イタリア、フランスなどのヨーロッパの美しい国々の源流をたどると、4000年の歴史を誇るギリシャの地に至ります。そこは、今も生き生きと語り継がれる神話の世界や、厳しい自然の中で原初のキリスト教精神を受け継ぐ正教の祈りの声、碧いエーゲ海に輝く白い家並み、そして明るく陽気な人々を抱く表情豊かな国です。
※添乗員付きツアーや個人旅行などにより訪問地が異なります。詳細はパンフレットをご覧ください。

ギリシャとは

ギリシャ基本情報

【面積】131,957平方キロメートル(日本の約3分の1)
【人口】約1,081万人(2015年)
【首都】アテネ(人口約300万人)
【民族】ギリシャ人
【言語】現代ギリシャ語
【宗教】ギリシャ正教
【時差】日本よりマイナス7時間(サマータイム時はマイナス6時間)

古代都市国家の旗手、首都アテネ

パルテノン神殿、アテネ

パルテノン神殿、アテネ

国立考古学博物館、馬に乗る少年

国立考古学博物館、馬に乗る少年

古代地中海世界の中心アテネ。都市国家として名声を極め、民主主義(デモクラシア)が生まれたアテネは、古代ギリシャ文明衰退の後も学問の都として栄え、ローマ帝国、ビザンチン帝国など幾多の国から学問を志す人を受け入れ続けてきました。世界遺産のシンボルでもあるアクロポリスの丘。その上にそびえるパルテノン神殿は、街の守護神で智恵の女神アテネを祀るために造られた建物。激動の歴史を見守りながら、今日に至ります。ツアーでは、アテネでは散策に便利な立地の5つ星ホテルに宿泊し、パルテノン神殿や、2009年にオープンした新アクロポリス博物館、“アガメムノンの黄金マスク”はじめとした、ギリシャが世界に誇る国宝級の出土品を収蔵する考古学博物館等、アテネの栄光を伝える観光地を丁寧に巡ります。

青と白の世界、サントリーニ島

サントリーニ島、夕陽の街イア

サントリーニ島、夕陽の街イア

サントリーニ島の有名な青いドーム、イアの街

サントリーニ島の有名な青いドーム、イアの街

輝く紺碧のエーゲ海に映える白壁の家並みが印象的でいまや地中海を代表する景勝地になったサントリーニ島。サントリーニ島に宿泊するツアーはもちろん、クルーズで寄港するツアーも追加料金なしで、白い家に青い屋根で有名な夕陽の街イアにご案内します。しかしながら、青い海白い家以外にも、この島には魅力がたくさんあるのです!そもそも他の島と異なり、火山の噴火によって形成された巨大なカルデラの上に街が築かれているので船で島に近づく時の迫力はさることながら、北端のイアの街では、カルデラ島の斜面を埋め尽くすように家々が並ぶとても不思議な光景が印象に残ります。そして、遥か昔、3500年程前に栄えた町が噴火した火山の火山灰に埋まり、そのままの形で残った遺跡(アクロティリ遺跡)も必見です。サントリーニ島の中心、フィラの街にある先史博物館には遺跡で発見された民家に描かれた壁画が展示されていて、当時をしのぶこともできます。どこを見ても絵になる島を味わい尽くすには、クルーズよりも島に宿泊するのがお勧めです。時間のある方は、宿泊してじっくりいろいろなところを巡るのが良いでしょう。島の独自の製法でつくられるサントリーニワインも是非、お試しください。 サントリーニ島各地の魅力はこちらの特集もご覧下さい。

迷路のような白い町と風車を見に、ミコノス島へ

ミコノス島の風車

ミコノス島の風車

ミコノス島、リトル・ヴェニス

ミコノス島、リトル・ヴェニス

ミコノス島のペリカン

ミコノス島のペリカン

サントリーニ同様、青い海と白い家々の美しい島ですが、丘の上の風車やリトル・ヴェニスと呼ばれる海にせり出した一帯はこの島に独特の可愛らしい風景をつくっています。猫たちのくつろぐ様子はまさにエーゲ海の楽園といった風情のミコノス島。町の中を散策してみると、まるで迷路のように入り組んでいますが、道に迷ったら海の方へ向かえば元来た場所へ戻れます。真っ白な迷路は美しく、足が止まることはありません。歩き疲れたなら、所々に立つ可愛らしいカフェなどで一休みしてみるのはいかがでしょう。町はビーチと続いているので、浜辺でのんびり過ごすこともできます。
サントリーニ島各地の魅力はこちらの特集もご覧下さい。

