨーロッパの町々に新緑が溢れ始める5月初夏。
南仏アルルからリヨン、スイスのバーゼルからライン川でドイツ各地を巡り、オランダのアムステルダムまでのリバークルーズに同行させて頂きました。
ローヌ川の「ヴァンゴッホ号」とライン川の「シンフォニー号」のクルーズ旅行中は、素晴らしい体験の連続でした。この旅では、クルーズ船に乗船しながら南フランスの美しい風景を眺め、ドイツやオランダの町々を歩き、歴史や文化に触れ、贅沢な時間を過ごしました。
まず、アルルからリヨンまでのローヌ川クルーズが始まりました。アルルは、南仏の明るい日差しが溢れるゴッホゆかりの地です。街には題材になった「跳ね橋」や「夜のカフェテラス」が今も色鮮やかに息づいています。
ゴッホ作品『カフェ・ヴァン・ゴッホ』付近にて/アルル(フランス)
またローヌ川河口の広大なカマルグ湿原にはピンクフラミンゴなど様々な渡り鳥が飛び交い、「カマルグ馬」と呼ばれる白馬に跨った牧童達が荒々しく闘牛を追い立てる、フランスの新たな一面も見ることができました。
船上から眺めるローヌ川岸の景色は変化に富んでいて、とても印象的です。
川岸に広がる緑豊かな自然や小さな村々を過ぎると突然古城が出現したり、まるで絵画の中を進んでいるかのようです。かつて教皇庁が置かれ、立派な城壁に囲まれたアヴィニヨンを眺めたり、ローヌ川最大のボレーヌ水門(23ⅿ)の通過は圧巻でした。

リバークルーズでは寄港地の新鮮な食材を仕入れながら進みますので、地元の料理を楽しむことができるのも楽しみです。フレンドリーなスタッフがアルザス地方の民族衣装で郷土料理をサービスしてくれることもあり、気分も盛り上がります。
フランス・ローヌ川のクルーズ船だけにワインと地元のチーズの組み合わせは絶品でした。
いよいよ第一部の最終地リヨンに接岸です。
仲良くなったヴァンゴッホ号のスタッフともお別れです。他の観光客と一緒にバスに乗り込み、ブルゴーニュ地方の田園風景の中を走りスイスのバーゼルを目指します。
ずっと船の移動が続いていたのでバスの移動も何だか新鮮な気分です。
陸路国境を越えてスイスに入国です。次はライン川の「シンフォニー号」に乗船です。

バーゼルからアムステルダムまでの旅は、また違った魅力がありました。
ライン川の景色は、ローヌ川とはまた異なり、丘の斜面に古城や美しいブドウ畑が連なり、まるで映画のワンシーンのようです。ライン川のクルーズ中、船上からの景色は常に変化していて、どの瞬間も新鮮でした。
特に前半は川岸の城や村々が美しく、ハイライトであるライン渓谷は思わずシャッターを押したくなる風景の連続です。
旬の白アスパラが並ぶマインツの市場を散策し、ライン・モーゼル川の合流地コブレンツではロープウェイに乗って上空から大河の合流点を眺めたり、大聖堂の街ケルンも訪れ、ドイツの歴史や文化に触れる機会もありました。ドイツも下流地域に差し掛かると両岸にはデュッセルドルフをはじめとするルール工業地帯の大都市が増えてきます。
ついに旅の最終地に近づいてきました。
朝、気が付くと船は音もなく静かにアムステルダムに接岸していました。
運河と橋が多く、街のどこを歩いてもフランスやドイツと異なる、オランダならではの「楽しさ」があふれているような気がしました。
オランダ野外博物館にて(寄港地:ナイメーヘン)
次回は、是非ドナウ川のリバークルーズに乗船してみたいです。
※こちらの乗船レポートは2024年5月に弊社添乗員が実際に乗船した時の内容をもとにしていますが、安全運航や船会社の判断により寄港地は変更となる場合がございます。また、年によってクルーズ内容が異なる場合がございます。
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