世界自然遺産に登録された知床は大自然のワンダーランド。ウトロ、知床岬、羅臼まで、じっくりと観光する旅行・ツアーはいかがでしょうか。

知床半島とは?

知床基本情報

けもの道ウォーキング(イメージ)

北海道東部、いわゆる道東の東端に位置する知床半島の名前は、「地の果て」を意味するアイヌ語の「シリエトク」に由来しています。地の果ての名の通り、長い歴史を通じて人間があまり入り込むことなく、現代においても「日本最後の秘境」と呼ばれる程です。知床の大自然は陸海双方で豊かな生態系を育み、知床国立公園と周辺の海洋を含め、2005年世界自然遺産に登録されました。

知床半島には四季折々の魅力があり、一年を通じてベストシーズンと言えます。春の新緑と花々、夏の野生動物、秋の紅葉、冬の流氷、そして季節ごとに味わえる旬の味覚。知床の魅力は一度だけでは味わい尽くせないと言われる所以です。夏のヒグマ、秋の紅葉、冬の流氷と季節ごとの見どころがあり、リピート訪問する人も多い観光地です。

知床半島への交通手段、アクセス

空路の場合、女満別空港が最寄りとなります。陸路移動の手段は、自家用車やレンタカー、タクシーでの移動が便利です。
公共交通機関を利用する場合は、知床の観光拠点となる宿泊ホテルが集中する地域まで鉄道が伸びていませんので、JR知床斜里駅まで移動し、そこから路線バスに乗り換え、ウトロ温泉バスターミナルまで向かう必要があります。

知床の気温とベストシーズン

知床半島の気温は、朝晩と日中で寒暖差が大きいです。6月と9月の最高気温は17~19℃、7~8月の最高気温は20℃前後ですが、最低気温は10~15℃と朝晩と天候状況などによっては寒くなりますので、ダウンなどの防寒着を準備していく必要があります。

知床半島の外せないみどころ、おすすめ観光スポット

知床五湖

知床五湖ハイキングの道(一例)
知床五湖
知床五湖の一湖付近の木道
一湖近くの木道

知床半島のウトロ側、森に囲まれてひっそりと佇む5つの湖を巡るための遊歩道が整備されています。五湖すべてを巡るコースの所要時間は約3時間。そのほか、約40分~1時間30分のコースもあります。ここでは、透明度の高い水を湛えた湖面が周囲の木々や山を映す景色、野鳥や昆虫観察などで楽しむことができます。

知床岬クルーズとヒグマウォッチング

羅臼のクジラ・イルカ・バードウォッチングクルーズ
羅臼のクジラ・イルカ・バードウォッチングクルーズ(イメージ)

知床半島の先端である知床岬までは陸路で行く道がありません。そのため、原始の自然景観が残る知床岬付近を見るには往復約4時間の知床岬クルーズに乗船する必要があります。運が良ければ、海岸線沿いにヒグマが姿を現したり、イルカやクジラが海面に浮かび上がって来ることもあります。

オシンコシンの滝

オシンコシンの滝(6月)
オシンコシンの滝

日本の滝100選にも選ばれているオシンコシンの滝。滝が二つに分かれているので「双美の滝」とも呼ばれています。展望台から迫力のある滝を眺めることが出来ます。

けもの道ウォーキング

知床けもの道トレッキング
けもの道ガイドウォーク

知床半島の穴場的名所。手つかずの大自然が残る森を抜け、オホーツク海を望む断崖まで歩きます。道中、豊かな植生を楽しみつつ、たまにエゾシカが現れることもあります。断崖からは北東に伸びる知床半島を見渡すことができます。

羅臼湖・三の沼トレッキング

羅臼湖
羅臼湖

知床半島の南側に広がる羅臼地域。シンボルの羅臼岳(1660m)が後方に聳える羅臼湖一帯にも魅力的な自然風景が広がっています。羅臼湖まではいくつかのルートがあります。そのなかのひとつ、三の沼まで行くルートの所要時間は往復2.5時間ほど。道の状況によっては、くるぶし上まで水に浸かる箇所があり、長靴を履いていく必要があります。

知床半島の野生動物

ヒグマクルーズ
クルーズ中に見かけたヒグマ
エゾシカ
ハイキング中に見かけたエゾシカ

手つかずの大自然が広がる知床半島は、野生動物の楽園でもあります。各地で生息地を奪われてきた日本最大の陸上生物であるエゾヒグマも知床では生活圏を守られ、のんびりと暮らしています。特に夏や秋には、クルーズで見かけるチャンスがあります。
逆に、知床五湖やけもの道ウォーキングなど遊歩道沿いにヒグマが出現してしまったため、遊歩道が閉鎖してしまうこともあります。ヒグマの出現情報は主要観光地等で手に入れることができます。

エゾシカは知床各地で会える可能性が高い動物です。また、夜の動物ウォッチングでは、運が良ければ、エゾキツネに出会えるチャンスもあります。

秋の紅葉に染まる知床

知床五湖(10月上旬)
知床五湖(10月上旬)

例年10月上旬頃に一足早い紅葉を迎える知床。木々が黄金色や紅色に染まり、夏とはまと異なる美しさを醸し出します。特に知床五湖周辺や羅臼岳付近がおすすめ紅葉スポットです。運が良ければ、冬眠前の熊に出会える可能性もあります。

冬の知床名物、流氷

氷砕船クルーズ(オーロラナビ)
砕氷船クルーズ(イメージ)

ロシアのアムール川で生まれた流氷は、オホーツク海を徐々に南下し、1月頃知床に達します。流氷が海を埋め尽くす絶景を陸から眺めたり、条件が良ければ実際に自分の足でも流氷の上を歩くことが出来る流氷ウォーキング、さらにウトロから砕氷船クルーズツアー等、様々な形で冬の風物詩である知床の流氷を楽しむことができます。

知床グルメ、おすすめ料理

知床のウニ・いくら丼
ウニ・イクラ丼(イメージ)
知床のホッケ
知床のホッケ(イメージ)

知床では、ホッケ、鮭やカニ、ホタテにウニ、イクラなど豊富な海の幸を味わうことができます。昼食は地元で評判のお店でウニ・イクラ丼や名物ホッケをお楽しみいただき、ホテルではお好みで召し上がれるバイキングの日や北海道名物料理の定食等をご用意しています。
※料理内容は時期、仕入れ状況等によって変わります。

宿泊はオホーツク海を望む高台に位置するホテル知床(ウトロ温泉)

知床観光の基点となるウトロ温泉に位置する老舗であるホテル知床。周囲の大自然に抱かれ、展望露天風呂やラウンジ等からは雄大なウトロ湾とオホーツク海を一望する事が出来ます。開放的なロビーから設備が整った客室まで、館内も快適にお過ごしいただけるでしょう。
※ツアーや出発時期によっては他ホテル宿泊となる場合がございます。詳しくは日程表をご参照いただくか、お問い合わせください。

添乗員が語る知床の魅力

03-3265-1691

営業時間 10:00~17:00(土日祝除く)

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