古代より中世にかけて、信仰によって多くの参詣者たちが熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へ参詣しました。古来の信仰の径はその後の時代も廃れることなく、今日でもパワースポットとして多くの人を惹きつけ続け、2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にも登録されました。

熊野古道とは

熊野古道とは、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に向かう参詣道をさします。紀伊半島西側の田辺から山中を抜ける「中辺路」、海岸線を進む「大辺路」、そして高野山と結ぶ「小辺路」の三つのルートと伊勢神宮と結ばれた「伊勢路」が開拓され、平安時代以来1200年以上もの長い年月に渡って信仰の路(みち)として多くの参詣者が辿ってきました。

熊野古道巡礼の地図
熊野古道巡礼の地図

熊野三山とは?その1ー熊野本宮大社

熊野本宮大社
熊野本宮大社

全国に4700社以上ある熊野神社の総本宮。その歴史は古く、既に平安時代から熊野信仰が高まり始め、貴族や上流階級が熊野古道を通って参詣していました。室町時代に入ると、一般市民にもその波が広がり、熊野三山の中で最も奥に位置している熊野本宮大社を目指しました。現在見られる社殿は19世紀初頭に建立され、主神家都美御子大神を祀っています。

熊野三山とは?その2ー熊野速玉大社

熊野速玉大社

熊野速玉大社

熊野速玉大社の御神木「梛(なぎ)」

熊野速玉大社の御神木「梛(なぎ)」

港町新宮に位置し、その名は熊野速玉大神に由来していると言われています。丹塗りの社殿は色も鮮やかです。境内には、樹齢千年を越えると言われるご神木「梛(なぎ)」の木が今日も熊野詣の参詣者たちを温かく見守り続けています。

熊野三山とは?その3ー熊野那智大社

熊野那智大社

熊野那智大社

熊野那智大社

熊野那智大社

熊野夫須美大神を祀り、縁結びの御利益で時代を越えて信仰され続けています。また、八咫烏(やたがらす)も祀っているので古くから交通・水運の守り神として信仰され、現代においてもサッカー日本代表のエンブレムに八咫烏の姿が見られます。

熊野古道その1ー中辺路(なかへち)

熊野古道の中辺路

熊野古道の中辺路

熊野古道の中辺路

熊野古道の中辺路

紀伊半島西部の田辺から内陸部の熊野本宮大社を通って熊野那智大社、熊野速玉大社まで結ぶ中辺路(なかへち)は、熊野古道の中でも公式参詣道として歴史を刻んで来ました。長く険しい道は山岳修行色も強かったのですが、「蟻の熊野詣」と呼ばれるほど数多くの参詣者がこの道を通って熊野三山への熊野詣を達成して来たのです。

熊野古道その2ー大辺路(おおへち)

熊野古道大辺路の長井坂
熊野古道大辺路の長井坂

紀伊半島西部の田辺から海岸線沿いに那智までを結ぶ大辺路(おおへち)は、中辺路の補完的参詣道として機能していたと考えられています。海岸線沿いは近代以降開発が進んでしまった為大辺路の名残は随所にしか残っておりませんが、峠から望む海の光景は絶景です。

熊野古道その3ー小辺路(こへち)

熊野古道の小辺路
熊野古道の小辺路

高野山から山々を縫って熊野本宮大社までを結ぶ小辺路(こへち)は、距離は短いながらも道は最も険しい為、一般的な参詣よりも修験に利用される事が多かった道です。ツアーでは小辺路のみどころの一つ、果無峠(はてなしとうげ)を歩きます。

熊野古道その4ー伊勢路(いせじ)

語り部と歩く伊勢路(熊野古道)

語り部と歩く伊勢路(熊野古道)

伊勢路、波田須の展望台

伊勢路、波田須の展望台

伊勢神宮から熊野までを結んでいたのが伊勢路です。熊野古道の中では最も距離が長く、唯一三重県側から熊野詣に至る道でした。主に下流階級が利用して来た道という歴史的背景もあって、和歌山側と比べて知名度は低かったのですが、近年整備が進み、周囲の景勝地や自然に抱かれたコースを歩く人が増加しています。