騎士団の島、ロードス島

ロードス島、マンドラキ港

ロードス島、マンドラキ港。伝説によると二つの鹿をまたぐ巨大灯台が立っていたとか。

ロードス島、海を望むリンドスの遺跡

ロードス島、海を望むリンドスの遺跡

エーゲ海の最東に位置し、トルコも間近に迫るロードス島。古代ローマ時代には古代の世界七不思議の一つ、港の入り口を跨ぐ大灯台が建っていたとか。中世には、聖ヨハネ騎士団が城塞都市を築き、オスマントルコ軍と激しい戦いを繰り広げました。騎士団縁の建物やミナレットが混在する旧市街を歩くと、古代だけにとどまらない、ギリシャのさらなる魅力を味わうことができるでしょう。 また、ロードス島の観光では、島内にある古代3大都市の一つ、リンドスの遺跡にご案内します。丘の斜面に広がるリンドスの村の白い家々の更に上、丘の頂上にはアクロポリスが。頂上から眺める景色も素晴らしい、ロードス島に行くなら押さえておきたいポイントです。

ミノタウロス伝説の島、クレタ島

クレタ島、クノッソス宮殿

クレタ島、クノッソス宮殿

クノッソスで発掘された牛跳びの壁画

クノッソスで発掘された牛跳びの壁画

ギリシャ最初の文明ミノア文明が栄えたクレタ島。王の住居と言われるクノッソス宮殿は、あまりに巨大で複雑な構造で、ギリシャ神話では、ミノタウロスという半人半牛の怪物を閉じ込める、一度入ったら二度と出られない迷宮として造られた、と語られたほど。発掘者である英国の考古学者アーサー・エヴァンズは、この遺跡を復元したため宮殿遺跡が当時の色に彩色されています。(復元がやり過ぎと、賛否両論ありますが、一見の価値ありです。)また、クノッソス宮殿はじめとするクレタ島の遺跡で発掘された数々の出土品を展示しているイラクリオンの考古学博物館も必見。約4000年も前に描かれた壁画なども非常に興味深いものです。

ザキントス島とケファロニア島

ザキントス島、ナヴァイオ・ビーチ

ザキントス島、ナヴァイオ・ビーチ

ザキントス島、イオニア海の透明な海

ザキントス島、イオニア海の透明な海

ケファロニア島、メリッサニ洞窟ツアーにて

ケファロニア島、メリッサニ洞窟ツアーにて

まだあまり多くの人に知られていないかもしれませんが、近年、ヨーロッパの人々を中心に人気を集めている絶景スポットがあります。その名も、ザキントス島のナヴァイオ・ビーチ(別名:シップレック・ビーチ)です!ここはなんと、映画『紅の豚』の舞台だと言われています。この浜のあるイオニア海は、エーゲ海とは異なり、明るい青の透明な水がとても美しく、晴れた日には海に浮かぶ船がまるで宙に浮かんでいるように見えるほど透明度が高いです。また、手つかずの自然が多く残る島もあり、ケファロニア島では、メキシコのセノーテのような陥没洞窟のボートツアーが人気です。

オリンピアはじめとした史跡の宝庫、ペロポネソス半島

春(3月下旬から4月上旬)、ハナズオウの美しいオリンピアの遺跡(イメージ)

春(3月下旬から4月上旬)、ハナズオウの美しいオリンピアの遺跡(イメージ)

ミケーネの遺跡

ミケーネの遺跡

エピダウロスの劇場

エピダウロスの劇場

古代ギリシャの吟遊詩人ホメロスの一大叙事詩「トロイア戦争」を史実に基づくものと信じ、ドイツ人考古学者シュリーマンがトルコのトロイに続き発見したミケーネ遺跡。前4世紀の建築ながら、今も完璧な音響効果を誇る円形劇場がある、医神アスクレイピオスの聖域として古代の一大医療センダーだったエピダウロス。 3月下旬から4月上旬にはハナズオウの花の名所としても知られ、近代オリンピックの精神と伝統の源流であり、今も2年に一度の夏冬のオリンピックでは、太陽から聖火を得る儀式の場となる古代オリンピア。これらペロポネソス半島に点在する遺跡はもちろん、首都アテネへの貸し出しも稀な珠玉の出土品を展示する付属博物館まで丁寧にご案内します。

神託の地デルフィ

デルフィのアポロン神殿

デルフィのアポロン神殿

デルフィ、付属博物館所蔵、アポロン神の彩色絵皿

デルフィ、付属博物館所蔵、アポロン神の彩色絵皿

予言の神アポロンの聖地デルフィ。古代ギリシャ世界に属する全ての都市国家が、政策や他国との戦争の是非、戦略さえも、このデルフィのお告げ(神託)に頼ったといいます。また、パルナッソス連山に囲まれた険しい地にもかかわらず、ギリシャ神話の主神ゼウスがこの場所を世界の中心と定めたため、世界のへそを表す”オンファロス”という石が置かれていました。オンファロスの複製を付属博物館で見ることができます。また、この博物館の展示品も見事なものなので、遺跡の見学をした後、ゆっくり回ってみるのがお勧めです。

世界複合遺産メテオラ修道院

メテオラ、アギア・トリアダ修道院

メテオラ、アギア・トリアダ修道院

メテオラ奇岩を望むホテルのお庭(イメージ)

メテオラ奇岩を望むホテルのお庭(イメージ)

