輝く紺碧のエーゲ海に映える白壁の家並みが印象的でいまや地中海を代表する景勝地になったギリシャのサントリーニ島。島の名前は聖イレーネ(サンティレーネ)が、この地で304年に没し、島の守護聖人となったことが由来です。サントリーニ島の中心フィラの街、そしてサントリーニ島を代表する景観が広がるイアの街。わくわくがいっぱいのサントリーニ島を訪問したら必見の場所をご紹介!

サントリーニ島とは

サントリーニ島は、ギリシャのどこにあるの?

群島国家ともいえるギリシャに属すサントリーニ島は、エーゲ海にある227の有人島のひとつ。ギリシャ本土の首都アテネから直線距離で南東約230kmの場所にあります。ギリシャの首都アテネからサントリーニ島までの移動手段は、主に2通り。ひとつは飛行機(空路)の場合、アテネから国内線で約40分ほど。もうひとつは船(フェリー)。アテネ近郊のピレウス港から約5時間かかります。そのほか、近隣のミコノス島などからも数時間の船(フェリー)移動で行くことができます。

サントリーニ島のベストシーズンは?

春は野花の季節(イメージ)
春は野花の季節(イメージ)

煌めく太陽、真っ青な海。夏のバカンスやリゾートを彷彿させるサントリーニ島への旅行シーズンは、ずばり4月~11月。7、8月を夏と捉える日本では、その前後の月が旅行シーズンとはぴんとこないと思います。しかし、エーゲ海の島々においては4月で30℃(晴天時)を超える気温になり、日差しは強烈です。5~9月は、さらに日差しが強烈になり、帽子、サングラス、日焼け止め、服装は肌へ直接日差しがあたらないよう薄手の長袖など、日差し対策(現地では水分補給もお忘れなく)をしっかりとしていくことをお勧めします。
熱中症を心配される方や野外を歩く観光が多い旅行では、天候や日によっては厚手めの上着が必要な気温(15℃前後)になることもある4月や10-11月がおすすめです。
*冬期は、サントリーニ島のホテルやレストランのほとんどが休業となりますのでご注意を!

サントリーニ島を訪れたら外せない、「イアの街」

青×白の可愛らしい街

サントリーニを代表するイアの景色

サントリーニを代表するイアの景色

サントリーニ島の有名な青いドーム、イアの街

サントリーニ島の有名な青いドーム、イアの街

サントリーニ島を代表し、ひとめぼれしてしまう光景は、北端のイアの街です。可愛らしい水色のドームをかぶった白い外壁の建物が斜面を埋め尽くすように建ち、その奥には美しい青さをたたえた海。夕陽鑑賞スポットとしても有名です。エーゲ海に沈んでいく夕景も素晴らしいですが、白い外壁の建物に夕陽があたりオレンジ色に染まり、徐々に夜の闇に浮かびあがる街の景色もお見逃しなく。

サントリーニ島の中心地「フィラ」

~歴史を学べる博物館、そぞろ歩きの路地、おしゃれなカフェレストラン~

島の中心フィラ

島の中心フィラ

フィラの小路

フィラの小路

サントリーニ島を訪れたら、絶対に足を踏みいれるのが島の中心フィラの街。300mの断崖の上にあり、中心地は迷路のような小路が張り巡らされ、通り沿いにはお洒落なデザインのアクセサリーや雑貨、カフェやタベルナなどが建ち並びます。ちょっと道から逸れた場所を見れば、エーゲ海を望むカフェのテラスだったりと思わぬ発見の愉しみもあります。 街には古代ギリシャの遺跡からの発掘品を展示した先史博物館もあり、島の南部にある遺跡から発掘されたものが展示されています。 断崖下には大型クルーズ船のテンダーボートや火山島クルーズ船が発着する旧港があり、588段の階段もしくはロープウェイで行き来ができます。シーズン中は階段を上り下りするロバもいますので、すれ違い時にはぶつからないように、気を付けてください。

アトランティス伝説の島?!火山でできたサントリーニ島

火山島(パレア・カメニ)から眺めるフィラの街

火山島(パレア・カメニ)から眺めるフィラの街

パレア・カメニ島に上陸

パレア・カメニ島に上陸

サントリーニ島自体は、火山活動により海底隆起でできた島です。紀元前3,000年ごろには、クレタ島に似たミノア文明がこの島で栄えていましたが、紀元前1,500年ごろの大噴火による陥没で、もともとは1つの楕円形の島の中心が海の底に沈み、華やかな文明は一挙に滅び、島の形は三日月のような形になりました。このことから、サントリーニ島が幻のアトランティス大陸なのではないかとも言われています。

かつての火山活動で海に沈んだ島の中心には、紀元前196年からの海底噴火で出来たパレア・カメニ島と1573年からの度々の海底噴火で出来たネア・カメニ島があります。前者のパレア・カメニ島に上陸し、後者のネア・カメニ島近くに停泊する火山島クルーズというのがありますので、サントリーニ島のいまも息づく火山を体感したい方は、是非行ってみてください。

古代遺跡を訪れて島の歴史に触れてみよう(サントリーニ島・遺跡)

古代ギリシャ遺跡ティラ

古代ギリシャ遺跡ティラ

古代ギリシャ遺跡アクロティリ遺跡、発掘中

古代ギリシャ遺跡アクロティリ遺跡、発掘中

紀元前3000年前から文明が栄えていたサントリーニ島。島の南部には2か所の古代ギリシャ遺跡があります。 ひとつは、島の南東に位置する古代遺跡ティリ。紀元前12世紀にドーリス人が島に渡来し、紀元前9世紀に築いた町がティラです。ヘレニズム時代に城塞化しましたが、13世紀に町は放棄されました。 もうひとつは島の南部に位置するアクロティリ遺跡。ここは紀元前1,500年ごろの大噴火による火山灰に埋もれ、放棄された町の跡。まだまだ発掘調査が進行中で、発掘現場見学も兼ねるかたちでご覧いただけます。

火山島からイア、フィラを巡る動画

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