◆伊勢路のハイライトを動画でご紹介◆

熊野古道その5ー川の古道舟下り

川の古道舟下り

川の古道舟下り

川の古道舟下り

川の古道舟下り

熊野本宮大社から熊野速玉大社までは歩くのではなく、川下りで至るルートもありました。かつては皇族や貴族たち等ごく一部の上流階級者が利用したルートです。現代でもそのルートの約半分、清流熊野川を木舟でゆったり、両岸の景色を眺めて川を下りながら、古に想いを馳せる貴重な体験です。(乗船約1.5時間)

熊野古道のおすすめは、語り部と歩く事

熊野古道の語り部
熊野古道の語り部

語り部とは、時代を越えて各地に息づく伝承、歴史、民話などを現代に語り継ぐ人です。熊野古道歩きは、地元の語り部とともに歩むことで点と点ではなく、周囲の自然、生活、歴史がそれぞれに繋がってより印象深い旅路になります。ツアーではどの古道歩きにも現地の語り部が同行します。

那智の滝(大滝、二の滝)

那智の大滝

那智の大滝

那智二の滝

那智二の滝

日本三大瀑布に数えられる、日本を代表する滝の一つ。落差は133mで直瀑としては日本一の高さを誇り、水量も日本一の名瀑です。滝自体がご神体として太古より崇められており、熊野三山とともに見逃せない場所です。

紅葉の熊野古道、時期とみどころ

紅葉の熊野古道(イメージ)
紅葉の熊野古道(イメージ)

熊野古道周辺地域の紅葉時期は、例年11月中旬から下旬頃にピークを迎えます。真っ赤に染まる紅葉が古道を彩り、山々のパノラマが燃ゆる風景も必見です。

熊野古道周辺で食べたい料理、名物

熊野古道弁当(一例)

熊野古道弁当(一例)

マグロ料理(なぎさや一例)

マグロ料理(なぎさや一例)

熊野牛(熊野俱楽部提供一例)

熊野牛(熊野俱楽部提供一例)

熊野古道歩きのおともには、是非名物熊野古道弁当を!古の参詣者のように、熊野の厳かな自然に囲まれて食べる地元の素材を用いた質素ながらも美味であるお弁当の味は格別です。
宿泊の夕食では、生マグロ水揚げ日本一を誇る勝浦のマグロ、かつて参詣の荷役を担った牛にルーツを持つと言われる貴重な熊野牛、他紀伊の海の幸、山の幸一杯のお食事をお楽しみください。

熊野古道ツアーの宿泊

熊野俱楽部(利用一例)

熊野俱楽部(利用一例)

熊野別邸中の島(利用一例)

熊野別邸中の島(利用一例)

熊野古道を訪れるツアーでの宿泊は、概ね熊野の自然の中に根差した施設が中心です。内部は近代的で快適に過ごす事ができ、温泉で日中や日々の疲れをたっぷり癒すことができます。
※宿泊施設は時期やツアーによって異なるため、詳細は下部ツアー日程表をご参照下さい。

熊野古道を歩く、ハイキングする際の服装、装備

ハイキング服装(イメージ)
ハイキング服装(イメージ)

ツアーで歩く熊野古道のルートは概ね整備されており、初級ハイキングレベルで特別な装備は必要ありません。語り部と添乗員の二名体制で歩き、随所で話を交えながら進んで行きます。服装、装備につきましては、図のイメージを参考に、ご準備ください。

添乗員が語る熊野古道の魅力

【オンラインライブ説明会】-世界文化遺産-語り部が説く、熊野古道参詣のすすめ

熊野古道とは?何故世界遺産に選ばれた?実際に歩くのは大変? 語り部として実際に多くの参詣者を案内してきた水本さんが疑問点や不安点から熊野古道の旅の魅力までをたっぷりとご紹介します。また、熊野の旅に同行してきた添乗員より、各参詣道を巡るツアーのポイント、食事や宿泊等を含めてご案内致します。

↓視聴はこちらから↓

協力:古道語り部・熊野赤リュック

03-3265-1691

営業時間 10:00~17:00(土日祝除く)

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