大河と風雨が削り上げた、天に屹立する奇岩の上に祈りのための庵を築いた修道士達が、やがて共同生活を営むようになりました。重機もない中世の時代にロープを頼りに岩を登り、資材や機材を運び上げて修道院を作り上げました。自然と一体化した美しくも厳しいメテオラ修道院群の姿は、一度見上げたら忘れることができない絶景です。そんな修道院と奇岩をワンショットにおさめる添乗員お勧めの写真撮影ポイントにもご案内します。また、麓のカランバカでの宿泊では、世界複合遺産であるメテオラの奇岩側のお部屋をご用意しました。

北部ギリシャ、マケドニア地方

テッサロニキ、世界遺産のアギオス・ディミトリオス教会

テッサロニキ、世界遺産のアギオス・ディミトリオス教会

ペラの遺跡、ディオニソスのモザイク

ペラの遺跡、ディオニソスのモザイク

世界史に燦然とその名を輝かせるアレキサンダー大王。彼の生まれ育った古代マケドニア王国の都の跡こそ、ギリシャ第二の都市テッサロニキ近郊のペラの遺跡です。博物館には大王の肖像やモザイクが保存されています。また、ツアーでは、前世紀最大級の考古学的発見といわれる、アレキサンダー大王東征の下地を築いた前王であり父親のフィリッポス2世の墳墓(ヴェルギナ博物館)も見学! フィリッポス2世が築き、彼の名を冠した都市フィリピ。ギリシャ北東に位置し、古来より交通の要衝として発展しました。アレキサンダー大王の死後、マケドニアがローマに組み込まれてからも、この町は大いに発展し、聖パウロも伝道の旅でこの町を訪れ、地元の人々に洗礼を授けています。

正教会の聖地アトス山

海から見たアトス山の風景

海から見たアトス山の風景

アトス山の修道院

アトス山の修道院

ギリシャ国内で唯一の自治が認められている女人禁制の聖地アトス山。そのアトス山をのぞむクルーズでは、千年以上前から東方正教会の修道士達が俗世との関係を断ち切るために暮している場所を船から眺めます。なんと、動物の雌も入ることが許されない程の厳格さを極めた、東方正教会の聖地の中の聖地。ちなみに、男性であっても特別に許可をもらわないと入ることは許されません。

輝くモザイク芸術、オシオス・ルカス・修道院

オシオス・ルカス修道院の美しいモザイク
オシオス・ルカス修道院の美しいモザイク

デルフィ遺跡に程近い山間の小さな村はずれ、静かな丘陵にオシオス・ルカス修道院はあります。目を見張るのは、11世紀頃の黄金のモザイクの壁画。ビザンツ帝国の一部だった頃に作られたもので、これほどの保存状態のモザイク画はほとんど残っておらず貴重なこの修道院は世界遺産にも指定されています。

アテネから日帰りで行ける!サロニコス湾クルーズ

イドラ島の街並み

イドラ島の街並み

エギナ島、聖ネクタリオス教会にて

エギナ島、聖ネクタリオス教会にて

ポロス島、時計台から望む海

ポロス島、時計台から望む海

エーゲ海の島を巡りたいけど時間が無い!そんな方にお勧めなのが、アテネからの日帰りサロニコス湾3島クルーズです。サントリーニのような真っ白な街並みは見られませんが、これらの島も素朴で、赤い屋根の美しい風景を楽しむことができます。島でのお買い物や教会・時計台巡りをお楽しみ下さい。ちなみに、エギナ島にはアフェア神殿という古代ギリシャの遺跡もございます。※3島クルーズが含まれているかどうか、ツアーの日程を必ずご確認ください。

新鮮な魚介類と太陽の恵みを受けた野菜!ギリシャ料理

ムール貝

ムール貝

野菜の中にリゾットを詰めて焼いたイエミスタ

野菜の中にリゾットを詰めて焼いたイエミスタ

ギリシャ風ラザニア、ムサカ

ギリシャ風ラザニア、ムサカ

エーゲ海とイオニア海に挟まれ、200以上の島に人が暮らすギリシャにとって、海の幸はかかせないもの!エビ・イカ・タコ・お魚など、様々な魚介料理がお楽しみ頂けます。また、世界でも最高レベルのオリーブオイルの産地として知られており、オリーブオイルをたくさん用いた食文化は”地中海式ダイエット”と呼ばれる無形文化遺産に指定されており、地中海の島々(クレタ島など)長寿でも有名になっています。新鮮なオリーブオイルと、太陽の恵みをたっぷり受けた野菜を使ったスローフードに癒されること間違いなしです。(オリーブオイルをたくさん使用しますので、食べ過ぎは禁物です。おなかがゆるみます...)

*ご旅行金額につきまして*
添乗員付きツアーの旅行代金は全て総額表示です。
空港税・宿泊税や燃油サーチャージは追加徴収いたしません。
出発前の大幅な追加請求や空港税・宿泊税の支払いのために旅行中に手元の残金を気にかける必要がありません。
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